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28話
二人はそんな風に言うのである。
私は
「分かりました」
とだけ言って一緒に居ることに……
「それじゃあそろそろ出ようぜ」
「はい」
「そうだな」
そうして三人はお風呂を出ることになったのである。
私は服を着た後、兄に言われた通りに椅子に座って待機していた。
すると、兄は私に向かってこう言ってきた。
「髪が濡れてるじゃないか」
「自分で拭けるから大丈夫ですよ」
私は兄にそう言ったのだが、
「遠慮するなよ」
と兄は言って私の頭をタオルでゴシゴシと拭くのである。
しかし、
私としては早くここから出たかったので……
「痛いです」
と私は言ったのだが……
「我慢しろよ」
「我慢しなさい」
二人ともそう言うのである。
なので、私は諦めることにした。
私はその後兄に髪を乾かしてもらっていたのだが……
「終わったよ」




