Osaka:大阪
【朝 大阪 ホテル】
「…6時か…寝坊してしまった…昨日は串カツ屋で飲んだからなぁ…」
(アレクは毎朝5時に起きて筋トレするのが日課。)
…あ、カチューシャもまだ寝てる……やれやれ、まったく、寝坊助さんめ、
スヤスヤと眠りやがって…よだれまでたらして…ガキだな…。
「おーい、起きろ~、朝だぞ~、」
「…んっ…まだ…」
「"まだ"じゃねぇよ、朝御飯だぞ~、」
「んぇ……まだ6時じゃないですか…朝ごはんは7時からですよ…」
「まだじゃなくて"もう"6時だ、、せっかくの異国なんだぞ、ソビエトで普通に暮らしていたら1度も見れずに人生終わるような人もいるくらいの世界なんだぞ、貴重だぞ!!」
「………」
「……」
「…すやぁ…」
「おい!寝るな!!」
ーーーーー
【大阪 吹田市 万博記念公園】
「うぉぉ、なんか立ってる」
「立ってるな…」
「あれ…?、なんか見たことあるような…」
「ん~、??、お、なんか書いてある…いろいろな国の言葉だ…」
「おお、ロシア語もありますよ!」
「お、どれどれ…1970年の日本万博博覧会…」
「…未来だな…」
「…我々の時代…の数年後ですね…」
「近未来だな…」
「…どうします?、ソ連館とかもあったみたいですけど…これ写真見てもいいんでしょうかね、私たち…」
「?」
「過去の人間が自分の時代の少し未来の写真を見る…」
「いや、それ言ったらもういろいろ見ちゃっただろ、既に、」
「ん~、でも今はソ連が無いですが、ここにある写真は未来のソビエトの写真ですよ、少し怖くないですか?興味はありますが、これを知ってしまったらもう私たちは"普通の人間"でいられなくなるというか…時空連続体が…」
「…怖いな、たしかに…、あまりしっかりは見ないでおくか、あの塔だけ拝んで別なところへ行こう。」
「そうしましょう。未来は、知りすぎない方がいい、それに近すぎる未来を見てしまったら…"シュレディンガーの猫"のように、未来が固定されてしまいます、未来は…未来は私たちが作りましょう!!」
「そうだな、」
ーーーーー
【海遊館】
「水族館ですね、」
「そうだな、」
「…行ってみましょうか、水族館…ソ連にいたらあまり行かないですもんね、」
「そうだな、」
「私、海とかも行ったこと無いから泳いでいる魚は淡水魚しか見たこと無いんですよ!」
「ほぅ、そうなのか!」
「アレクは?」
「私は何度か戦艦で海に行ったことも訓練で泳いだこともある。」
「ほほ~、いいな~、」
「んー、あんまいいもんでもないぞ?」
ーー
【クラゲ銀河】
「わ~!!、すごい、お友達(科学者仲間)が見せてくれた海底調査中の潜水艦みたい!!」
「不気味だな」
「そうですか?、名前の通り、銀河みたいで幻想的で、いいじゃないですか~、私、元々は海洋自然科学科に行きたかったんですが…なんの手違いか、軍の兵器開発部に入ってしまって、1回も海洋調査とかしたこと無いので、夢だったんです!」
「…海底ってさ、怖くね?、光が届かない未知の場所、まだ発見されたことの無い大きな生物が口を大きく開けて上を向いてまっているかもしれないと考えると…」
「情けないですね、天下のソビエト軍人が、だから崩壊するんですよ!、それにまだ発見されたことがない生物がいるかもしれないのも、海の楽しさじゃないですか、ワクワクしてきますね~、」
「えぇ…」
ーー
《太平洋水槽》
「おおお!ジンベイザメだ!」
「ジンベイザメ!、沖縄にもいたらしいですが、見逃してしまったんですよね~、いやぁ、大阪でも見られるとは!!」
「でかいな」
「大きいですね~、」
「…」
「…おい、なんか、縦になったぞ?」
「…縦になりましたね…」
「…お?」
「「おおおおおおおおおお!!」」
「吸い込んでる!」
「吸い込んでるな!!」
「お食事?」
「めっちゃ何かを食ってるな!!」
「すごいですね~!」
《グレートバリアリーフ水槽》
「おおお、南国っ!」
「我々にとってはとても珍しいですね、」
「魚がめっちゃカラフル!」
「美味しそうですね~」
「ーーッえ??」
《南極大陸水槽》
「あ、ペンギンだ」
「ほんとだ、ペンギン」
「…昔あんな感じの顔した教官がいたなぁ、モスクワ軍大学に、」
「えぇ、」
《アリューシャン列島水槽》
「あ、エトピリカだ」
「…なんじゃそりゃ」
「あの鳥です…昔あんな感じの顔した教授がいたなぁ…クラスノヤルスク工科大学に、」
「えぇ…」
《北極圏水槽》
「おお、見馴れた風景だ」
「ああ、安心ですね、」
「アザラシだ!」
「美味しいんですよね、あれ、意外と」
「ああ、カチューシャも食べたことあるのか」
「はい、北極圏調査で、アレクも?」
「ああ、北極圏訓練でな、」
「あー、例の、サバイバル訓練ですか、」
「ああ、過酷だった。」
《フォークランド諸島展示》
「おっ、またペンギンがいますよ!」
「おお、今度はだいぶ近くに行けるようだな、」
「仕切りのガラスが胸の高さまでなのでだいぶ…」
「ほほ~、」
「ペンギンさ~ん……って、顔怖っ、」
「眉毛がっ!」
「頭もトゲトゲイガイガしとるっ!」
《モルディブ諸島タッチプール》
「やばっ、サメとかエイとかを触れるようですよ!!」
「ほう!」
「おお~、サメだ~、」
「ザラザラだな!!」
「スゲースゲー!!」
「「…」」
「子供たちがすんごい見てますね、こっちを…」
「そうだね…」
「…お昼にしますか、」
「そうしようか。」




