チマリは体長三センチほどの小人だ。

人間の家に住まわせてもらっている小人は、その家の主人のために働くことで恩返しをする。チマリは家具の後ろとか机の引き出しの奥などに隠れている硬貨を見つけて主人の元に返すという仕事をしている。
今日はクッキーか何かの空き缶の中から大量の硬貨を見つけ、朝から大忙しだったようだ。
夜、一日かけて集めた硬貨を主人に渡すと、彼女はとても誉められて大好きなアーモンドチョコレートを一粒丸ごと貰った。彼女はそれを器用にコロコロと転がして自分の寝床に持って帰る。
アーモンドチョコレートなら毎日丸ごとあげるから私の家にも来てくれないものだろうか。ああ羨ましい。