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空間の賢者と勇者に選ばれし魔王  作者: 砂糖キビ
第一章始まりの旅偏
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第四十二話 孤児院に来ました

グレイノア一行は次の目的地の途中の道に泊まった。そこでイヴァイルとルシリアが近くの孤児院で子どもと戯れに行っていた

「フフ、楽しいですね」

 ルシリアはコロコロと微笑んでいた

「そうだな。こうやって子どもとだわ群れる時間がこうも心にゆとりをもたらしてくれるとは思わなかったぜ」

 イヴァイルが賛同する

「フフ、そうでしょうそうでしょう。…ガンダルさんも来ればよかったのにほんと鍛錬しか目がないんですから」

 ルシリアは残念そうにため息をはく

「いや、あいつはどちらかと言うと子どもは好きなんだが怖がられるからってのが理由だそうだ」

 イヴァイルが本当の理由を話す

「え、そうだったのですか?それはもったいないですね」

 ルシリアは少し目を見張る

「全くだ。というかガンダルの見た目で怖がられるなら俺も怖がられせそうなもんなんだが…ていうか俺のほうが怖くね?」

 イヴァイルは確認する

「今の子供達はおしとやかですからね。なのでガンダルさんがここに来ても大丈夫だと重んですけど」

 ルシリアはガンダルが鍛錬しているだろう方向を悲しそうな表情で見る

「まあ、人間は簡単には過去を忘れられないからな…いや、それは悪魔や天使のほうがもっと酷いか」

 イヴァイルはしみじみと呟いた

一方そのころ

「ハックション」

ガンダルがくしゃみをしていた

「大丈夫か。鍛錬のやりすぎではないか?」

 カマエルが心配する

「大丈夫だ」

 ガンダルは問題ないことをしめした

「そうか。だが別に行ってもいいのではないか孤児院」

 カマエルはずっと孤児院の方をみて試合に集中できていないガンダルを見て提案する

「だめだ。楽しく遊んでいる所を見るのはいいが怖がる子供は見たくないんだ」

 それをガンダルは首を振って否定する

「律儀だな〜グレイノアならそんなの気にしないぞ」

 グレイノアは気にしないというか眼中にもないが正解だろう

「だがここで自分ならとは言わなかったということは自分なら気にするんだろ」

 ガンダルが痛いところをつく

「…何も言えねえや」

 カマエルはあまりにも的確だったためそのまま口ずさんだ

「ハハ、俺達似た者同士だな」

 ガンダルは笑う

「少しグレイノアがイレギュラーなだけのきがするが」

「おいおい。グレイノアを見習えみたいなことを言っていた人の言うことなか?」

 ガンダルがやれやれと言うふうに言った

「グレイノアだから大丈夫」

「全然、大丈夫じゃねえよ。なんだよその暴論」

「「あはははは」」

 二人は大声で笑った

「よし、鍛錬の続きをやるぞ」

 ガンダルが立ち上がる

「そうだな。早くグレイノア達に追いつかねば」

 カマエルも立ち上がり、腕を上にあげ大きく蹴伸びをした

「それは…難しいんのではないか?」

 ガンダルがあまりにもデカい目標に心配になる

「いけるさ、だって俺達は勇者パーティーの一員なんだぜ」

 カマエルはそう言ってニって笑う

「それもそうだな」

 ガンダルはそう言われるとなんだか本当にできそうだなと感じ、やる気が満ちてきた。こうして二人は鍛錬を再開したのであった

………いつかの旅路の途中で

「…イヴァイル様気づいてますか?」

 プラチナが周りがいない所でこっそりとイヴァイルに聞いた

「…気づいているさ。グレイノアのことだろう」

 イヴァイルが頷く

「そうです。なんだか神々しくなりましたね」

 それはいいことそうなんだが、プラチナの表情は少し暗い

「ギガテンスと戦うときは禍々しいオーラしかなかった。だがグレイノアがギガテンスが目覚めるた後はまだ禍々しいのが残っているがその中に神秘的なオーラが混ざるようになった」

 イヴァイルもそこまで感情が優れていない

「…ええ、禍々しくなるときも急でした。なにか危険なことをやってないといいんですが…」

 プラチナは今は別の部屋にいるグレイノアの方向を見て憂鬱そうにため息をつく

「そりゃ保証できねえな。あいつが危険なことをするのは今に始まったことじゃねえ。まあでもあいつのことだきっと大丈夫だよ」

 まあ魔王に勝負を仕掛けてる時点で十分に命取りであるし、確かに今に始まったことではない

「…そうですね」

 プラチナは悲しそうに目を伏せる。彼らは薄々気づいていたグレイノアが神を取り込んだことに。何を取り込んだのかは知らないが、取り込んだのはヤバい神なんだろうと

………その頃巨人族の国では

「……あの災厄のマッドサイエンティストの封印が解けている。一体誰が、あの神の研究は世界各地に厄災をばらまいた。台風、地震、あそこの砂漠だってあいつのせいで三倍にも大きくなった。獣人やドワーフ、エルフとかの精霊と人間の混合だってあいつの人体実験の生み出された物だ…取りあえず、あいつが暴れる前に他の神様達にこのことを報告して警備を固くしてもらおう」

 グレイノアが取り込んだ神は想像以上に世界中を混沌にしていたようだ

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