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第20話 エピローグ

戦争が終わって1ヶ月がたった。戦後処理は着々と進んでいる。共和国は解体され韓国に統一されるらしい。南北統一は朝鮮民族の悲願だ。


天朝は戦争には関与していないとして対話の場を閉ざした。祖国に裏切られた玥は捕虜として連合軍から日々取り調べを受けている。真希は玥専属の調査官となったと聞いた。玥は素直に取り調べに応じていて、真希とは気が合うらしい。この間も2、3日二人でどこかに行ったと噂で聞いた。




* ~ *




私はあれから何も気力がなく日々を過ごしている。最愛の凛桜を失った、私にすべき事なんてない。


凛桜からの連絡はいまだにない。毎日彼女から連絡が来ていないか確認するがこちらのメッセージは既読にならないし、凛桜から返事が来ることもない。


凛桜と最後にあってから8年。戦争が終わったら会えると信じて戦ってきたザマがこれだ。




軍部は私を世界を救った英雄として表彰したいようだが、過ぎたことだ。


当分は休暇をもらい自室に籠もっている。真希は時々顔を出してきては、私に日々の報告をしたり今後の予定を話してくれる。彼女のおかげで私は何もしなくても良いのかもしれない。彼女には負担をかけていて申し訳ない気持ちもある。ただ最近は忙しいのか部屋に来る頻度が落ちた。たまに顔を出しても直ぐにどこかに行ってしまう。二人で楽しげに過ごしている姿を見ると腹が立つ。親友を失って悲しいという気持ちは無いのか。凛桜に対する裏切りじゃないか。二人に対して敵意を抱く自分が嫌になる。あぁ、わかっている。ただの八つ当たりだ。こんな姿を凛桜が見たら悲しむのかな。だがもう彼女はいないんだ。




私も死んだら、あっちの世界で凛桜と会えるのかな……。



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