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хилаидуми:平泉

【平泉】


 和風な構えの平泉駅で、凛とソフィアは下車した。

外は暑く、セミが鳴いている、


「おぉ、かっこいい駅舎だね!」

「そうだね、ここら辺は昔、とても栄えていたんだよ、当時の首都と同じかそれ以上にね、これからその名残を見に行くよ!!」

「ほー、」


二人はバスに乗り、中尊寺へ、

バスを降りると他のお客さんたちもみんなゾロゾロと同じ方向へ歩き始めた、


「みんな中尊寺に行くのかな、」

「そうみたいだね、、あ、まってソフィア、中尊寺に行く前に、ここ、」

「?」


見ると遊具のない小さな公園のような場所に大きな石がたっている、


「お墓?」

「そう、ここは弁慶のお墓、」

「ベンケイ?」

「うん、めっちゃ強い大男、義経っていう人と一緒にここまで来たんだよ、」

「へ~!」


…実は、凛も弁慶と義経に関してはよく知らない、ただ、弁慶のお墓があるってことのみ知っているだけなのだ。


「…」

「…よし、じゃあ行こっか、中尊寺。」

「うん。で、中尊寺は…どこら辺にあるの?」

「あそこだよ、信号わたってすぐ。」

「近っ!!」

ーーー

信号をわたると坂道になっていて、道の両サイドには杉の木が植えられている、

弁慶の墓より薄暗い道に差し込む日の光は神々しく、この場所が聖地であることがソ連人ソフィアにも伝わってきた。


ソフィアは杉の木の根本に1枚の何か彫られた岩を見つけた。


「ねえ、あれは…あの岩には何て書いてあるの?」

「ん?…あれは…下…馬?、ん~、多分ね、この先は聖地だから、どんなに偉い人もここから先は馬から降りて進んでくださいって、自分の足でこの坂を登ってくださいって意味だよ。」

「なるほど~、」


凛、正解。

ーー

金色堂までの道のりは長く、途中途中に大小様々な(やしろ)がある。


「凛、あれらの建物は…」

「あー、あの一つ一つに神様仏様がいて、それぞれに色々なご利益(りやく)があるんだよ。」

「ほぇ~、」

ーー

【金色堂】


長い坂を登り、とうとう金色堂の入口にやってきた、

金色堂は四角い現代的な建物で守られており、写真撮影は禁止である。


「さあ、入ろうかソフィア、」

「……ゴクリ…」


ソフィアはギュッと凛をつかみ、恐る恐る建物へ入る、

すると、中には


「うわぁぁぁぁ、」

「ふふふっ、」


…す、すごい…建物のなかに金でできた建物が!

像とか柱とか、もう屋根の裏や、見えないところまで全て金!!、

細かいところまで丁寧に作り込まれている…

ソ連にも帝政ロシア時代の貴族やツァーリ(皇帝)の宮殿はたくさんあるし、それらはどれも豪華だ…が、これほどまでに目に入るもの全てが黄金でできた建物というのは無い…

これが東方見聞録にある"黄金の国"の由縁か!

…しかも1124年にこれが建てられたって…、


「すごいね、ソフィア~、」

「うん、これは…スゴイ!」

ーー

【かんざん亭】


中尊寺内あるレストラン、かんざん亭、岩手の山々を一望できる食堂、

美味しい料理はたくさんあるが、一番の名物は蕎麦である。


「さあ、食べようか、」

「…凛、この白い浮いているものは…?」

「ん~?とろろかな?、わからないけど、絶対美味しいよ!」

「そうだね、」

「「いっただっきまーす!」」


もちろん、すする。


「ズズズズズッ」

おぅ、トロトロツルツルでスムーズに口に入ってくる、このネバネバがスープを絡めて、プラス自然の味を加えてくれている、


「ふくーすなぁ(美味しい)」

「よかった!」

ーーー

【会計】

「あ、ソフィア、デザートにこれ買おうか!」

「??、黒麦パン?」

「かりんとう饅頭だよ。」


黒い色した、かりんとう饅頭、かりんとうの独特の味がする優しい口触りの饅頭。


「はい、どうぞ。」

「すぱしーば。」


「パクっ」


ん~、美味しい…これは、、サトウキビ?

あ、まって、これ…めっちゃ美味しい!!


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