テツヤとカズヤの新パーティ
カリカリ、カリカリと書類に目を通してサインしたり印鑑押したり却下したりと書類と戦っている。
基本的に私に回ってくるのは王である父さんやアムド兄の判断のいらないものなので量自体は父さんやアムド兄達ほど多くは無い。
多くは無いが流石に書類がタウンページ並みの束が5つも6つもあるとかなり精神的にくるものがある。
父さんたちはこれ以上をやっているのだからすごいものだなぁとおもう。
パーティーを解散して一月。
ギルドのほうでもいくつか変わったことがある。
まず私。
名誉Aランク、というランクを作らされ何かあれば動くようにいわれてしまった。
王族なので国優先、と言うのは変わらないが、父さんの許可があればAランクとして動けるようになってしまった。
流石に私ほどの強さとなると手放すに手放せないらしい。
まぁ、基本的には何も無いはずだ。
基本的には。
次にカズヤ、テツヤの話。
カズヤは問題ない。
新しく普人のイリム、猫族のミンをパーティーに加えた。
イリムは回復魔法を、ミンはなんと魔法剣士だそうだ。
魔法剣士は其の名のとおり魔法と剣、其の両方を同時に扱える人物の事を指す。
基本的には普人かドラゴニアンしかなれないといわれている魔法剣士に猫族がなっていることに驚いたのは新しい。
魔法剣士
何故これが普人かドラゴニアンしかなれないか。
単純に体内魔力の問題と魔力制御の問題である。
剣で戦いながら魔法を唱えるとなると思考を一時的に二つに分けなければならない。
剣で戦う思考と魔法を詠唱し構築する思考
其の同時思考が猫族は特に苦手なのだ。
猫族は其の名のとおり猫なので飽きっぽい。
戦い方も単純で突撃あるのみ、立ったりするのが普通なのだ。
なので良くぞまぁ見つけたものだと感心した。
魔法は足を止めて魔法に集中すれば中級が使え剣技も中々な物で遊撃手兼魔法使いという扱いになるらしい
そして、案の定
ロリ巨乳
であった。
実に希少な存在だと思う。
本当、運が良いと言うか神が味方しているというか。
さて、反対にそこで難儀したのは例の如くテツヤである。
ロリパーティーを作る!と豪語したはよいが、パーティーに参加したいという人が物凄い数となった。
無論、本人の意向を最優先としロリを選出したわ良いがそれでも3十数名と言う数。
個人面談を行いアタッカー、遊撃手、魔法使い兼指揮官の選出にテツヤはがんばっていた。
それはもう、命を預けるのだから必死に選出を行った。
その結果
剣士・ミュート(普人)
遊撃手・マリン(普人・姫騎士)
魔法使い・サラス(ハイエルフ)
指揮官兼回復・ポルン(普人)
と言うメンバーになった。
詳しくは会った時にでも説明するとしてなんとエルフのサラスは普人女性と身長の差がないのである。
一般的にこの世界のエルフは身長は普人男性と同じか少し小さい程度。
だと言うのにこのサラス、どうも慎重に関しては伸びることが無いらしくテツヤの好みぴったりに嵌った訳だ。
しかもハイエルフというエルフの上位種、とでも言えばいいのだろうか?
エルフの持つ魔力をさらに多く持ち、エルフの持つ技術を超える技術を持つものたちである。
基本的に人里には現れる事は無く、その目で見るのも始めてであった。
片や魔法剣士のミン(猫族)
片やハイエルフのサラス
二人とも良くもまぁ、珍しい人種を捕まえたと思った。
この調子ならばどうにかなるだろうと思い二人にはギルドで依頼をしてもらっている。
カズヤのチームは「大いなる神壁」
テツヤのチームは「テツヤのロリハーレム」
……哲也には言いたいことが山ほどあったが、それでギルドが通してしまったから文句は言えない。
カズヤの方はとにかく防御優先、ギルドランクが下がってもいいから撤退優先で調査などを主体に行うチームだそうだ。
テツヤは……其の時々で違う。
討伐系、採取系、護衛等々さまざまなものにチャレンジしている。
どちらのチームも現在の所チームとして問題なく活動しているので私の出る幕は無い。
そんな、とりとめも無いことを考えていると
「アキラ、アキラ。手が止まっておるぞ?」
「ん?あぁ、すまんなスーリ」
膝の上にちょこんと座ったスーリに指摘されながら、私は仕事に戻るのであった
スーリやシャルさん達といちゃいちゃさせたい章です




