башня:塔
【東京 墨田区 スカイツリー】
「うゎぁぁぁ、で、デカイっ!!」
私は今、凛につれられ"東京スカイツリー"に来ている、
デカイ…こんなにデカイ建物は…ソ連にも無い…かも…知れない…
「高さが634m、使われている電波塔としては世界一の大きさだって、」
「マジか…」
ソ連1大きな建物…モスクワのオスタンキノタワー…これと似たような形をしているが高さは540m…くっ…負けたか…
「早速登ってみよっか!」
「階段!?」
「エレベーターよ」
「よかった」
ーー【エレベーター】ーー
〔チーン〕
「おお、桜!」
「おしゃれなエレベーターだね~」
〔トビラガシマリマス、ガシャン〕
「「…」」
〔キュィィィィィィィィィンンンン~~!!〕
「「!!」」
「ーーーッあぁっあ、」
「うぁぁあぁああぁ、み、耳がっ」
東京スカイツリーのエレベーターの速度は600m/分、
これは国内最速で、展望デッキのある350mまで50秒で上る、
耳が敏感な人は、飛行機やドライブで高い山に行ったときに耳がキーンとなる"あの"状態になるのだ。
「あぁぁぁ、そ、ソフィアァァァァァ」
「り、凛んんんんぁぁぁぁっぁあ」
「「耳が~~」」
二人とも、耳が敏感だった。
〔チーン、テンボウデッキデス。〕
「あぅぅぅ~」
「耳がヤバかったね、ソフィアァ~、」
「う~…うわぁ、凄い!!」
「?」
「窓の外!!」
「うわぁ!!ほんとだ!!」
そこには肉眼で見える範囲は全て建物がギッシリと詰め込まれた未来都市が広がっていた、様々な色、様々な形、大きさの建物が遥か遠くに見える山々の麓まで続いている…東京に来て一週間ほど、「あれ?ここ、モスクワより栄えている?」とは薄々勘づいてはいたものの、まさかこれ程東京が大きな町だったとは…、
「すごいね~、ソフィア、あ!あれが富士山だよ、あっちにはうっすら東京ディズニーランドが見える!!写真でも撮るか、ね、ソフィア…」
「…」
「そ、ソフィア!?、な、泣いてるの?、な、なんで!?」
「う、うぅっ…(な、なんで、私は泣いているんだ?、自分でもわからない、泣く要素なんて無いはずだ、こんなに見事な町並みではないか、なぜ泣いている貴様!、ソフィア、貴様はそんな軟弱な奴じゃないだろ!)」
ソフィア自信もなぜ泣いているのかわからず、困惑!自問自答!
必死で泣き止むよう自分自身を説得するが、かえって溢れ出す涙、
その涙にさらに困惑、焦る!!
「うわぁぁぁぁ~(なぜ声をあげてまで泣く、やめろソフィア、どんなに辛いことがあっても一人の時だって泣いたことはなかっただろ、それなのに、よりによって凛の前で…泣き止め!ソフィア!!)」
こうなるともう、なかなか止まらない、自分の中で自分に厳しく言い聞かせるソフィアと、その厳しさにさらに涙が込み上げてくるソフィア…
「えぇ…どうしちゃったのソフィア…疲れちゃった?、と、とりあえず休もうか」




