二人のシャルさんの事
シャルロットさんとシャルロッテさんは同じ部屋で過ごすことにしてもらっている。
それと口の堅いメイドさんにお世話をお願いした。
元々一人だったのが二人になったことでどんなことが起こるのかわからないからだ。
そして、アムド兄から言われたどちらかを名義上の姉と妹にするという話を切り出さないといけない。
ちょっと憂鬱だなぁと思いながら部屋を訪ねる
ノックをしてから中から返事があったので入らせてもらう
「失礼する。二人とも元気でしたか?」
「「あ、フドウ君!」」
そういって二人して此方に気が付いたと同時に抱き締められてしまった。
あの豊満でたわわな胸に顔を押し付けられちょっと、訂正非常に幸せな状態になる
「「あのね、聞いて。私がお姉さんに成るって言うのに私ってば聞いてくれないの。あ、また言ってるぅ~!お姉さんになるのは私のほうなのぉ~」」
言い争い?をしながら私を強く抱きしめてくれて、より強く弾力と柔らかい豊満な胸を顔に押し付けられてしまう。
もう、このまま死んでも良いかもしれない
そんな事を考えてしまいながら二人に離す様に諭す。
非常に、非常~に心苦しく後ろ髪を惹かれてしまうが話を進めなくてはならない。
抱きしめてもらうのは後でもしてもらうとして、今はその事を話そうと思う。
「ぷはっ。しかし、決めて貰わないと外に出ることも出来ませんので」
「「其処が問題なのよね。どうしたら良いかしら?」」
シャルロットさんもシャルロッテさんも同じ顔をして困った様子をしている。
此方としてもシャルさん達を外に出したいのでどうにかして決めて貰わないと困る。
どうしようかのぉ?
「なら、もうこの際なので私の右側に居るシャルロッテさんが姉、シャルロットさんが妹と言うことでどうでしょう?」
「あ、私は問題ないわよぉ♪」
「えぇ~、私がお姉さんが良いのに~」
満足顔のシャルロッテさんと不満顔のシャルロットさん。
むぎゅっと正面から抱きしめられて豊満でたわわに実った胸がまたもに直撃する。
だが、今度は前回とは違い、胸に確りとホールドされてしまい息が出来ない。
僅かに呼吸をしてもシャルロットさんの甘い匂いしかしてこない。
このまま胸の中で死ぬのも悪くは無い、と意識を手放してしまいそうになってからシャルロッテさんがシャルロットさんに慌てて離す様に言った事で事なき事を得た。
本当に、死ぬかと思った。
「とにかく、名義上は、ですからシャルロットさんも納得してください」
「は~い……ところでフドウ君って王族なんですよね?」
「えぇ、正式には王位継承第5位、クリスティン・F・イムルガルド。これが私の正式な名前です」
「それだとフドウ アキラと言うのは偽名?」
「偽名……とも言い切れないですが、まぁその辺りはおいおい」
元の世界の名前だ、という事を今説明しても良いが色々とパンクしそうな内容なので今回はパス。
「まぁ、これでギルドに戻ることが出来ますよ」
「は~い。少しはフドウ君に認めてもらえるように頑張るよ~♪」
「私も凄く頑張るよ~♪」
「む?だったら私は凄く凄く頑張るよ~」
「むむ?だったら私は「はい、ストップです」凄く……は~い」
どうやら、元々一人だったときのが災いしてしまいお互いに対抗意識が芽生えている模様。
そんな事で張り合わなくても良いのになぁと思う、私なのであった。
取り敢えず二人に成ったいきさつを話すよりもっと現実的な理由を仕立て上げることにした
1・シャルさんは偽名で本当はシャルロッテと言う名前だった。
2・双子の姉妹がいて、同じギルドにやってきた。
3・妹の名前がシャルロットという名前である。
と言う感じの理由で動いて貰う形になる。
シャルさん達が動くより先にギルド長に手紙をしたため、数日してからシャルさん達にも外出許可を出すようにしよう。
シャルさん達にその事を告げたら問題は無いと言う事なのでこれでよし。
漸く、ギルドに言ってからの一連の騒動に幕が下りた。
この短い期間で本当にいろんなことがありすぎだ。
どさり、と自分部屋のベットに横になる
ふと、今まで考えていなかったが自分の手を見てぼ~としながら
「なぁ、クリスティン。君は本当に之で良かったのか?」
この身体の名前を、口にする。
私はクリスティンにあったことがある。
それは記憶のあやふやなアイリ姉の覚醒の時だ。
あの時、初めて姫騎士として覚醒したアイリ姉はその力を制御できなくなっていたらしい。
ふむ、と頭の中で考えてから和也、徹夜の二人を呼びに外に出る。
やはり、きちんと知る必要がある
私にこの身体を渡したクリスティンの事を。
父、フィン王の所に三人で出向くことにした
ギルドと学園、と銘打っているのにスーリが出てこない……!




