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#831 若い時は肉体を動かすことが大事だと思うけどなあ

#831


「おいティアナなら1hで何個くらいデブリをあつめてこれそうか?」

「えー、私?、そうだねえ、1000個くらいなら・・・」


「旦那様、左夫人に聞いちゃだめですよ、普通の人なら2,3個じゃないですかね」

 規格外のティアナの言葉をルミナが一般人向けに解釈する。


「ただ、デブリを集めても面白くないな、何かいいアイディアはないか?」

「アイディアならこのアリスめにお任せくだされ」


 アイディアと言われて黙っているはずがないと思ったら、やっぱり首を突っ込んでくるのはアリスだ。


「おうアリス中佐、何か面白いアイディアでもあるのか?」


「そうですね、宇宙大学学生さん対象なのだから、デブリ回収個数を自分たちで作ったロイドで競うってのはどうでしょうか?」


 うーん、さすがアリスだ、ハルトの頭の中には宇宙服を着た学生たちが押すな押すなとばかりにデブリを回収している絵ずらが浮かんでいたが、ロイドなら危険も少ないだろうし、宇宙空間でロイドを調整や修理しながらきとんと動かく技術も大事だろうな、と。


「えーっ、若い時は肉体を動かすことが大事だと思うけどなあ」

 ティアナはやはり体を直接動かすことにこだわっている。


「じゃあ、こうしようか」

「ハルト隊長、何かいい案がありますか?」


「ねえダーリン、やっぱり体が大事よね」

「そうだな、まず、3人一組のチームにしようか」


「えっ、チームなの?」

 いつも単独行動なティアナが口をとんがらかせて反応する。


「そうだ、宇宙空間では協力することは大事だからな、そのチームに2個ずつカプセルを支給しよう」

「それで、それで?」

 とはアリスだ。


「そこに骨組みだけ支給するロイドを使って、制限時間内にカプセルにたくさんデブリを集めたチームが勝ちってことでどうだ?」


「さすがハルト隊長、協調性、独創性、工作といくつもの要素が絡んでるから楽しそうですね」

「えーっ、だーっと行ってどーんと集めて、がーって戻ってくるのがシンプルでいいと思うけどナ」



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