#843 よし、かかった、ティアナ発射地点に向かえ!
#843
ソラナはハルトからのコールにどきっとしつつも、返事をする。
「ソラナです、何かありましたか?」
「ハルトより、なーに、試合宙域に邪魔が入りそうなので、ティアロイドに警戒するように伝えたんだ、一応大会責任者のソラナに伝えて置くぞ」
「ソラナより、ありがとうございます、あと10試合です」
競技の裏側でスペースレスキュー隊フェニックスが活躍していることは知られることはなく順調に試合は消化される。
「残りあと5試合です」
ソラナは妨害が入らないかどうか、ひやひやしながら競技を進める。
「この1試合が最後です」
ソラナは、ハルトのいる審判席に目を移す。ハルトとルミナは競技をじっと眺めている。
「試合宙域2時方向より、高エネルギー反応あり、到達まで10s」
叫んだのはノバだ。
「よし、かかった、ティアナ発射地点に向かえ!」
「ラジャー!」
ティアナは元気よく返事をすると、フェニックス3号ティアライダーを全速にして、普通なら回避するであろうエネルギーに突撃する。
「なにくそ、コノヤロー」
ティアナは気合を入れると、ティアライダー前部にバリアを展開し、そのまま高エネルギーを弾き飛ばす。そして、弾き飛ばしながら、発射地点にこれも全速で突撃する。
「よし、捕まえた」
ティアナはそういうと、バリアをそのまま槍のように収束して、レーザー砲と思われる装置に突き立てる。
「手ごたえあり」
ティアナはふふんとほくそ笑むとバリアの槍先をぐりぐりと装置にめり込ませる。
「ダーリンへ、発射地点制圧完了~」
「おい、ティアナ調子に乗るなよ、お前つい最近掴まって境界空間に連れ込まれたばかりじゃないか?」




