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階段から転落して思い出しました!89歳まで生きた私、今度の人生は異世界で半島領の次女です  作者:


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通すべき道

「……始めるわよ」


セリアは地図を広げ、指で線を引いた。


「エドラン領都へ向けて、敷設開始」


とはいえ――


「いきなりレールを敷くわけじゃない」


まずは、道筋だ。


「通すルートを確定させる」


視線は真っ直ぐ。


「できるだけ直線的に」


無駄な曲線は距離もコストも増やす。


「地形は確認しつつ、回避は最小限」


そして――


「経費は削減」


短く言い切る。


「無駄は省く。必要な分だけ使う」


理想と現実の間で、最適解を取る。


「……ここね」


指が止まる。最初の基準線。

ここから全てが始まる。


「それと」


メイヤは顔を上げる。


「機関車と車両の増産も進めて」


「了解」


即座に返る。


「数は?」


「余裕を持って」


間を置かず答える。


「敷設が終わっても、動かせなければ意味がない」


当然の話。

だが――見落とされやすい部分でもある。


「同時進行で進める」


線路と、運ぶ手段。

両方揃って、初めて機能する。


「……時間はかかるわね」


ぽつりと呟く。だが。


「止まらなければ、必ず繋がる」


視線は遠く、エドランの先へ。

まだ見えない線路を、確かに描いていた。


「やるわよ」


短く。確かな意思と共に、最初の一歩が踏み出された。

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