だから私の顔が周知されないのか……orz
と、言うわけで
「二人とも、出撃準備。ランクBのギルドクエストだぞ」
「マジか?!Cランクの俺達でいいのか!?」
「まて徹夜、詳細を聞くのが先だ。どういう経緯だ?」
かくかくしかじかと説明を行う。
徹夜は特に相手が女性型モンスターだと言う所に目を光らせながら聞いていた。
「一応言っておくが女性型モンスターに性的な意味で捕まったら死ぬからな?」
「徹夜の馬鹿はさておいてだ、救出チームは私たちと同等以上の戦力で間違いないか?」
「いや、間違いだ。戦力的には私を含めた三人で一国の軍隊と対等に戦える。それほどの戦力差がある」
「ならなおさら余裕じゃないのか?」
「お前達の戦闘経験値が他のCランクチームに比べて圧倒的に低い事を加味すればBランクでも厳しいものがあるがな」
問題は此処なのだ。
経験値不足。
戦闘もダンジョン経験も何もかもが足りてない。
そういうものがしっかりとすれば本当に一国を相手にしても負けることは無いのだが
「今回は私も同行する。基本的には気楽にいけるとは言わんがこの麒麟も使うからそうそうな事は起きない筈だ」
「アキラ。早々にフラグの一つが立ったと言う事はもう一つも立った、と考えるべきだと思うか?」
「難しい所だな。本来ああいうフラグは片方だけが立つのが普通だが……ダンジョン内に災害級、Bランククラスのモンスターが居ても可笑しくはないだろう」
「良いね良いね、腕が鳴ってきた!そういえばサキュバスってやっぱりボインのねーちゃん?」
「いや、この世界の普人基準でロリだな」
「よし、俺の嫁に……!」
「モンスター娘まで範囲内だったか、変態」
「セレスたちに近寄らないでもらえるかな?変態徹夜」
「酷くね?!流石に其れは酷いよな!?」
そんなこんなで出撃準備をしてから勇者出発の許可のを貰いに父さんの所に。
既に其処にはアイリ姉やアムド兄、カラド兄、セレスティン姉の四人が揃っていた
「兄さん、姉さん達、どうしたのか?」
「それは私たちの台詞だよ、クリス。ギルドから以来が来たんだって?」
「はい。勇者チームは第一目標にダンジョン攻略、第二目標に共同Cチーム、並びに救出部隊の保護を行いに向かいます」
「ダンジョンはかなりの難易度と聞きます。クリスやカズヤ様であれば早々後れはとらないと思いますが」
ダンジョンからモンスターが溢れ出るなんて前代未聞の自体。
当然セレスティン姉の心配も良く分かる
だが、こういう時行かねばならないのもまた、勇者の役割であろう
……私は勇者ではないのだが
「師匠たる私が見ています。簡単には倒されないと思いますが」
「油断は出来ないと言う事だな?」
「はい。それとカラド兄」
「ん?なんだ?」
「もし可能であればパーティーに参加していただけませんか?第二目標、特に共同Cチームを見つけた際保護する人材が足りないんです」
「ふむ。私も動けるならそうしたい所だったのだがそうも行かなくなってな」
「何か問題が?」
ここでも問題発生。
あの闇奴隷市の首謀者が特殊Bランクチーム「弱き者の剣」に倒されたと言う報告があった。
流石にこのクラスの問題となると王族からじきじきに褒美の品を授ける事になっている。
でもまって欲しい。
「なら、私も居たほうが」
「そう思ったのだがお前は勇者チームのリーダーなのだろう?お前が抜けてしまえば後ろ二人の勇者達が危うい。行ってやりなさい」
「了解しました」
本音を言えばこういう場面に出ないから私の顔を覚えて貰えないのだが……まぁ、いいか。
そういうことで増援は無しか
「少し待てクリス」
「アイリ姉?」
「近衛兵の姫騎士なら出せるぞ、戦力にならないか?」
「なるにはなりますが、ダンジョン内に居るのは男性もです。不意を疲れて其の姫騎士が襲われることもありえますので」
「普人は死に際になると性欲が増すというあれか。其れがなければこちらから増援が出せたと言うのに」
「もっとも、今回は其の男性が生きているのかと言う疑問もありますが」
「相手は女性型モンスター主体だったな。馬鹿徹夜の手綱をしっかりと握り締めておいてくれ」
其れは当然である。
ちなみにアイリ姉と徹夜の関係はまだ一線を越えていない。
けど恋人の雰囲気もあるので良い感じではある。
複雑な心境なのは変わりないけども
「では、改めて行ってまいります」
「気をつけるのだぞ」
「はい、父上」
ダンジョン攻略作戦、開始である
地味~に、不運な主人公なのであった。
次回からダンジョンアタック




