防御神に外壁を作って貰ったらヤバかった
アシュトンが3人への確認をしていた。「食事中だけど皆に聞きたいんだけどいいかな?」「アシュトン、私達に何を聞きたいの?」「ここで僕と一緒に領地改革をするの?」「私はそのつもりで来たわ。」「私はアシュトン様の身の回りの事をしにここに来ました。何なら下の方も…」「えっ?ソノーラ、何を言ってるんだ。」「「いえ、何でもありません。」「私はカトレア様の先生でもあり護衛対象でもあるのでカトレア様がここに留まるのなら私も一緒にいます。」「分かった。それじゃ、これからはみんなでこの領主邸に住もう。」といったら、女性陣がニヤリと笑った。
アシュトンが明日の事も伝えた。「それじゃ、明日は私のスキルガチャについていろいろ説明するからみんなで体験してくれるかな。」「さっき私への初級火魔法だけでは無いの?」「それだけじゃ無いんだ。」「アシュトン様のスキルですか。とても楽しみです。」「私にも関係があるのか?」「ダリアには、この地を一緒に守れたらいいな。と思ってる。」と言いつつ食事をしていた。
夕食後はダイニングに留まり、他愛ない会話をしていたが、カトレアが重要な事を言っていた。「カトレアがこの地に来ているのを誰が知ってるの?」「誰も知らないかも。あっ、フラジリアン侯爵家でソノーラを連れて来たから、フラジリアン侯爵家の者なら知ってるかもね。」「えっ?ウォルナット公爵様は知らないの?」「お父様は知らないかも、でもフラジリアン侯爵家に行く。とは言ってあるからもう知ってると思うよ。」「それに、僕が次期当主になると思ってカトレアと婚約をしてたから、僕がハズレスキルを手にした時に次期当主はゼファー兄さんと言ってたから、てっきりカトレアの婚約者はゼファー兄さんになったと思ったんだよ。」「そんなの知らないわ。」と言っていたので、今後は自身の元侯爵家とカトレアの公爵家がこの領地に来る可能性は高くなった。
ダイニングでくつろいだ後はそれぞれの部屋に戻って行った。アシュトンの部屋の扉付近に時々人の気配があったが中に入って来る人はいなかった。そのまま、朝を迎えていた。
朝も早くからダリアが外で剣の鍛錬をしていた。汗をかいたのでシステムバスユニットを使おうとしたが、使い方がどうしても分からないので仕方無く水で身体を拭いていた。そうとは知らずにアシュトンがその姿を見てしまった。それを見られたダリアは顔を赤くしていた。
アシュトンはダリアに朝食の準備が出来た事を知らせようとした時だった。
朝食をみんな揃って食べていると、アシュトンとダリアは目を合わせようとしなかった。それを見ていたカトレアはこの2人に何かあったと感づいていたが、何も言わずに黙っていた。
朝食を食べ終えたので、アシュトンはみんなと一緒に神殿に向かった。神殿ではむぎ達が食事を済ましてダイニングでくつろいでいた。アシュトン達が神殿に着いてダイニングに行くとむぎ達がいたので、そこでガチャをして貰おうと思った。
アシュトンは「むぎ、ガチャチケットが18枚あるから、10枚で10連ガチャをしてくれないか。」「それはいいけど、ここで回してもいいの?」「いいから、頼む。」「分かった。」と言ってチケット10枚を使って10連ガチャを引いた。
むぎがガチャを回してカプセルを11個取り出した。一個ずつカプセルを開けていく。出て来たカードは戦闘神、状態異常耐性(MAX)、火の神、水の精霊王、家電製品一式∞、海神獣リヴァイアサン、土魔法(MAX)、空神獣ジズ、異世界調味料∞、超聖水∞、酒の神が出て来た。
カトレア達は出て来たカードの絵柄と書いてある文字を見てびっくりしていた。「このカードに書かれているのが本当で召喚が出来るのなら、誰もアシュトンに勝てないし、それこそ一国の王にもなれるよ。」「今、アシュトンはどんなスキルを持ってるの?」「ガチャ以外だと建築(MAX)、回復魔法(MAX)、魔力増大(MAX)、魔力回復(MAX)を持ってるよ。」「攻撃系の魔法は持ってないの?」「持ってないし、もし有っても使わないよ。」「えっ?どうして?」「だって、領地を改革するのに必要ないでしょ。それに一時の攻撃なら召喚したらいいし。」「そうなんだ。そういう所はアシュトンだね。」と納得していた。
アシュトンは村の外れにカトレア達を引き連れて移動していた。この村には外壁というものがないので、防御神の力を借りて外壁を作ろうと考えていた。
カトレアが「アシュトン、こんな所に連れて来て何かするの?」「まぁ、見てて」と言って防御神のカードをカードホルダーから取り出して召喚した。
防御神デファンス「誰だ、我を呼んだのは?」「すみません。アシュトンといいます。デファンス様にこの村の外壁を作ってほしいのですが出来ますか。」「我に任せろ。最高の外壁を作ってやろう。」と空高く舞い上がり、村全体を見下ろして手をかざしてデファンスが輝いたと思ったら、外壁が立ち上がりあっという間に八角形の外壁が出来上がった。「アシュトン、これでいいか。」「はい。素晴らしい外壁で嬉しいです。」「そうだ、外壁の要所要所に迎撃用の武器を設置してあるから、後で矢を製作しておいてくれよ。」と言って戻っていった。
カトレア達は神が降臨して、アシュトンと会話をしていたのが今でも信じられなかった。だが、目の前に神が作りし外壁があるのである。それに、見た事の無い外壁である。普通は丸いか四角い外壁が多いので八角形の外壁は初めて見た。
外壁は結界よりも大きくて北東にある湖全てが外壁の中にあった。




