#833 宇宙大学生対象のデブリ回収ロイド大会を開催することとなりました
#833
「さきほどまで宇宙大学の講堂にいたと思いますので、まだ近くにいるのであれば、連絡の取り方だけ教えて頂けないでしょうか?」
おっ、ソラナはちゃんと自分で考えることができる子だぞ、とハルトは感じている。
あれっ、ミーナミは確か、一緒にブリッジに戻ったはずだけど、どこ行っちゃったかな、ソラナを試すような真似をしたくせに正解を知らないなんてちょっと間抜けすぎるぞ、自分。
「ミーナミより、ハルト隊長、聞こえますか」
丁度その時、見ていたかのようなタイミングでミーナミから連絡が入る。
「こちらハルト、ミーナミ社長どこにいる?」
「隕石群が心配で、ベータステーション駅まで戻ったところです。」
「そちらの状況を教えてくれ」
「接近した小隕石はアリス中佐の準備してくれた防御壁で全部防げました、おかげさまで無傷です」
「それはよかった、そうそうソラナちゃんがミーナミ社長と話したいようだぞ」
「ソラナさんはそこにいるのですか」
「ああ、いるよ、代わろうか?」
「お願いします」
ミーナミはそういうとフォーカスをソラナに移す。
「スペースレール㈱代表取締役社長のミーナミといいます」
「ミーナミ社長ありがとうございます、私宇宙大学6年生ソラナ・アーレンと言います、先ほど講堂でミーナミ社長のお姿を拝見しました」
「ああ、ありがとう、ところでなんの用事でしょうか?」
「さっそく本題に入らせて頂きます、この度ハルト隊長の発案で宇宙大学生対象のデブリ回収ロイド大会を開催することとなりました、私が発起人を務めさせて頂きます」
「ほう、ロイド大会というと、デブリ回収を競うロイドを開発するってことだね?」
「そうです、それでですね、メイン会場にスペースレールベータステーション駅近くをお借りしたいのですが、許可頂けますでしょうか?」
ソラナは話しながら可能な限りの計画案をミーナミに送ったようで、ミーナミはふんふんと言いながら、見ているようだ。
「今拝見しているけど、なかなか面白そうな大会ですね・・・いいでしょう、駅の前面をメイン会場としてもらえれば、当社にとってもいい宣伝になるから、全面的に協力させて頂くことにしましょうかね」




