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ハズレスキルが有能だったので辺境で領地改革するぞ  作者: まめ大福


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新たな住人か?

 夕食を食べ終えて、シルバーフェンリルはその場でくつろいで他の者は部屋に戻って行ったが、バルバロッサはこんな高級ベッドに寝た事が無かったので、ベッドに転がると速攻で眠っていた。むぎがアシュトンの部屋に行って今後の事について相談していた。「なぁ、アシュトン、今日みたいな事が今後もあると思うが、結界を抜けて来た者全てを受け入れるの?」「そうだな。出来るだけ受け入れたいと思う。」「今はバルバロッサだけだけど、今後増える様なら役割分担をしていった方がいいのではないか?」「そうだね。適材適所で対応して行こうと思う。」「余分なスキルが今後出て来ると思うから、これはっていう者に使わせる事もあるって事でいいかな。」「そうだね。」そう言ってむぎは自分の部屋に戻って行って就寝した。


 むぎはアシュトンのガチャスキルを使ってみて、このスキルは何でアシュトン以外で私も使えるんだろう?普通はスキル保持者のみが使えると考えられていたが、もしかすると神の加護を持っている者なら誰でも引けるのかもしれない。アシュトンのガチャで出た余分なスキルを他の者に与えるなんて、こんなチートなものはないと思う。

 

 次の日になって、他の食材もあればバランスよく健康な食事が摂れるのにな。と思うむぎだが、朝食の肉の味付けはシンプルに胡椒と塩だけにしてみるか。おにぎりにも少しだけ塩を付けてみるのも美味しいかもと誰にも言わずに勝手にやっていた。アシュトンが起きて来て、下処理をしてある豚肉を焼き始めた。肉の焼ける香ばしい匂いが漂って来るとバルバロッサが起きてダイニングに来た。シルバーフェンリルは厨房の方を向いて待っていた。

 アシュトンとむぎが朝食の準備が整ったのでダイニングに持って来ると同時に食べ始めた。あっという間に山の様に積まれた肉が消えていった。


 朝食が終わると、ダイニングでくつろいでいるバルバロッサにアシュトンが質問をしていた。「バルバロッサさん、貴女の仲間はいないのですか?」「私には仲間はいませんが、前はいました。」「前はいたというのはどういう事ですか?」「私は里を追い出されたのです。」「そうなんですね。嫌な事を聞いてしまったようですね。すみません。」「大丈夫ですよ。」「それじゃ、ここでゆっくりと過ごして貰っても大丈夫ですよ。」「ありがとうございます。」アシュトンはバルバロッサの過去までは聞こうとしなかった。


 みんなで外に出ると、バルバロッサとシルバーフェンリルはバルバロッサが倒れていた所に行っていた。バルバロッサが倒れていた所から少し離れた所に弓が落ちていた。この弓はバルバロッサが所持していた弓であったが矢は無かった。バルバロッサは弓を拾って村まで戻って行った。

 アシュトンとむぎは村の跡地に行って、昨日出して残っていた建築資材をみて、家を建てようと思ったが、使わない家を作ってもダメだと思い作るのを止めていた。

 アシュトンがガチャを見るとチケット枚数が12枚になっていた。


 むぎがアシュトンに質問をしていた。「アシュトン、この地ってどんな所なの?」「この地は我が国テールダヴニール国で隣国のアラフォリ国の境目にあって尚且つ暗黒大陸がすぐそこにある辺境の村である。」「アシュトンはそんな辺境の廃村の領主なんだ。」「そうだね。」「だからエンシャントエルフであるバルバロッサがいるんだね。」「えっ?エンシャントエルフって言ったの?」「そうだよ。バルバロッサはエンシャントエルフなんだよ。」「バルバロッサがエンシャントエルフ……。」とアシュトンが絶句していた。


 そうしているとバルバロッサとシルバーフェンリルが戻って来た。

 アシュトン「バルバロッサに聞きたいんだけど、この暗黒大陸の中に里があるの?」「ここよりもずっと奥の方に里はあるけどね。」「他の種族の事で知ってる種族はあるの?」「私の仲間以外は知らない。」「それなら、いいよ。ありがとう。」

 この暗黒大陸は謎だらけなので、誰もこの地を治めようとしていなかったと言うより出来なかったが正しいかな。この地を栄えさせる事が出来たら、誰にも負けないと思う。


 シルバーフェンリルが何か気配を感じたのか、突然北の方に走り出した。もの凄い勢いで走り出したので誰もついて行く事が出来なかった。この結界内から出るのは危険と判断して、シルバーフェンリルを追って北の方に行くが結界の所で待っていた。

 暫くすると随分と小さい者達と一緒にこの村に向かって来ていた。近くに来るとその小さい者達はドワーフだった。

 ドワーフ「皆で鉱山を捜していたら、ワイバーンに襲われていた所をこのシルバーフェンリルに助けて貰って、一緒に付いて来い。と言われたので来たんだ。」「えっ?そうなの?」「アシュトン、とりあえずここでは何ですから、村の方に行きましょうか。」「そうだな。すまないがついて来てくれるか。」「いいぞ。さぁ、みんな行こうか。」ドワーフ達を引き連れて村まで戻った。


 ドワーフ「何だ?この寂れた村は」「この村は廃村なんだ。でも、ここに町を作ろうとしているんだ。」「そういえば、名乗ってなかったな。私はむぎで、さっき話してたのが領主のアシュトンでこのエンシャントエルフのバルバロッサだ。」「私はギャランだ。仲間が全員で10人いる。」「ギャランさん、鉱山を探してるの?どんな鉱石を探しているんですか?」「儂らは鍛冶がしたくて鉱山を探してたんだ。前まで採掘していた鉱山でもう採掘出来なくなって違う所を探していたらワイバーンに襲われたんだ。鉱石は何でもいいんだ。」「それじゃ、この鉱石でもいいの?」と言ってむぎが収納から鉱石を取り出した。鉄・魔晶石・ミスリル・オリハルコン・アダマンタイト・ヒヒイロカネを少しずつ出していた。

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