前へ目次 次へ PR 9/98 橋玲馬せんなに関する報告 橋玲馬(はしれま)せんなは体育の授業でマラソンをしていた。彼女は走るのが苦手だった。 彼女は走りかたに独特な癖がついてしまっていたし、走りながら「ほわぁ」とか「へむぅ」とか妙な声を出すため呼吸が乱れやすく、頑張って走っているのに、遅い。 先生や友だちが走りかたを直そうとしてくれたこともあったが、いろいろなアドバイスを受けた彼女は混乱し、ますますおかしな走りかたになったためみんな諦めてしまった。 今日も彼女はみんなから置いていかれて、ひとりぼっちで走る。それでも自分なりに、頑張って走り続けている。