золотая рыбка:金魚
【東京ソラマチ】
「抹茶アイス美味しかったね~」
「うん、今日はありがと、楽しかった!」
「よかった~、あ、まだ歩ける?最後にもう一軒!」
「ダヴァイ!!」
ーーー【飴細工屋】ーー
「よかった、間に合った!!」
「?」
「いいからいいから、見てて!」
「??(…おじさんが店の奥から出てきた…そしてガラスの板の向こうで何か練ってる!? なにこれ…何をやってる?おっさん、あ、練ってた塊から1つまみ取り出して棒に刺した…白い…ネトネトした何か…)」
「ねぇ凛…これは…!?、(凛、動画撮ってる…なんで!?)」
「フフフ」
「!?(しかも楽しそう!?、おじさんが白いネトネトをこねくりまわしている光景を楽しそうに録画っ!?どう言うこと!?ん?、おじさん、何か取り出した…ハサミ!?、でかいハサミ!?なんか、大丈夫!?まさかの刃物…)」
だがソフィアの不安とは裏腹に、おじさんはものすごい手際で白い塊の形を変えてゆく、
「(ん~?…この形…)」
どんどんと姿を表す何か…
「…金魚ぉ!!」
「そうだよ」(←マイクでおじさんがしゃべる。)
「わ!!喋った!!」
「そら、おっちゃんも喋るぞぉ、おっちゃんだもん、おっちゃんという生き物はだいたい皆よく喋るからな、ほぅら、おっちゃんのここ、ここにお嬢ちゃんと喋るためのマイクがついてるんだ、これで、喋れる。」
「(めっちゃ喋るっ、このおっちゃん…)」
ずっと無言を貫いていたおっちゃんだったが、ソフィアが話したことにより、
どんどん喋る!!、が、手は止まらない、まるで手がおっちゃんから独立した別の生き物のように素早く動く…
「ほら、金魚の形出来たよ~、さて、次は色塗りだ、さっきのお嬢ちゃん、すみだ水族館へは行ってきたかい?」
「うん。」
「金魚いたぁ?」
「うん、沢山いた。」
「何色だった?」
「うーんと…赤!!」
「よぉし、赤!」
そう言うとおっちゃんは出来た金魚に細い筆でオレンジ色に塗り、
黒く模様を入れ、最後に、目を書き入れると、
「はい完成!」
「わー〔パチパチパチ〕」
最初は不安がっていたソフィアも喜んで手を叩く
「そいじゃ、出来たこの金魚さんは、お嬢ちゃん……のお連れさんにあげよう!、はい」
「やった~!」
「見せて見せて!」
「ソフィア、すごいでしょ、ほら、金魚、リアルだね~」
「わぁ…生きてるみたい…」
まるで生きていて、今にも水の中で泳ぎだしそうな、さっき水族館で見てきた金魚が再び目の前に現れた。ヒレや胴体が透けていて凛の顔が見えるものの躍動感に溢れた金魚はまさに本物、ソフィアは思わずウットリと眺め見入る…
「えい〔パクっ〕」
「あ!?、」
「〔モゴモゴ〕」
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁ、金魚がぁぁぁ、金魚ぉぉ、食ったぁぁぁ!!、金魚をぉぉ、凛が、凛が金魚食べてるよぉぉ、うゎぁぁぁ、なんてことするんだぁ、出しなさい!凛!出すんだ!」
「〔カパッ〕」(←凛、金魚を丸のみ)
「ああぁぁぁ金魚ぉがぁぁぁ可哀想に…なんてことするんだよぉ…うぅぅ」
…無惨な姿になった金魚に、へにゃっとするソフィア、今にも、また泣き出しそうになっている…いきなり白い何かをオジサンが練って金魚が出来たかと思うと、それを凛が食べる…もうわけがわからない。
「ははははは、こんなにすごいリアクションはおっちゃん長いことやってるけど初めてだな、嬉しいね」
「うぅぅ、守れなかった、小さな、生まれたばかりの金魚…兵士失格だぁぁ」
「これはアメだから大丈夫だよお嬢ちゃん、」
「леденец…?」
「そうだよソフィア、ほら食べてみ、」
「うぅぅ、〔パクっ〕…あまい…金魚…」
「ほらお嬢ちゃん、おっちゃん嬉しいからね、お嬢ちゃんにも何かつくってあげるよ、好きなもの言いなさい、つくってほしいもの、」
「じゃあ同志スターリ…いや、ニシキアナゴ!!」
「ニシキアナゴね、水族館にいたのかな?、お嬢ちゃんの持っている奴だよね、お嬢ちゃんニシキアナゴ好きなんだね~」
そう言いながらおっちゃんは1つまみ白いネバネバを取り出し、こねて、細長くしていくつかに切り、きゅっと曲げ、色を塗り、すぐ完成!
「ニシキアナゴいっぱいいたでしょ?だからほら、沢山作ったよ~、ニシキアナゴと、チンアナゴ!」
そう言って透明な袋に入れてくれた。
「スパシーバ!」
「よかったねソフィア、」
「うん!」
二人は幸せそうに、家に帰っていった、ソフィアはその両手にいっぱいのニシキアナゴとチンアナゴを抱えて…




