野菜が3日で収穫出来るっておかしくないか
むぎが神殿から外に出ると、今まさに防御神デファンスが外壁を作ろうとしている所だった。デファンスが空高く舞い上がり手をかざして外壁を作り出していたが、それよりもアシュトンが魔力切れを起こさないか心配でアシュトンの元に走り出した。
今回はデファンスのみの召喚だったので、魔力内で収まった。だが、それ以上の事をすると魔力切れになるので、むぎはアシュトンにこれ以上の魔力を使わない様に言った。
カトレア達はアシュトンのガチャスキルの凄さを目の当たりにした。そして、一緒にこの地をよりよく楽しく過ごせる領地になる様にしたいと思った。
エルザ達が畑の様子を見に行こうとした時に外壁が出来てびっくりしたが、それよりも畑の状態が心配で見に行った。畑では野菜の収穫する期間が違うのに全てが収穫出来る状態になっていた。種を植えてから3日で収穫ってヤバいぞ。収穫出来る野菜はジャガイモ、トマト、ピーマン、胡瓜、タマネギだった。
収穫出来る量だが1度に実る量が異常に多かった。ジャガイモとタマネギ以外は次々に実って収穫出来る量も増えるので、どれだけの量が収穫出来るのか未知数だった。
問題は味である。食べられなければ意味が無いので、早速エルザ達が持ち帰って料理を始めた。出来上がった料理をギャラン達が食べたが、今まで食べた野菜の中で最高ランクの美味しさだった。
この畑は農業神アグリコルセメと緑の精霊王が作った畑なので、育つ速度や美味しさが今までの常識を超える物だった。このまま作り続けたら普通の野菜になっていくと思われた。当分の間は凄まじい速度で育って収穫が出来るので、野菜不足解消になった。
エルザ達がアシュトンに畑で出来た野菜は最高級の物だったと報告があった。その野菜をソノーラが少し分けて貰っていた。
少し話を戻すが、むぎが10連ガチャを引いた時の事だった。アシュトンはカードホルダーに戦闘神、状態異常耐性(MAX)、火の神、水の精霊王、海神獣リヴァイアサン、土魔法(MAX)、空神獣ジズ、酒の神を収めていた。むぎの収納に家電製品一式∞、異世界調味料∞、超聖水∞を収納していた。
むぎは自身がこんな物が欲しいと思いながらガチャを回すと手に入りやすいという事が分かった。むぎは家電製品一式があればいいなぁ。と思いながらガチャを回したらカプセルから思っていたカードが出て来たのであった。それと、この世界に無くて前世での調味料も欲しいと思っていたら、異世界調味料としてカードが出て来たのであった。
超聖水は聖水の上位の物があれば、錬金術でいろんな物が作れると考えていたら、超聖水が出て来たのであった。
むぎが持っている加護で時の女神の加護(幸運値MAX補正付)はガチャをする為にある様な加護だと思った。この加護を持っていると後はどんな幸運が待ち受けているんだろう。アシュトンが治めている領地に住民が増えるといいな。とむぎは思っていた。
シルバーフェンリルとバルバロッサの眼前に外壁が突如として立ちはだかったが外壁の外に出ようと門の扉を押すと簡単に開いた。この門の扉は誰でも開ける事が出来るのだろうか?バルバロッサは疑問に思ったが、とりあえずは開いたので、そのまま外に出て行った。シルバーフェンリルが北西の方に何やら人の気配を感じたので、そこに向かっていたのであった。
人の気配があった付近に来ると、その気配は1人ではなく5人の気配だったと気づいた。地上に姿がないので木の上の方を見ると、5人共枝の所にいた。バルバロッサがその5人を見た時に「何故に貴女達がいるのですか?」「巫女の貴女を里に連れ戻しに来たのです。」「私はこの先の地に私の居場所を見つけたので里には帰りません。」「バルバロッサ、そこにいるのはもしかして聖獣シルバーフェンリル様なのですか?」「そうです。なので私は戻る事は出来ません。」「守護獣である聖獣シルバーフェンリル様がこの様な地で何をなさっているのですか。」「我はむぎ様を助ける為にこの地にいるのだ。」「むぎ様とは誰ですか?」「むぎさんはケットシーで私やシルバーフェンリルを助けてくれた者です。なのでシルバーフェンリル様とこの地にいるのです。」「私達もその地に行ってもいいですか?」「それはアシュトンさんに聞かないと分からないので、私と一緒に行ってお願いしてみるのでついて来なさい。」「はい。」と言って、バルバロッサとシルバーフェンリルの後をついて来た。
外壁の門に着くと、バルバロッサが扉に手を添えると扉が開いた。そのままバルバロッサとシルバーフェンリルが門をくぐって入れたが、エンシャントエルフ5人が扉をくぐろうとした時に突然閉まってしまった。5人がいくら扉を押しても開かなかった。
バルバロッサがシルバーフェンリルにアシュトンをここに連れて来てくれる様に頼んだ。シルバーフェンリルはアシュトンの元に走って行った。アシュトンの元に着くとアシュトンを乗せてバルバロッサが待つ門の所に来た。
バルバロッサがアシュトンに5人のエンシャントエルフの事を説明してアシュトンが住人と認めた途端に扉が開いた。
エンシャントエルフの5人はアシュトンに正式な住人として認めて貰った。そのうちの3人が里への報告をする為に門の外に出て行った。




