врываться:突撃
【10時 東京 スターリンカ】
今日も一通り家事を終えた、そして買い物も昨日が特売日で割りといろいろ買いだめ出来たから今日、明日は行かなくてもよさそうだ、フフフ、私もだいぶ日本での生活に慣れてきたな、さあ、今日はこれから何しよう…
「!、ややっ、こ、これは…凛の弁当!?」
凛っ、おっちょこちょいさんめ…、私の愛妻弁当(?)を忘れよって…
それにニンニク首飾りも…
仕方がない…届けてやろう!!
実はもう既に凛の職場である「○○出版」の場所も特定済み!!!
フフフ、こう見えて私、小さい頃はКГБ(ソ連国家保安委員)になりたかったのだ!(…なれんかったけど…)
う~む、10時か…凛は毎朝電車で通勤しているらしいが…電車なんて時間通りに来るかどうかわからないものに賭けは出来ない、私が走った方が速いな、
「Пошли(出発!!)」
ーーーーー【ソフィアは走った。】ーーーー
「よし、ついた、ここが○○出版、」
「〔ウィーン〕」
「ほう、自動ドアか…素晴らしい」
〔てくてくてく…〕
「すみませんがそこのかた!!(受付)」
「ダー?」
「外国のかたですか、どうしました?」
「弁当を届けに…」
「あ、そうでしたか、少々お待ちください、」
「…」
《ソフィア》
…クソ、止められたか、どこかに電話しているようだな…どうしたものか…
捕まる前に凛の所へ行くか、
「〔そろーりそろーり〕」
ーーー
「……お客様、大変お待たせいたしました、…お客様?…あれ??」
ーーーーーー【観光雑誌編集室】ーー
「はっ、しまった、ソフィアの弁当家に忘れてきた!!、どうしよう、せっかく作ってもらったのに…」
「心配に及ばない!!、凛、持ってきたぞ!」
「うぉっ、ソフィア!?」
「ほら、お弁当、それとニンニク(首飾り)もね!」
「それも持ってきたの!?」
ーーーー
「…ソフィア、ちゃんと自分のお弁当まで持ってきたんだね…」
「うん!」
「あ、でももうすぐ昼休み終わっちゃうよ?この後はまた私は編集作業に戻るから…ソフィアどうする?」
「…んー」
「おやおや、見かけない顔がいるね~、新入社員かな~?」
「へ、編集長!」
「いかにも!、私が編集長の笹木部だ。」
「…ほう、コイツが…」
〔ーースッ〕
「ん?なんじゃこれ…うゎくっさ!!何これ…ニンニク!?」
「ちょっと、ソフィア、編集長にニンニク首飾りかけたらダメっ!!」
「でも、風邪ひいているのだろう?」
「そうだけど…」
「須田君!!、君の友達かね!?、なぜワシにニンニクをかける……って、須田までニンニクを!?」
「ええ、ソフィアの偉大なる祖国の健康法らしいです…」
「…ソフィア?、あ、よくみたらこの子、外国人かね…」
「はい、外国人…」
《編集長の頭のなか》
クックック、ワシはこう見えても、若い頃は英語ペラペラで、イケイケじゃったんじゃ!!、今こそ、部下に英語が話せるクールな編集長アピールしなくては…
「ヘロー、マイネーミーズ笹木部ぇ~、ないすとぅーみーちゅー」
「…」
《ソフィア》
…コイツ…英語?、私をバカにしているのか?…
いや、おそらくコイツ、偉大なるソビエト人と資本主義の犬の区別がついてないんだな…全く…
しかしまあ、なんという無礼な奴だ、初対面の者に敵国の言葉を使うとは…
少しこらしめてやるか、
ーーーーー
「いっつ、グローバル、いえーい!」
「ちょ、編集長、ソフィアに英語は…」
「Здравствуйте,Хэнншюутиёо!Я Софья,Очень приятно познакомиться.Спасибо вам за вашу помощь моя лин!
Это компания хорошо!...Ты простудиться? Не подходить Линн!!…ペラペラペラ…(訳:はじめまして、私はソフィアです、いい会社ですね、いつも私の凛がお世話になっております、ところで、編集長、あなた、風邪気味なんですってね、うちのソフィアに近づかないでください。)」
「お、おぅっ?…。」
「…さすがはソフィアだ…」




