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創造主長様のお仕事  作者: 己龍
第2章 子供+仲間+迷宮=???
29/181

1話 紅蓮の迷宮(下見)

また寝坊しました!

すみません!


8/11

編集前のものをUPさせていました。

さらにすみません!

「はっ!」


リンの剣撃が頭上から振り下ろされる。

俺は当たる寸前に半身になり躱すとリンの腹へと蹴りを入れて距離を取る。


「炎の剛矢(フレイムアロー)!」


詠唱も無しに炎の矢を2本作り出し放ってくる。

この魔法は確か中級魔法なのに無詠唱とは、彼女も成長したものだ。

俺はそれを剣で切るとリンの背後へと回った。


「隙だらけだ。」


そう告げてリンの右腕を切り飛ばした。

傷口から勢いよく流れる血を精霊魔法で止めたようだが出血量が多かったようで足元がおぼつかなくなっていた。


「これで終わりだ。」


俺はリンへと指を伸ばし魔法を放った。

























アルバ王からいらないものをたくさんもらった数日後に俺たちは帝都から馬で南へ2日ほどのところにある初めての迷宮へと挑んだ。

いや、メイとの婚約はいらなくないんだがそれ以外がいらなかった。

いままで馬と呼んできたが動物ではなく魔獣らしく意外と肉食なので準備の際肉類を大量に買い込んだのだが片道だけで用意した分は全てなくなった。

こいつら食べすぎだろう!と馬はこんなに食べるものなのかと思ったがリン曰くこの2頭が異常らしい。

なんでよりによってこいつらを借りたんだろう‥…。

買い込んだ分はなくなったが元々持っている分を無限収納から取り出してなんとか間に合った。

迷宮の入口は騎士達により守られており許可がないものや資格がないものは入れないようになっていた。

騎士達に王からの手紙を渡そうとしたが握手を求められたりサインを求められたりでスルーされ結局渡せなかった。

まぁ後でウル辺りにでも注意しておくよう言っておくか。

どうせ今回は下見だしな。












―紅蓮の迷宮一層目―


背中で声援を受けながら階段を降りると最初の層からすごい熱気が襲ってきた。

周囲は岩だらけでどこからこんな暑さがやってくるのかと思ったがどうやらこの岩自体が熱を発しているようだ。



【熱石】ランクD


空気に触れると熱を発する石。

場所によっては高熱になりとてもじゃないがそのまわりでは人は過ごせない。

でもレイヌ様には関係ないですね!


鑑定してみると説明文に余計なものがくっ付いていた。

あいつ‥‥世界の理を簡単に変えるな!他の鑑定持ちがこれ見たら混乱するだろうが!

またルルの次の定期給料が減るだけの行為にため息を吐きリンを見ると彼女は涼しい顔で歩いていた。


「リンは暑くないのか?」

「暑いですが特に我慢できないほどでもないので。」


まぁ俺も環境対応のスキルはOffにしているし素の防御力を調べるために防具も脱いでいるのに平気だから心配ないか。






しばらくは脳内地図を作成しながら歩いていると奥の方から複数の反応があった。


「敵みたいだな。数は14、もうすぐ目視できる範囲にくる。」

「わかりました。まず私一人で対応します。」


リンが先頭に移動すると同時に前方からわらわらと迷宮魔物(ダンジョンモンスター)がやってくる。

全部小鬼(ゴブリン)だが一匹骨を被った可愛いのがいた。

小鬼治癒師(ゴブリンレリック)で治癒魔法を使うので最初に撃破するのが鉄板だが説明するまでもなく戦い終わったリンはやはり金ランクなのだと再認識した。


「完璧な対応だったね。」

「私の実力はこんなものではありません!さぁレイヌ様、先へ進みましょう!」


褒められたことがうれしいのかスキップしながら進むリンを注意して俺も歩き出した。





―紅蓮の迷宮2層目―



この層は前の層よりもさらに暑かった。

すぐそばではマグマが川のように流れていて見ただけで暑そうだ。

さすがにスキルを使いたくなったがせめてリンと同じ条件で進もうと思い結局使わなかった。

一層目と一緒で小鬼が多くいたが地面部分には岩人形(ゴーレム)が、マグマの中には溶岩魚(マグマフィッシュ)がいた。

溶岩魚は耐熱がある防具に使われるらしく、今のリンの鎧には熱耐性がないので多く狩って帰ったら加工してやろうと思う。

岩人形は非常に硬く、まともにやったら剣が使い物にならなくなるし破壊できないのだがリンはやすやすと切り裂いていった。

剣の性能もあるが彼女の力も相当なものだろう。






―紅蓮の迷宮3~9層―


3~9層は特に暑く、この状況で戦い続けるのは正直難しいだろう。

同じ理由で休憩しても満足に休むこともできないのでこれは消耗戦覚悟で挑んだ方がいいだろうな。

迷宮魔物は1.2層の上位種が多く、大鬼(オーガ)溶岩人形(マグマゴーレム)溶岩戦魚(マグマバトルフィッシュ)などがおりたまに色付きが混ざっていた。3度ほど行進(パレード)に遭遇し俺も戦いに参加したが二人だけでの攻略が厳しいことがわかった。

俺だけなら迷宮を攻略できるがそれでは意味がない。

俺がいなくなっても人の強さは変わらないままになり結局魔物に怯える日々に逆戻りだろうからな。

そろそろ仲間を増やそうかと考えながら進んでいると大きな門に出会った。


「なぜこんなところに門が。これはいったい何なのでしょう。」

「次は10層だからな。おそらく階層主(フロアマスター)までの門だろう。」


どの迷宮にも10層ごとに強力な魔物がいるらしくその層まるごとその階層主とのバトルエリアになっているようだ。

いまだに迷宮は攻略されておらず何体いるのかわからない。

学者たちの間では最後の層には迷宮のボス迷宮主(ダンジョンマスター)がいてそれを倒すと迷宮は一時期活性化しなくなるのではと言われている。

まぁ迷宮自体はこの世界創造時にルルから相談を受けて俺が作るように言ったから学者が言っていることは実は正解ということを知っている。

迷宮は-のリソースを貯めておく場所兼試練として設置を命じたが難易度がおかしいだろう。

これじゃぁ普通攻略なんてできないぞ。


「ここから階層主なのですね。」

「記録を見たがここには2つ頭の牛がいるみたいだ。おまけに2色の色付きときたもんだ。次は俺が闘うからリンは見てろ。」

「そんな!私はまだ戦えます!お供を‥‥。」

「死にたいのか?」


リンに軽く殺気を飛ばし黙らせる。

かわいそうだが仕方がない。


「お前はかなり消耗してるだろう。その状態で色付きに挑むつもりか?簡単に負けるのは目に見えている。」

「‥‥…申し訳ございません。」

「謝る必要はない。この暑さで連戦だ、消耗しないほうがおかしい。なに、これから鍛えればいいんだ。今回は下見なんだからな。」

「‥…はい。今後鍛錬の質を上げようと思います。ご指導をお願いしたいのですが。」

「言われるまでもない。お前は相棒なんだからな、無理やりにでも俺の域にまで引っ張り上げる。」


俺の言葉にリンは少しだけ笑顔を見せ後ろに付いた。

準備もできたしそろそろ挑もうと扉を押した。







―紅蓮の迷宮10層・階層主エリア―




扉を開け階段を降りたときに一番最初に思ったことは涼しいだった。

もちろん今までと比べるとだがだいたい2層目と同じくらいの暑さだろうか。

壁や天井は相変わらず岩だが大きく違う点がある。

まずは高さ。今までは約6.7mほど天井までの高さがあったがこの層は軽く15mはあるだろう。

階段を降りた距離から言ってこの高さはありえないが迷宮自体階層ごとに別空間になっているのでそこは問題ない。

次に地面だ。

いままで岩だったものが燃える草原になっていた。

燃えている草が一面に敷き詰めてあり所々珍しい薬草がある。

終わったら採取タイムといこうか。

だが肝心の階層主がいない。

どういうことだ?俺たちの前には誰も入ってないしここまで来れるとは思えない。

しばらく周囲を警戒していると一部地面の炎が大きく燃え上がり収まると3つ(・・・)の牛が3色のオーラ(・・・・・・)を(まと)い現れた。


「おいおいどういうことだ。記録と違うぞ。」


どうやら-のリソースの影響はここにも出ているようだ。


レイヌ「握手の時相手の手を握りつぶしそうで怖い・・・」

リン「私で練習してください!」

レイヌ「お前はレベル高いから参考にならねぇよ・・・」



【ただいまのルルの給料状態】


次回給料日5割減

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