表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/124

цель:目標

【羽田空港 中華料理店】


…ギョウザが来た。


「あ、これ、あれですね、ペリメニですね、」

※ペリメニとは、ソビエトロシアの水餃子みたいな、

「…ペリメニと…チェブレキの間だな、」

※チェブレキとは、ソビエトロシアの揚げ餃子みたいな、

「「…」」

 

 なんか、日本食って…ソ連料理とあまり変わらないのか…?

店の見た目がだいぶアジアっぽかったから料理もなんか…

"ドラゴンの姿揚げ"みたいなのが出てくるかと思ったけれど…


ソ連から出たこともなければソ連以外の国の情報がなかなか入ってこない二人にとってアジアは未知の世界、(ゆえ)に料理とかも虹色だったり、食材もドラゴンとかペガサスとか恐竜みたいなの食ってるんだろうなぁ、みたいに過度に期待しすぎていたせいで…ん~、


「…まあ、うまいな、」

「そうですね、思っていたより我々の舌にあいますね。」

「ああ…、ら、ラーメンも…一口食べるか?」

「…スパシーバ。」


ーーー

【盛岡】


 ホテルを出、盛岡城跡公園(岩手公園)をのんびり散歩するソフィアと凛、

高い石垣が並んでいる、


「なんかこういうのもいいね~、ソフィアとゆっくりお散歩、」


「そうだね~、、」

…"ゆっくりお散歩"か…ソ連にいた頃は考えられなかったなぁ、

ソ連軍にいた頃は…、今思えば、あのボタンを押してみて、なんか、よかったな。正解だった。


「あっ!宮沢賢治の井戸だって!!」

「ほう!」

「宮沢賢治が使ってた井戸らしいよ!行ってみよう!」

「ああ!」

…"ミヤザワケンジ"が一体誰なのかはわからないが、"凛"と一緒にこうやって知らない町を見て歩くのは最高に楽しい、ソ連で青春(ティーン)を軍で過ごしたから、同年代のお友達とこうやって戦争や武器とは無縁の生活をすることは夢のまた夢だった。

ーーー

【東京 羽田空港】


「よし!腹一杯になったな!」

「…で、どうします?、ここから先はなにもヒントがありませんよ、レーニナ(ソフィア)中佐を見つける手がかり…」

「…とりあえず町の中心に行ってみるか。」


 二人は読めない異国の文字でかかれた迷路のような地図を解読し、電車に乗ったり地下鉄に乗ったりバスに乗ったりを繰り返し、

ようやく千代田区までやって来た。


【国会議事堂】


「おお、あれが日本のクレムリン(ソビエト、ロシア政府の中心的建物)か!」

「ん~、高い城壁とか塔とかは見当たりませんね、」

「白いしな、」

「…レーニナ中佐…いませんよね、絶対、」

「ん~、そうだな…、ん?、あれはなんだろう、」

「どれです?」

「あのひときは高い建物、」

「なんでしょうね、いってみますか。」


二人は、国会議事堂からスカイツリーを目指し、歩き始めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ