синтоистский храм:神社
【東京都 港区 愛宕神社】
「ほゎぁぁぁぁ!!!」
ソフィアは町探検と言う名の散歩をしていると、ふと、目に留まった大きな赤い鳥居の前で足を止めた。
《ソフィア》
…っ、わー、デカイ鳥居だ、多分これ神社だよね?、日本人がお祈りする場所…
私もお祈りしよう。
なんか昔、ソビエト軍に入軍する時にウラジーミル元帥(とてもエライ人)が「我がソビエトにおいては、宗教は阿片である!」っと言っていたが、日本のシントウはもう、宗教の粋を越えた美しさとロマンがあるっ!!
いざ行くぞソフィア!!
愛宕神社、東京都港区愛宕1丁目にある山手線内では珍しい自然の山で、東京23区の内での、自然の山としては一番の高さを誇る、
その愛宕山頂上にて慶長8年(1603年)からずっと東京を見守り続けている、
総本社は京都の愛宕神社である。
あと、2014年からは、電子マネーによる賽銭も受け入れてるらしい…凄いけど…神様的にはどうなんだろう…
「!?、1603年!?、まだソビエトやアメリカが建国される前!?」
(ソビエト設立は1922年、アメリカは独立宣言が1776年)
《ソフィアの声には出さない頭の中》
いやいやいや、ヤバすぎるでしょ、二大大国の歴史より古い神社!?
…参りました…二つの意味で(上手いっ!)…
「おや?、この石の階段、《出世の石段》?」
「外国の方ですか?」
「はっ、はいそうです!」
「おやまぁ、日本語がお上手なこと!」
「ありがとうございます!」
「この石段はね、昔エライ殿様が、この山の頂上にある梅がたいそう綺麗だったもので、部下達に、誰かあの梅を馬に乗ったまま取ってこい、っと命じた…しかし、見ての通りこの石段は歩いて上るのにも一苦労な急な階段でね、馬で上るようなことをしたい部下はいなかった、殿様が怒り、今にも暴れ始めそうになったその時、パカッパカッと、馬で石段を上り始めた強者がいた、殿はその者の顔を知らなかった、そこでアイツは誰じゃと問うと、どうやらその男は曲垣 平九郎と言うらしい、殿様はたいそう感心なさった、「あの者は日頃から馬術を怠っていないな、あっぱれじゃ!」そして曲垣は出世したとさ、そういうことで、この階段をのぼれば、出世できるそうじゃよ!」
「ほお、良いことを聞いた、感謝する!」
「いやぁ、それにしても、綺麗だねぇ、外国人さん、この上の本殿には胡蝶蘭がたくさん並んでるんだけどね、花言葉は「変わらぬ愛」と「幸福が飛んでくる」外人さんも、好きな人に胡蝶蘭を贈りな!!」
「…はい。」
「ハッハッハッハ!!」
「///」
変なお婆さんが良いことを教えてくれた。
そこでソフィアは石段を上ることにした。
「…私が上れば凛も出世出切るかな…」
軍人であるソフィアは石段を上るなど容易いことではあるが、それでもソフィアは一歩一歩に願いをこめてゆっくりと上りきった、
そこには落ち着いた雰囲気かつ、堂々たる態度でたたずむ本殿があった。
キリスト教の教会や、神殿などはどれも人間や神の偉大さを感じる豪勢できらびやかななのにたいし、日本の神社は自然と共に暮らす、謙虚さ、飾りすぎない建物の良さを知っている、神様が住むところとしての威厳は保ちつつも、下品にならない位の装飾をさりげなく済ませ、まさに神様が快適かつ、のびのび暮らせる建物だ。
そして、あのお婆さんが言っていたように、確かに胡蝶蘭が並んでいた、
「…胡蝶蘭の花言葉…変わらぬ愛…凛には少し重すぎるかな。」
振り返ってみるとスカイツリーから見た東京とはまた違った東京の町並みと、夕日が見えた、
「これがここの神様がずっと昔から見てきた風景…」
ソフィアはそろそろ家に帰ることにした。
「…そういえばこの凛のアパート、なんか落ち着くなと思ったら、祖国の"スターリンカ(ソ連の集合住宅の一つ)"に似てるな…今度からここを私と凛のフルシチョフカと呼ぼう。」




