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ハズレスキルが有能だったので辺境で領地改革するぞ  作者: まめ大福


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神殿の地下3階は龍種の為の場所だった

 拡張された神殿の地下3階だが、何の為の空間なんだろう。むぎは頭を抱えて悩んでいると、そこにハニヤスがやって来た。この場所はもしや我達の聖なる地である聖域なのではないでしょうか。我達はこの様な地を探していたのです。というと、土龍の姿になった。

 「むぎさん、龍種の血が騒いでいます。私をここに連れて来てくれてありがとう。」「こんな事になっていると思わなかったよ。この神殿は聖獣が集まる程、進化をする神殿なのかもしれません。ハニヤスさんが、良ければそれでいいです。」「我の仲間がこの地に来た際にはここに案内をしてもらえますか。」「はい。分かりました。」と返事をしていたが、ハニヤスがこの地下に来た事で空間に変化があった。7つの少し盛り上がった台座の様な物が出来上がっていた。その中の1つは池の様な物があった。6つの台座の中央に一際大きい台座があった。ハニヤスは6つの台座の1つに乗っていた。その場所がハニヤスの鎮座するべき場所みたいである。

 ハニヤスが鎮座した事により、土龍の印がその台座に刻まれた。


 ハニヤスは台座に印が刻まれたら、その台座から降りてむぎの方に来た。「むぎさん、上に行きましょう。」「えっ?うん。分かったよ。」と言ってむぎはハニヤスと一緒にダイニングに向かって上がって行った。


 フューネ達は地下がどんな風になってるか、興味はあるがあまりにも聖なる感じがしていたので、地下への階段の所で下を気にして見ていた。むぎとハニヤスが戻って来たのを見て一安心していた。


 むぎが「フューネ、すまないが食事の用意をお願いするね。」「分かりました。」と言って厨房に戻り冷蔵庫を開けて肉を取り出して焼き始めた。

 むぎはコップに超聖水を注いでハニヤスに出した。ハニヤスは普通の水と思って一気に飲み干したら、ハニヤスの身体中に力がみなぎって来た。「むぎさん、この水は何ですか?」「この水は超聖水だよ。ハニヤスなら大丈夫だと思って出してみた。」「この超聖水を飲み物として出すのは止めてもらえますか。」「えっ?ダメなの?」「今の我は全盛期ではなかったので良かったが、全盛期並みの状態でこの超聖水を飲んだら倒れます。」「えっ?そうなの?」「なので飲み物としては絶対に出さないで下さい。人族や亜人が瀕死の大怪我の時に数滴飲ませるだけで全快するくらいの効力がありますからね。」「えっ?知らなかった。これからは気をつけるね。」


 むぎは超聖水を鑑定してみた。

 名前 超聖水

 効力 1口飲むだけで部分欠損修復・蘇生。数滴でHP・MP完全回復。回復薬等の材料にすると1口で回復する程の効果がある。毒等に使うと即死させる。

 何やらヤバい水であるらしい。

 麦は無限にあったので、土龍なら大丈夫だろうと思ったが意外な事が聞けて良かった。

 

 ハニヤスはフューネが出してくれたステーキを無我夢中で食べていた。「こんな旨い物があるのか。」と言いながら、凄い勢いで食べていた。むぎは厨房に行って肉の補充をしていた。その際に、いろんな調味料を出しておいていた。

 フューネが慌てて肉を焼いていて、むぎが出した調味料を間違えて使ったが、肉の臭みが無くなって更に美味しくなったステーキを次々とハニヤスが食べていた。


 その頃、酒造工房にいたメリナとモニカのワインの仕込みが昨日で終わっていて、今は熟成期間なのだが、一晩で飲めるワインになっていた。今回のワインは20樽分のワインが出来ていた。果樹園ではエルザ達が驚いていた。2日前に葡萄を収穫したのに、もう葡萄が実っていた。他の果樹も完熟していたが仙桃だけがまだ完熟していなかった。

 エルザ達は完熟した果実を収穫して神殿とバルバロッサの所と自分らの所の3か所に持って行った。


 バルバロッサはエルザ達から貰った果実をフロンにお裾分けしていた。フロンと幼体は甘く美味しい果実を食べると進化していた。フロンはタラテクトからシルクタラテクトに、幼体はスモールタラテクトになった。

 果樹園の果樹を食べても経験値となるのか?それじゃ、ワインを飲むとどうなるんだろう。と思っていたが、メリナとモニカがワインの試飲をしていたが、とても旨すぎるワインになっていた。熟成されたワインだとどうなるんだろう。


 モニカが出来たワインをアシュトン領主に試飲して欲しくてワインを持って領主邸に行った。領主邸にいきなりモニカが来て、アシュトンはびっくりしていたが、出来上がったワインをアシュトンに渡すと直ぐに帰って行った。アシュトンはワイングラスがないのでコップに注いでまずはバッカス様を呼び出してワインを奉納していた。バッカスは旨いワインが飲めて喜んでいた。バッカスが喜んでいる姿を見てアシュトンもワインを口にしたが、とても芳醇で美味しかった。バッカスはコップ一杯のワインを飲んで満足して戻って行った。

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