#832 あなた、この選考会のマネージメントをやってみない?
#832
「ティアナ、あのな、一応これは就職選考会も兼ねているんだからな」
「へーんだ」
「あっ、ソラナちゃん?」
呼ぶのはルミナだ。
「はい、ソラナです、なんでしょうか?」
「あなた、この選考会のマネージメントをやってみない?」
「あの、私も選考対象の一人なんですが・・・いいんですか?」
「あっ、いいのいいの、ソラナちゃんはもう採用が決まってるから・・・そうね、いっそ、デモンストレーションとして参加してもらおうかな?」
「あの、なんだか私だけ、ハードルが高そうですが・・・ぜひ、やらせてください」
「そうこなくっちゃね、じゃあ、こっちで打ち合わせをしましょうね」
ルミナはそういうとソラナを連れて、ブリッジの奥にある作戦室という名前のレストルームへ向かう。
「ソラナちゃん、じゃあ急で悪いけど、そこに端末あるから、さっそくスペースレール㈱新人募集デブリ回収大会、を企画してもらえるかな?」
ハルトはこともなげにソラナに言うが、ソラナはまだ学生で、卒業もこれからの身の上だ。
「ハルト隊長、がんばります」
ソラナはそういうと、もう端末に向かってあれこれと調べ始めている。
「ハルト隊長、あの、メイン会場はスペースレールインターワープ3ベータステーション周辺をお借りしてもいいですか?」
「そうだな、その件はミーナミ社長に伺うのがいいと思うよ」
「あのミーナミ社長に私が連絡しても大丈夫でしょうか?」
「そうだな、奴もまだ学生みたいなもんだから大丈夫だよ」
「ありがとうございます」
ソラナはハルトからアドバイスをもらうと、もうミーナミにさっそくアプローチしているようだ。
「ハルト隊長、あの?」
「ソラナちゃん、なんだい?」
「ミーナミ社長にお会したいんですけど、どうすればいいですか?」
「うん?、ソラナちゃんはどうすれば会えると思う?」




