戦いの後に
「これはまた……信じられない光景ですのぉ」
ギルド長がカズヤとテツヤの二人と共にやってきた。
まぁ、特殊Bランクチームといわれているが実質Bランクと変わらないチームを鎧袖一触してしまったのだから、驚きも余程のものであろう。
端っこに分投げた女性二人も戻ってきてロウのことを回復させている。
「いやはや、話には聞いていたけれども此処まで強いとはね」
「本当よ。ランク詐欺よ詐欺!」
「そう言って貰えれば、戦った甲斐があったというものだな」
私は回復したロウとエースアタッカーのアリアンに文句を言われて上機嫌である。
まぁ、このチームの敗因は最初に私の行動を阻止しようとした魔法であろう。
あれでこちらの動きが完全に見えなくなってしまい妹のブロッカーヴァルの防御が完全に出来ず崩れてしまった。
盾役が無くなれば後は容易にパーティーを壊滅出来るというものである。
「それにしても、盛大に壊れちゃったねおねえちゃん」
「そうねぇ。この剣も此処まで砕かれちゃったら新しいの買ったほうが早いものね」
「いや、其れは本当に申し訳ない。まさかこちらも早々簡単には壊れないものと思っていたので」
「大丈夫、君が気にする事はないよ。丁度報酬も入ってそろそろ武具の新調しようと思っていた所だからね」
「ま、効して壊れちゃった方が後腐れなく新しいのが帰るってものよ。ロウ、今度は鋼鉄じゃなくてミスリルとかどうかしら?」
「いや、ミスリル鋼は扱いが難しいですよ?常に魔力を刀身に送り続けないとただの銀同様に簡単に砕けてしまいますし」
「そうなの?う~ん、前に他のパーティーの剣を見てこれ!と思ったんだけどなぁ」
わいわいがやがや
試合が終わった後の開放感で楽しく皆でお話しをしていく。
その際に、私に対して敬語は要らないと既に言っているので普通に話しかけてくれて嬉しい限りである
このチームの中のよさも認識出来たし私としては文句が無い。
カズヤやテツヤならどうだっただろうか?
ふと二人に聞いてみた
「俺?う~ん……最初の魔法で後ろに飛び出してから行動、かなぁ。ブロッカーがいるから魔法使い倒せなくて苦戦して……其の後は出たとこ勝負?」
「私は最初の魔法を相殺して動き回りつつ遊撃らしいあの男性を牽制しながら魔法使い二人を倒す事が出来るかで変わる感じだな」
ふむ、意外と見てるものだな。
これなら、そろそろパーティー解散しても良いかも知れん。
これ以上は、私の下では成長は望めないだろうしな
それはそれとして
「「弱き者の剣」の皆さん。武具の新調をなさるのですよね?」
「ん?あぁ、其のつもりだよ。なにやら王様から褒美も貰えると言う事だからね」
「クリスティン様に思いっきり壊されちゃったものね~。次の武器は如何しよう?」
「アリアンの武器はあれで結構ガタも来てたから丁度良いといえば丁度良いけどあんな風に割るとは思わなかった」
「私はその場面見てないのですがそんなにですか?」
「うん、剣を防いだと思ったらそのまま握りつぶしてた」
「あらあらまぁまぁ……クリスティン様はお凄いのですね」
私が質問をするとロウが返答し、其処にアリアンが如何しようと悩んでいた。
そしてアリアリンとマルマの二人の魔法使いがそんな事を言って来た。
いや、まぁ、確かにやり過ぎた感は否めないが
「それでしたら褒美とは別に王城の武器庫から好きなのを一つずつお譲りしますよ?」
「何其れ本当?!」
「お、おねえちゃん……」
其の言葉に武器を壊されたアリアンが身を乗り出して乗ってきた
「いや、しかし褒美を貰うのだからそれでどうにかするべきでは」
「気にしないで下さい。武器は本来使うもの。父上も許してくれますよ」
パーティーリーダーロウは良いのだろうかと言う風に思っているが武器庫の中は凄まじい量だ。
鑑定するのも非常に、非常~~~~~~に骨が折れた。
父上に言われて渡せない凶悪な呪いだの、聖剣だのは別の武器庫に物凄い厳重に保存している。
なので通常の武器庫の中のものならば私の権限で好きなものを渡しても問題ないのである。
「では、当日に父上との謁見が終わった後に迎えに行きますので其のときにでも」
「何から何まですまないな」
「いえいえ、私は気にしませんので」
こうして、私と「弱き者の剣」との模擬戦と言うか実践と言うか、そういうものが終わった
更新する日にちがどんどん伸びて行く~
中々、小説を書き続けるのは難しいのぉ




