прибытие:到着
【食い倒れた次の朝 関西国際空港】
大阪を満喫した2人は朝早くから東京羽田行きの飛行機に乗り込んでいた。
手荷物検査で二人とも引っ掛かったが、それ以外は順調に行き、無事ご搭乗。
「おー、おー、見てください!翼の先っちょが曲がってますよ!あれはウィングレッドと言って、風の気流をドウタラコウタラ……」
「またか…」
ーーー
【盛岡】
その頃、盛岡組のソフィアはホテルで目覚めた。
〔むくっ〕
「……口のなかが…甘い…」
眠い目を擦りながら妙に甘い口のなかをモゴモゴし、昨晩の記憶をたどる…
が、なにも思い出せない。
隣のベッドを見ると、空になったお酒の瓶と共によだれをタラシながら眠る凛がいた…
「……そっとしておくか。」
…ソフィアは、だらしなく寝る凛をそのままに、身支度にはいった。
ーーー
【羽田空港】
「ついたぁぁぁ!」
「いよいよ東京につきましたね、」
「ああ、ここに、レーニナ中佐が!!」
「よし、探しましょう!!」
とうとう東京までやってきたアレクとカチューシャ、
だがこの二人はまだ知らない、一言で"東京"と言っても、23区、めっちゃ広いと言うことを…、東京927.3万人都市、その中からソフィアを見つけ出すのは、
ギザ十(側面がギザギザの超レアな十円玉)を見つけるくらい、いや、それ以上に難しい!!
さらに、そのソフィアは今、凛と盛岡に行っており東京にはいない、しかも盛岡の次は青森、秋田、山形、宮城と、まだまだ東京へは帰らない…
「まだ朝なので、とりあえず腹ごしらえですね」
「そうだな!…なにか、"東京らしいもの"が食いたいよな、せっかくだし」
「そうですね、まあ"東京についた祝い"ですね!」
「ああ!」
日本の情報がほとんど入ってこないソ連人2人は知らない、
"東京らしいもの"とは…具体的になんなのかを…
ーーー
【盛岡】
凛が起きると、ソフィアはもう既に身支度を済ませ、ベッドに座り凛が起きるのを今か今かと待っていた。
「あ!、凛、おはよう!」
「…おはようソフィア~…はやいね…起きるの…」
「ああ、、、よし、朝ごはん(ホテルの)を食べに行くぞっ!」
「…」
ーーー
【羽田空港 レストラン街】
何が"東京らしいもの"なのか自分達がわからないことに気がついた二人はまず、"東京らしいもの"を考えた。
東京→ニホン→アジア…
そこで、二人は中華料理屋へ入った。
…ニアミス!!、中華は中国っ、だが、外国の情報があまり入らないソ連人二人は中国と日本の文化の区別がつかないため、ハデなドラゴンと朱色の柱、それっぽい料理と皿、漢字、そしてお箸を見て、完全に
「「これだ!!」」
っと思ってしまったのだ…
ーー
店に入り、メニューを見る…
「おお、日本って、感じだな!」
※中国って感じ。
「そうですね、ザ・和食ですね!なに頼みます?」
※中華。
「そうだなぁ、この"中華セット"は、どうだ?、ラーメンと、小さなチャーハン、そして"ギョウザ"も入っているぞ!」
「…ギョウザ…がなんなのか気になりますが、私は朝からそんなにガッツリは食べられないですね…私はこっちのセットにします、五目チャーハンと酢豚。」
「よし、じゃ、頼むか!…あ、そうだ、ギョウザ一つあげるから酢豚一口くれないか?」
「いいですよ!」
ーーー
【盛岡】
腹ごしらえした二人は、まだ時間もはやいので、お土産屋でお土産を見ることにした。
「ナンブセンベイ?」
「あ~、名物だね~、今日この後、南部せんべいのお店に行く予定だから今は買わないでおこう!」
「わかった!…それにしても、さっきからこの、宮沢賢治?って人をよく目にする。あと蒸気機関車と…イーハトーブ?は地名かな?」
「あ~、イーハトーブは…この宮沢賢治の物語に登場する町で、この蒸気機関車は銀河鉄道だよ。」
「ギンガテツドウ?」
「そう!宇宙を飛べるの。」
「!?」
…う、宇宙を!?、
ソ連は宇宙開発に力を入れ、人類初の有人宇宙飛行も偉大なるソ連がやりとげた…いまは月に行こうとしているが…日本は宇宙を飛ぶ蒸気機関車を開発したのか!?、す、すごい、日本の宇宙開発技術…
とっても驚いた顔つきで、銀河鉄道クッキーの箱を凝視するソフィアを見て凛は思った、
「〔…ソフィア、絶対なにか壮大な勘違いしてる…、だが面白いからそのままにしておこう。〕」




