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#829 照準確認前方小惑星、艦首プラズマキャノン・・・発射!

#829


 ハルトに名前を呼ばれたソラナは慌てて、椅子からその場に立ち上がる。そして、ティアナに向かって宇宙大学式の敬礼をする。


「はじめまして、ソラナ・アーレンです、フェニックス隊にインターンシップとして体験入隊しています、よろしくお願いします」

 ソラナはそういうと、ぺこんとお辞儀をする。


「よしハルトより、ソラナ練習生、チョコに協力して小惑星の位置確定、艦首主砲プラズマキャノンの照準設定やってみろ」

「ソラナ・・了解?、私が・・よろしいのでしょうか?」


「チョコより、ソラナ練習生に任せるね」

「ソラナより、任されました、小惑星の軌道計算・・・終了、10m後の位置確定」


「ルミナより、艦首主砲プラズマキャノン発射準備に入れ」

「チョコ了解、艦首主砲プラズマキャノン、回路開き、ロック外します」


「ハルトより、艦首主砲プラズマキャノン発射承認」

「チョコ了解、艦首主砲プラズマキャノンエネルギー注入開始」


 旗艦ルミナス内の不要な電源は全てシャットダウンされて、プラズマキャノンへ接続される。プラズマジェネレータが全開となり、ごうん、ごうんとうなり音を発生する。


「チョコより、艦首主砲プラズマキャノン発射準備完了しました」

「ルミナより、チョコユナレン、主砲プラズマキャノン発射許可、総員対閃光、耐衝撃よーい!」


 ブリッジ前方の窓の一部を残して、防御シールドが降りる。


「チョコより、照準確認前方小惑星、艦首プラズマキャノン・・・発射!」


 旗艦ルミナスの艦首からまばゆいばかりの光を放つ光の束が放たれる。そのビームは小惑星に命中すると、大爆発を起こす。そして、やがてその光は宇宙の星の一つとなっていく。


「やったー」

 旗艦ルミナスと宇宙大学講堂で割れんばかりの拍手が湧き起こる。


「ハルトより、チョコとソラナ練習生、見事な火器管制だったぞ」

「ソラナよりハルト隊長、ありがとうございます、私この旗艦ルミナスで活動したいです」


「ソラナ練習生、その意気だ、まずは卒業目指してがんばれ」

「はい!」


 こうして宇宙大学とのインターンシップは無事終了する。ソラナは無事に卒業の暁には旗艦ルミナスのクルーとして正式採用されることをハルトと約束して離艦する。


「ひゃあー、危なかったな、今度ばかりはだめかと思ったぞ」


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