цель:目標
【羽田空港 中華料理店】
…ギョウザが来た。
「あ、これ、あれですね、ペリメニですね、」
※ペリメニとは、ソビエトロシアの水餃子みたいな、
「…ペリメニと…チェブレキの間だな、」
※チェブレキとは、ソビエトロシアの揚げ餃子みたいな、
「「…」」
なんか、日本食って…ソ連料理とあまり変わらないのか…?
店の見た目がだいぶアジアっぽかったから料理もなんか…
"ドラゴンの姿揚げ"みたいなのが出てくるかと思ったけれど…
ソ連から出たこともなければソ連以外の国の情報がなかなか入ってこない二人にとってアジアは未知の世界、故に料理とかも虹色だったり、食材もドラゴンとかペガサスとか恐竜みたいなの食ってるんだろうなぁ、みたいに過度に期待しすぎていたせいで…ん~、
「…まあ、うまいな、」
「そうですね、思っていたより我々の舌にあいますね。」
「ああ…、ら、ラーメンも…一口食べるか?」
「…スパシーバ。」
ーーー
【盛岡】
ホテルを出、盛岡城跡公園(岩手公園)をのんびり散歩するソフィアと凛、
高い石垣が並んでいる、
「なんかこういうのもいいね~、ソフィアとゆっくりお散歩、」
「そうだね~、、」
…"ゆっくりお散歩"か…ソ連にいた頃は考えられなかったなぁ、
ソ連軍にいた頃は…、今思えば、あのボタンを押してみて、なんか、よかったな。正解だった。
「あっ!宮沢賢治の井戸だって!!」
「ほう!」
「宮沢賢治が使ってた井戸らしいよ!行ってみよう!」
「ああ!」
…"ミヤザワケンジ"が一体誰なのかはわからないが、"凛"と一緒にこうやって知らない町を見て歩くのは最高に楽しい、ソ連で青春を軍で過ごしたから、同年代のお友達とこうやって戦争や武器とは無縁の生活をすることは夢のまた夢だった。
ーーー
【東京 羽田空港】
「よし!腹一杯になったな!」
「…で、どうします?、ここから先はなにもヒントがありませんよ、レーニナ中佐を見つける手がかり…」
「…とりあえず町の中心に行ってみるか。」
二人は読めない異国の文字でかかれた迷路のような地図を解読し、電車に乗ったり地下鉄に乗ったりバスに乗ったりを繰り返し、
ようやく千代田区までやって来た。
【国会議事堂】
「おお、あれが日本のクレムリン(ソビエト、ロシア政府の中心的建物)か!」
「ん~、高い城壁とか塔とかは見当たりませんね、」
「白いしな、」
「…レーニナ中佐…いませんよね、絶対、」
「ん~、そうだな…、ん?、あれはなんだろう、」
「どれです?」
「あのひときは高い建物、」
「なんでしょうね、いってみますか。」
二人は、国会議事堂からスカイツリーを目指し、歩き始めた。




