утро:朝
【朝5時 沖縄県 那覇市 沖縄ホテル】
朝に弱いカチューシャだが、この日は隣から聞こえる物音で目を覚ました。
「んん…ん……朝…?…」
「起きたかカチューシャ!、」
「…何やっているんですか?」
「ん?、このマット(布団のこと)を片付けて、着替えているんだ!」
「…まだ朝の5時ですよ?」
「ああ、朝の5時だ、私はそろそろ朝のランニングに行くが、カチューシャも来るか?」
「……まあ起きてしまいましたし…行きます…」
「Давай(そうこなくっちゃ)!!」
ーーーーー
〔デーデーッポポーデーデーッポポー…〕
「…さっきから変な鳴き声が聞こえるなぁ…変にリズミカルというか…、なぁカチューシャ!……あれ?…カチューシャ?」
「…ハァハァハァ…朝からあんなに走るなんて…まだ何も食べてないのに…ハァ…ハァ…とうとうアレクが見えなくなってしまいましたよ…」
ーーーーー
「ハァ…ハァ…ハァ…あぁ、アレク…ここにいましたか…」
「遅いぞカチューシャ!」
「…何に座っているんですか?」
「…ゴーヤーベンチだ、多分。」
「…変わったものがあるんですね~…ここは…昨日の商店街…」
「"国際通り"と言うらしい、まだ朝だしな、どの店も営業準備中のようだな。」
「…ふぅ…にしても疲れましたよ…」
「はっはっは、悪い悪い、おわびにこれ!」
「…何ですか、この緑色の水は…」
「わからん!、そこの市場で買った。」
「まった怪しいものを…これ絶対"ゴーヤー"じゃないですか…」
「…かもな!!」
「…」
「…飲まんの?」
「飲むの!?…絶対苦いですよこれぇ…」
「……」
「…」
「……」
「、わ、わかりました、飲みますから、、」
「ダバイ!」
〔ごきゅっ……〕
「苦ぃぃぃっ、がぁぁぁぁ…うぅぅぅぃぃぃい」
「Wow…私も一口…いいか?」
「どーぞ」
〔ごきゅっ…〕
「んがぁぁぁぁ、苦い!!」
「でしょう?…どうするんですかこれ…」
「いや…飲むしかないだろ…カチューシャが、」
「いやいや、買ったのアレクでしょう?」
「ああ、カチューシャのためにな!」
「……」
この後、ゴーヤー100%ストレート汁は二人が代わる代わる交代で、ダメージを受けては休み、ダメージを受けてはまた休みを繰り返し、チビチビ飲み干した。
ーーーーー
【沖縄ホテル】
「あぁぁぁ、苦かったぁぁぁ…」
「苦かったなぁ」
「…もう緑のものは買ったらダメですよ!!」
「ははは!」
「"ははは"じゃないですよ、まったく…」
「さて…朝食を食べに行くか!」
「…その前にシャワー浴びてきます。」
ーーーーー
「ビュッフェスタイル…??」
「…自由に好きなものを好きな量とって食べられるってことのようですね!」
「なるほど、そうか、」
「じゃあ早速取りに行きましょうか!」
「おっ!、"にんじんシリシリ"があるぞ!」
「こっちには"もずくの天ぷら"がっ!」
「おいおい、これって、天ぷらにする前のもずくじゃないか!?」
「え!?、どれどれ?……うゎ…黒くて…少しグロテスクですね…」
「おっ!"ゴーヤーチャンプルー"だ!!」
「ゴーヤーはもういいです。」
「おぉ、ナットウ!!」
「……大丈夫かなぁ…」
ーーーーー
「うぁっ…このナットウ、苦手だ!ねばねばだよぅ…」
「え?、どれどれ…一口下さいな……あっ、私、いけるかも!」
「まじかよ、じゃあ、この"ノーマルなもずく"は?」
「どれどれ…〔ズズズッ〕あ、いけるいける、酸っぱさが爽やか!」
「マジかっ…なんか…食感が…私苦手だ…」
「アレクは味覚がお子ちゃまですね~」
「ぐぬぬ…」
ーーーーー
「ゴクゴクゴクっ…」
「…カチューシャ、何を飲んでいるんだ?」
「シークワーサージュースです。」
「ほぅ」
「あなたの持ってきたどこぞのジュースとは違って美味しいですよ」
「…じゃ、私ももらってこよう。」
ーーー
〔…グビッ、グビッ、〕
「ふぉう!!、スッキリ!」
「柑橘系ですね」
「ん~、酸っぱく、苦く、甘く、…なんかソビエトでも似たようなの飲んだことあるような…」
「あー、確かに…なんでしょうね…」




