унаги:鰻重
【東京都 墨田区 ソラマチ】
「ケーキ美味しかったね!凛!!、日本のチョコレート、すごい、甘すぎないからいくらでも食べられる!」
「うん、美味しかったけど…日本人としては、あれはちょっと甘すぎかな、あの甘さに慣れてるから、口の中が…甘い…」
「えぇ~」
「ソフィア~、なんかしょっぱいもの食べよ?、でもお腹は結構いっぱいだし…シェア、一緒に食べよ?」
「うん!」
ーー【鰻重】ーー
「ん~重?難しい漢字…」
「これは鰻重だよ、ウナギの乗ったご飯!高級よ!」
「ウナギ?」
ーーー【ソフィアの回想、ソフィアが幼かった頃】ーー
【ソフィアの祖父の書斎】
「おじぃちゃん!!これなぁに?」
「……カァァァっ…ググッ…カァァっカァ…ゲフン……」(←いびき。)
「…お爺ちゃん?…おーじーいーちゃーん!!おーきーてー!!」
〔グラグラグラ〕(←祖父が寝ている揺り椅子を揺さぶる。)
「!!〔ガバッ〕空襲か!?」
「違うよ?ソフィアだよ。」
「おぉ、脅かせよって、わしゃてっきり、またドイツ人かフィンランド人が報復にきたのかと…ビックリしたわい!」
「…何言ってんのお爺ちゃん…」
「それよりなんじゃ?、おぉ、それはワシの"お魚図鑑"じゃな?その本、面白いじゃろ?世界中のありとあらゆる魚が載っておる、ワシの魚図鑑、魚図鑑であると同時に、ワシの晩御飯のメニューでもある。」
「??」
「で、なんじゃ?美味しそうな魚を見つけたか?」
「違う。 これ見て、これもお魚さん?」
「これは…ウナギじゃな、これは魚と言うよりは"コンセント"の仲間じゃ。」
「コンセントの?」
「電気を出せるんじゃよ、電気を、」
「電気を出せるの!?」
「ビックリじゃろ?」
「うん、ビックリ!!」
「この家の電気も全部、ウナギが発電したものを使っているのじゃ!」
「へ~」
「オイ、クソジジィ!!私のかわいいかわいいソフィアにバカなこと教えんじゃないよ!!」(←ソフィアの婆さん。)
「バカなことじゃないわい、クソババァ、電気も出せんクセに文句言うな!」
「なんじゃとクソジジィ、じゃああんたは出せんのかい!?」
「うるせぇ電気ババァ引っ込んでろ!!」
ーーー【回想終了。】ーーー
「……あー、凛!、危ない!!」
「またかよ、どうしたの?」
「ビリビリするよ!?」
「それは電気ウナギ!、普通のウナギは電気を出さないから。」
「え、そうなの?」
「そう。」
「(…そういえば、イギリス人もウナギをゼリーで固めて食べていると聞くなぁ、ソ連でもウナギではないが豚や牛のゼリー寄せはあるし、ウナギも食べられるのだろう…が、どんな味がするのやら…美味しいのかな…美味しそうには…見えないよなぁ…)」
「おまちどうさまです、鰻重お1つ、ごゆっくりどうぞ~」
「おお!来た!ソフィア、開けていいよ!」
「ありがと(むむっ、黒い箱に入ってきた…四角い…これは…器なのか?とてもつやつやとしていて、黒色なのに光っている…美しい…)開けるよ!」
「どうぞ~」
〔カパッ、ふわっ〕
「わぁ!」
ソフィアが蓋を開けると同時に、ブワッと中からよい香りのする湯気が玉手箱のように出てくる出てくる、思わず2人とも、深呼吸!!
「美味しそうだね、ソフィア!!」
「すごい…キレイ、(白く輝くお米の上に金色に輝くウナギが乗っている、黒い箱の内側は赤く、料理全体が1つの芸術品のよう…あまじょっぱいタレと、炭火の香ばしい匂い…さっきまでスイーツをたらふく食べていたのにもうお腹がすいてきた…)」
「なんか、この匂いを嗅いじゃうとお腹が減ってきちゃうね、食べよ!」
「「いただきます!」」
「美味しい!」
「フクースナ!」
~箸が、止まらない!!~
「「ごちそうさまでした!」」
「ふふふ、シェアじゃなくて1人1セットでもいけたかもね!」
「ん~、私はちょうどよかったよ?」
「そう?ソフィアは軍人さんだからいっぱい食べるのかと思った、」
「そんなことないよ~!」
「えぇ~ケーキもあんなにたくさん食べてたのに~?」
「そんなに食べてないよ~!!」
「でも、とりあえず甘いものとしょっぱいもの食べて満足したから、次は水族館にでもいってみるか!」
「аквариум?」




