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文字数三千への壁が高い。上手く書けなくて展開が早くなってしまう。

これが才能の限界か……まぁ好きで書いてるから良いんだけどね。

 鬱蒼とした木々の合間を根に足をとられないよう、目を配りながら前を悠々と進んでいくバルトリウスさんの背を追いかける。


 既に季節は寒くなり始めていて木に手を置くと冷たい感触が残る、もう少しすると木に霜が付きだす頃だろうか、コンクリートジャングルに居た身としては白に染まった景色は美しく、息を呑むなんて経験を最初はしたのだけど二年間も住んでいると慣れてしまい視界が悪いなんて不満しか出なくなる慣れとは恐ろしいものだ。


 今回、狩りを教えてもらったので今年は冬に備えての備蓄を肉多めにできるやもしれん。そのうち漆黒の狩人なんて呼ばれるかもしれない、いや……俺がそう呼ばれるなら既にバルトリウスさんは破壊神とか言われているだろう、そう呼ばれてないということは評価とは簡単にはされるものではないという事なのだろう。異世界といえば二つ名だと思ったのに。


 狼モドキを軽々と担いだバルトリウスさんの跡を必死について行くが、さすが経験の差といったところか追いかけるのがやっとだ。


 そういえば狼モドキはガルムというらしい。なにそれカッコいい、俺なんてヨモなのに、愛着あるからいいけど。


 日がもうすぐ真上に来るんじゃないかという頃にやっと家が見えてきた。

 行くときは興奮していたからか早く感じたが思ったより山の奥に入っていたようだ。


 そこで待っていろと言われたので鍬を素振りして、鍬って武器の種類で言ったら鎌じゃね? カッコいいな死神じゃん、なんて呟いているとバルトリウスさんが解体用にだろう、ナイフをもって近づいてくる。


 呟いている所を見られてしまった、傍から見るとデススラッシュとか言って鍬を振っている不審者をそんな優しい目で見ないでほしい。


「とりあえずやってみろ」


 ナイフを渡されていきなりやってみろ、なんて言うのは非常識では? 普通はまずやり方を教えてからなのでは?


 既に知っていたことではあるがバルトリウスさんは時々、考えるより慣れろという考えだ。

 自分だけなら文句はないが人に自分の考えを押し付けるのはよくないと思う。


 まぁするしかないのだが、解体なんて内蔵を取り出して肉を分解するという素人な知識しかないのだけどやってみるしかあるまい。


 恐る恐ると渡されたナイフでガルムの腹を切ろうとするがまったく切れない。

 おかしいなナイフがなまくらなのでは? さすがに切れぬものはどうしようもない。


「あの、切れないんですけど」

「突き立てて切ろうなんてお前は内蔵ごと切るつもりか、皮を切るんだよ皮を」


 なら最初に言えよと喉まで出かかったがなんとか飲み込むことに成功した。


 言われた通りに皮をつまんで刃を引くと少しずつではあるが、赤色が見えてくる。


 毛が肉についちゃってるけど良いのだろうか、あとで洗うから良いのだろう。

 もし俺がヘタなのだとしても言わなければバレまいて。


 地道な皮との格闘の末にようやく股の方まで切れ目を入れると内蔵が見えてきた。


「内蔵を取り出せ」

「あの、内蔵を取る道具は?」


 俺はおかしなことを言っただろうか、切る道具があるのだから取る道具があってもいいのでは? 人とは道具を使う生き物なのではないのか。


 不満を垂れ流してみるが、ないものはないそうだ。

 だって臭いんだもん切ってる途中から凄まじい悪臭がするんだもん。


 ――内蔵を傷付けたから物凄く臭かったらしい


 どうせあとで手を洗うのだからと強引に内蔵を引き抜く、悪臭で目を開けるのが辛いし血で滑って上手く引きずり出せない。


 悪戦苦闘の果てに腹の中がポカリの空いた肉が出来た、とても頑張った、さぞ初めてなのに上手かったと褒めてくれることだろう。


「ヘタだな、そんな肉臭くて食べたくない」


 もう泣いてもいいだろうか、褒美にこの肉を食べていいって言葉を期待はしたけど、臭いから全部お前のなって言葉は欲しくなかった。


 少し視界をぼやけさせながらも火を起こしてヤケ食いを決めこむつもりだ。

 異世界に来たころ鍬が上手く振れずにいじけていた時に常に周りの人が慰めてくれるなんて環境はそうそうないと知った。


 家からライターを借りてくる、ライターといっても火を起こす遺物で研究に成功していてほとんどの人が持ってるらしい。


 薪を少し拝借して火をつける、これでもかと洗って臭いが取れた気がする肉を炙ってみる。

 少しして、いつの間に狩ってきたのか何かの肉を手早く解体するバルトリウスさんを背景に炙っている肉から油が滴り落ちてくる。


 ジュウジュウと聞こえてくる肉に塩をふりかけて食べると普通に美味い。


 初めての獲物は涙と次こそは上手くといった決意の味がした。


 後で夕食が食べられないなんて考えず頬張って、様子を見に来たアリウスちゃんに糞尿かかってしまった肉はいかが? といって汚いものを見る目で見られたり。


 なんだかんた楽しい日々は続くのだと思っていた。

現代から来たら、ご飯も美味しくないだろうと思い。

せめて美味しいものは美味しそうに書こうと思ったのですが、食べたこともないもん表現できねぇよ、グルメ系を読んで出直してきます。

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