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ハズレスキルが有能だったので辺境で領地改革するぞ  作者: まめ大福


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ガチャは幸運値によっては物が変わる

 アシュトンの魔力量は普通に使うなら十分過ぎるだけの魔力なのだが、魔法スキル(MAX)をフルに使うとなると話は別問題だった。建築スキルでも、建築資材が十二分にあって、普通の1軒の家を建てるだけなら建てられたが、今回は屋敷で内部も複雑で建築資材が0の状態での建築だったので、入り口の扉部分だけで魔力が枯渇してしまった。でも、普通の家でも建築資材が無いと建てる事は無理だと思う。

 なので、回復魔法(MAX)だが使うなら初級回復魔法までにしておくのが無難だと思う。


 むぎはアシュトンが魔力枯渇になっていたので、住居跡に修復魔法リペアを唱えたら家を完全修復は出来なかったが建築資材である煉瓦は修復する事が出来た。修復した煉瓦を大量に確保する事が出来た。

 アシュトンの魔力を増やさないとこの先で思い通りの事が出来ない可能性があったので、この事は最重要課題だと思う。


 アシュトン自身も魔力枯渇に陥って、目を覚ましたが身体を思う様に動かす事が出来ないでいた。アシュトンは小さい時から魔力量が多いと言われ続けていたので、魔力を使い切って魔力枯渇になるとは思ってもいなかった。

 とりあえず、動ける様になったので神殿に引き返した。アシュトンは部屋でゆっくりと身体を休めながらガチャスキルを見ていた。ガチャを引ける枚数は3枚、この地に来るまでに1枚、そしてむぎが10枚を使った。昨日の段階では1枚だけ残っていたが、毎日2枚チケットを貰えるとなっていたので、確認したら3枚になっていた。ステータスを確認すると何やら四角い物がチカチカ光っていたので、その四角い物を指で押すと、手紙が現れた。手紙の内容は「初めてのガチャで特別ボーナスでチケット5枚。初めての10連ガチャで特別ボーナスでチケット10枚を差し上げます。」と書いてあった。もう一度ガチャを見るとチケット枚数が18枚になっていた。

 むぎが10連ガチャをしたら、すごい物が手に入ったので、10連ガチャをする方がいい物が手に入ると勘違いして、アシュトンは10連ガチャを引いた。ガチャを回してカプセルが11個出て来た。中身は初級回復ポーション1個、初級MPポーション1個、毒消し薬1個、おにぎり1個、毒消し薬1個、初級土魔法、初級火魔法、初級回復ポーション1個、おにぎり1個、初級回復ポーション1個、初級回復MP1個の11個だった。とりあえずはカードホルダーに入れていた。

 アシュトンは自分とむぎとでガチャの中身が違うのはなんでだろうと考えていた。むぎはランクの高い物が出て、自分はランクの低い物が出ていた。


 むぎがアシュトンの部屋にやって来た。「アシュトン、身体は大丈夫か?」「今は落ち着いてきたよ。」「それはよかった。あんまり無理はしないでね。」「スキルであんなに魔力を使うと思っていなくて、心配をかけてごめんな。」「大丈夫ならいいんだよ。」

 アシュトンがガチャの中身の事でむぎに相談した。「むぎちょっと聞いてほしいんだけどいいかな。」「どうしたんだい。」「今しがた、10連ガチャを引いたんだけどランクの低い物しか出なかったんだけど、むぎが回した時はランクのいい物が出てたでしょ。何で違うのかなぁ?」「それは多分だけど、自分は幸運値が高いんだと思う。」「それであんないい物が手に入るんならこれからはむぎに回して貰おうかな。」「アシュトンが良いのなら、自分が引かせて貰うよ。」「いい物が出るんならその方がいいよ。これからはむぎに頼むよ。」

 むぎはアシュトンの体調が戻ってきていたので安心して自分の部屋に戻って行った。


 シルバーフェンリルはダイニングでくつろいでいた。神殿内でシルバーフェンリルがゆったりと過ごせる部屋は1階ではこのダイニングだけで、2階に行くと3部屋あるが、シルバーフェンリルはこのダイニングが気に入ったみたいでここで休んでいた。


 神殿に聖獣のシルバーフェンリルが来た事によって神殿の半径1キロの範囲に結界が張られた。この結界は魔物や魔獣が入れない結界だった。神殿に聖獣のセットで結界が張れるというチートな神殿だった。これは他の神殿でも同じ状態になるのである。


 夕食の時間が近づいて来たので、アシュトンとむぎは厨房にやって来た。アシュトンとむぎが何の肉を焼くのか相談しているのをシルバーフェンリルが聞いていて、シルバーフェンリルが「オークの肉がいい。」と大きな声で言うので、むぎが収納からオークの各種の肉を取り出していた。その肉をアシュトンが焼き始めた。それとセットでむぎがおにぎりも取り出していた。

 シルバーフェンリル「これは何だ?」とおにぎりを見ていた。「これはおにぎりといった物で肉と一緒に食うと旨いんだ。」とむぎが言うと、「そうなのか?」とシルバーフェンリルが不思議そうに見ていた。

 出来上がった物を食べると美味しくて夢中になって食べていた。

 シルバーフェンリル「今まで生で食ってたが、焼くのも有りだな。」と言っておかわりをしていた。


 アシュトンが「むぎが収納している肉やおにぎりの残りはどれだけなの?」「いくら食べても減らないから好きなだけ食べられるよ。」「えっ?そうなの?それじゃ、自分がカードで持ってる「おにぎり1個」も無くならないのかな?」「それは1個だけなので出して食べたら無くなるよ。」「そうなの?」と若干不思議な顔をしていた。

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