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今日って部活ありますか?  作者: 松風 輝
11/13

前日


〜デート(?)の前日〜


貴重な土曜日を部活で潰すというのはどうかと俺は思う。わざわざ自転車で30分かけて学校へ行き、こうやって滴る汗を乱暴にぬぐいながら、ポコポコパコパコ球を打ってるんですよ?


「ちょ、慈本寺先輩!これいつまでつづくんですか!」


「ん〜?これも筋トレ(多球練習)だ!最高だろ?」


「先輩はいい加減なんでも練習を筋トレ扱いするのやめませんか!?」


多球練習とは二人一組でやる練習で一人が球を出し続け、もう一人はひたすらその球を打つというシンプルな練習だ。シンプルな説明でごめんね。


慈本寺先輩の多球練習の場合は出す球の数は彼の気分次第で未知だ。さらに、左右に球を出したりは普通なのだが、なにを思ったのか知らないがたまに本気でスマッシュ打ってきたり、打ってる合間にマッスルポーズを決めるという奇行などもしたりする。


「白茅さん、このくらいの練習で潰れてては明日のスケジュールについて行けませんよ。」


すました顔で俺の方を向いて言ってるが、球出しは的確でテンポが一切乱れていない。てか球速っ!


「俺もだいぶ死にかけてるが、咲穂子の練習相手の美島も活動限界直前だぞ...」


「う...へへへはっ...まだまだでっすね...てかなんでっすか明日のスケジュールとは!?!?」


「明日、白茅さん二人でと出掛けます。」


「は、はう────ッ」


美島はトドメを刺されたかのようにその場に倒れた。南無南無。


その後に、俺も活動限界を迎えてその場で倒れたんですけどね。


〜部活終了〜


卓球部に復帰してー週間が経ったがやはり運動不足のせいか運動神経が悪いのかわからないが、なかなかキツいよ。


「明日春くん、一緒に帰りましょう!これはもう帰るしかないでっすよ!」


「む」


「お、おう帰るか。片付けが終わるまで待っててくれ。」


「承知でっす。」


どこかから怪訝な顔をしてそうな声が聞こえたが、無視して今は球の片付けをしよう。


我が校の卓球部の部員は全員で26人で、昔は県大会にもでているほどの強豪校だったらしい(今の実力は察してくれ)。」


そういえば慈本寺先輩は白茅がいたら地区優勝ぐらいはできるんだがな〜とかいう頭のおかしいことを言ってたな。


「俺が勝てる訳ないだろ。」


中学生の最期の大会の俺の記憶はあまり思い出せないが、個人戦でも二回戦目で負けたし(一回戦目は不戦勝だった)、美島は口をポカンと開けてたが特に意味はないだろう。練習試合の相手強かったらどうしよう。


「白茅さん片付けお疲れ様です。もう帰りますか?」


「ああ、お疲れ。美島と帰るぜ。」


「ふーん」


「なにその反応!?」


咲穂子はジト目で睨んだ後そっぽを向いてしまった。


「じ、じゃあ帰るぞ?あばよ咲穂子。」


「明日が雨でも、車に轢かれて瀕死状態でも、南半球が突然消滅しても来てくださいね。白茅さん。」


「不謹慎だなぁおい!!」


明日起きるパプニングをこの時の明日春は知るよしもなかった。言っておくけど、車には轢かれないよ?南半球消滅しないからね?











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