здоровье:健康
【ある日、東京スターリンカ】
「ただいま~」
「お帰り、凛今日も労働、ご苦労様!!」
「ありがと、あ、そうそう、最近風邪が流行ってるから、うがいしなきゃ!」
「??」
ーーーーーー【洗面台】ーー
「〔がらがらがらがらがらが〕(うがい)」
「!?、洗面所から変な音が!?…溺れてる?」
「〔がろろろろろろろろ〕(うがい)」
「凛!!、大丈夫!?溺れてるの!?今助けるよ!!」
〔ガチャガチャッ、バタン!!(ドアを開けた)〕
「ーー凛!!」
「は、フォフィアふぉふぃたの?(うがい中)」
「…Почему(何っ)??」
ーーーーーーー
「あれはね、ソフィア、日本の健康法の《うがい》だよ。
溺れてた訳じゃないよ…」
「そうだったのか…」
「うん、なんか今日編集長がね、やけに咳してたからさ、」
「なるほど。」
ーーーーーーー【夕食(今日は凛の当番。)】
「お、今日は焼き魚か!」
「うん、サバだよ。」
「おお、ハラショー、サバは好きだ。それに…これは林檎だな!!」
「りんご~、好き?」
「ああ、祖国で最も労働者に愛された果物だ!」
「へ~」
「しかも、日本の林檎は赤いんだな、ソビエトで出てくるりんごはだいたい、青リンゴだ!」
「赤りんごはダメなの?」
「いいや、赤は最高だ、労働者の血、革命の赤だ!!Ураа!!あ、それと、ソ連にも赤リンゴも無くはない。」
「そりゃよかった。」
「いただきます!!」
〔シャリっ〕
「…むっ…これは…」
「??」
「凛、ヤバイぞこのりんご、」
「どうしたの!?」
「甘い!!」
「へ?、よかったじゃん」
「よくない、危ないよ!」
「危ないの!?」
「とても危ない、死ぬよ。」
「えぇ、死ぬの!?」
「腐っている。」
「え?」
ーーーーー【説明】ーー
ソビエトロシアでは、林檎は基本、酸っぱいもの、
スーパーに並んでいるものも、自由市場のものも、青く酸っぱい。
だが、それでいいのだ、それが東側の味。
小さい頃から慣れ親しんだ味。
また、ソフィアは、「甘い林檎を食べると死ぬよ」っとお婆ちゃんに言われて
育ったので、他の子よりも「甘い林檎」への警戒心が強いのだ、
故に、ソフィアの頭の中では「甘い林檎」は「白雪姫に出てくる林檎」と同等か、なんならそれ以上に危険な存在なのである。
ーーーーー
「なるほどね…」
「うん、だから危ないよ。」
「日本の林檎は、甘いの。」
「へっ!?」
「むしろ酸っぱい林檎がダメ。」
「!?、死なないの?」
「死なない。」
「本当?」
「本当。」
「…あと、この赤リンゴ、中は白いんだな、」
「うん…ん?」
「ソビエトの赤リンゴは中まで赤いんだ、」
「へぇぇ、どう言うこと?」
「ん~、凛にもいつか、見せてあげたい。」
ーーーーーーー【次の朝】ーー
「それじゃ、ソフィア行ってくるね!」
「あ、待って!、はい、これ、」
「?、首飾り?……って、うゎ、くっさ!!、なにこれ、ニンニク?」
「そう、これを首にかけてたら、風邪ひかない。」
「…無理無理、こんなのしていったら怒られるよ!」
「でもヘンシュウチョー風邪なんでしょ?」
「いや、そうだけどさ…」
「これ、ソビエトの健康法、効くよ。」
「日本のニンニクとソ連のニンニクは違うの!!」
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そう言うと、凛はニンニク首飾りをおいて逃げるように家を出ていった、
が、しかし、凛、ニンニクに気をとられ、弁当を忘れていることに気づかず出勤!!おっちょこちょい!!…どうなる、凛!!




