エンシャントエルフの里長が来た
バッカスが神界に戻る際に酒造工房と貯蔵庫にバッカスの印を建物に付けて戻って行った。神の印は人には加護で建物には印を付ける事によって更なる効果があった。バッカスは美味しいお酒を飲むことが出来て嬉しかった。
バッカスの印が付いた酒造工房ではお酒を造る工程での失敗をしない効果があった。貯蔵庫では熟成させる時間を短縮させる効果と更なる美味しいお酒になる効果があった。
神殿ではエルザ達から美味しい果物が届けられた。むぎ達は糖度が高い熟した果物を食べて満足していた。
北の門に来訪者があるのだが、誰も気づいていない。この来訪者はエンシャントエルフの里からの来訪者で人数は戻った3人を含めて10人が来ていた。敵意が無いので結界内に入れたが門は開かなかった。戻って行った3人が先頭で入れば通れたのに、その3人は真ん中辺りにいたので、門の中に入る事が出来なかった。
ハニヤスがむぎに誰か北に来ている事を教えた。ハニヤスは土龍の力の1部で地上で動きがあれば地上の振動でハニヤスは自身に近づいて来るのが分かっていた。
むぎはシルバーフェンリルに乗って、北の門に向かって行った。
北の門にむぎが着いて、門を開くとエンシャントエルフが立っていた。
エンシャントエルフの里長「貴方がむぎ様ですか、私はバルバロッサの父のサファリです。」
むぎ「バルバロッサの父というと、皆さんエンシャントエルフなのですか?」
サファリ「はい。そうです。」
むぎ「あっ、そこにいる3人は知ってました。ところでこんな大勢でどうしたんですか?」
サファリ「この者から聞いて、もしむぎ様の許しが出るのなら私以外の者をこの村に居させてほしいのですが、どうでしょう。」
むぎ「私は構いませんよ。でも、その代わりに何かしらの仕事をしてもらうと思いますがそれでもいいですか?」
サファリ「はい。その事は存じていますので大丈夫です。」
むぎ「それならよかった。それじゃ、皆さんよろしくお願いします。」と頭を下げた。
サファリ「むぎ様、その様な事をしないで下さい。」と直ぐにむぎの頭を上げさせていた。
むぎ「それじゃ、中に入って一様住居もあるので、そこで休んで下さいね。」と言って、バルバロッサの住んでる住居を案内した。
サファリ達が森の中を歩いていたら、フロンが木の上から見ていたのを、エンシャントエルフの1人が気づいて身構えた。サファリは仲間が身構えたのでその方向を見てフロンを見て、みんなに弓を構える様に指示をしていたが、むぎがサファリ達を静止していた。
サファリ「むぎ様、凶悪な魔物です。」
むぎ「フロンは仲間だよ。弓を降ろしてくれないか。」
サファリ「えっ?シルクタラテクトですよ。」
むぎ「私の仲間に攻撃を加えるなら許しません。」
サファリ「むぎ様、すみませんでした。みな、弓を降ろしなさい。」とエンシャントエルフ達に指示をしていた。
バルバロッサが慌てて駆け寄って来た。
バルバロッサ「むぎさん、父が無礼な事をして許して下さい。」
むぎ「大丈夫。ただ知らないだけだったから何もしないよ。」
バルバロッサ「ありがとうございます。」
サファリ「この馬鹿娘がこんな所にいたのか。」
むぎ「親子の話は後にして下さいね。その前に住居まで案内するからね。」と言って、住居まで案内した。
バルバロッサが住んでいる住居に全員が入っていた。
バルバロッサ「むぎさん、先程は父が本当にすみませんでした。」
むぎ「気にしてないよ。」
バルバロッサ「むぎさん、そういえば少し前にエルザ達から果樹を頂いたので食べますか?」
むぎ「フューネに食べやすい様にしてもらってもう食べて来たよ。」
バルバロッサ「そうだったんですね。メリナとモニカもワインを仕込み終わっていると思うので葡萄汁を飲みに行きませんか?」
むぎ「この後で飲みに行こうか。」と返事をしていた。
サファリ「所でこの素晴らしい住居に住んでもいいのですか?」
むぎ「いいよ。8棟は空いてるから好きに住むといいよ。」
サファリ「みんな聞いたか、空いている住居を使わせてもらう代わりにむぎ様の言う事を聞くんだぞ。」
むぎ「それじゃ、仕事の事は後で考えるから、今日はゆっくりと過ごして下さい。」
サファリ「ありがとうございます。」
むぎ「バルバロッサ、それじゃ酒造工房に行こうか。」
サファリ「むぎ様、私達も着いて行ってもいいですか?」
むぎ「構わないよ。行きたい者だけ来たらいいよ。」と言って、むぎはバルバロッサと酒造工房に向かって行った。




