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コーンフリーク  作者: 角野
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「銀河」からの「新星」

親愛なる君へ

その昔「新星の尊」という存在がいた。彼は「暁の尊」の祖父にあたる存在であり、始めて「イエス・■■■■・アルケミスト」と相対した存在である。しかしながら彼はアルケミストに敗北し45歳という若さで命を落とした。なぜ彼の話をしたのかというと、彼は生前尊家とは別に雪宮家という別の家系にも子孫を残していた。不倫というより力を途絶えさせない為の生存戦略である。その雪宮家だが約30年前に長女以外の一家全員がアルケミストによって殺害された。その長女は「暁の尊」と旅行をしていた為何とか助かったが、この一報を聞き心を酷く傷つけ虚無のような状態になってしまった。暁の尊はそれに深い責任を感じ「イエス・■■■■・アルケミスト」の完全抹消を決意。そして暁元年に「イエス・■■■■・アルケミスト」を殺害しそのことを雪宮家長女のである「雪宮 刹那」に伝えるも状態は良くなることはなかった。その後尊は各地で発生し始めた「原初回帰」の対処に追われ刹那とはあまり会えなくなってしまった。一時は自らの館に置いていたが、本人がそれを拒否し始めたため旧雪宮家の跡地付近にある病院の一室にいることとなった。その19年後雪宮 刹那は謎の失踪をとげた。今でもその行方はわかっていない。尊の探知能力にも反応することはなく完全に消息を絶ったのだった。それから数十年後、とある港町にある若い女性が打ち上げられた。奇跡的に命を取り留めており2ヶ月による治療の後に回復した。しかしその女性は名前やその他の自分に関することを一切に覚えておらず唯一覚えていることは「空から降ってきた」ということだけだった。町の人々は彼女の妄言だと思っていたがすぐにその考えも無くなる。彼女は町にいる間様々な予言をしたのだ。その予言は次々と的中し町の人々はその町に伝わる「海神伝説」からなぞらえて「海神様」と崇めたのだった。2か月後彼女はこの町が津波に襲われると予言した。しかしその町では一度も津波や自然災害による被害が無かったため、深く信じる者は少なかったが一部の住民は避難をした。それから3週間何も起こらず初めて予言が外れたと思っていた。とある住民がその女性の住んでいた神社へ訪れるとそこには誰もおらず女性も姿を消していた。その直後、海から20m以上の高さの津波が押し寄せ町を一瞬にして飲み込んだのだった。そして現代、尊はその人物に接触することができた。予想はしていたがその女性は「雪宮 刹那」であった。しかし本人は尊のこともその名前にも記憶は無かったためコミュニケーションには少々苦労したが、とりあえず能力のことや覚えている自らのことを話し尊に協力することを誓った。尊は一旦はこれでいいと落ち着きながらも目の前にいる刹那に手を伸ばせないもどかしさに心を痛めた。話は変わるが「原初回帰」の正体がわかりつつあった。その正体はイエス・■■■■・アルケミストの能力が死後大地に分散し形として形成された存在だった。つまりは「能力」の「擬人化」だ。中目封戸らの調査によると回収した原初回帰の遺体を解剖すると中身が全て「能力」発動時に発生する成分であったことがわかった。尊もこの事実に驚きながらも対処法が練りやすくなった。だが奴らの能力は強大なのは変わりない。これから更に対策を重ねていくつもりだ。

                    情報工作室室長 ルーベル・ダンテ

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