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#818 どのような点がブラックなのか聞いても?

#818


 ルミ学長はそういうと、ハルト達に再度深く頭を下げる。


「ルミ学長、挨拶はこのくらいにして本題に入りましょう」

「ええ、ええ、お願いします、人材募集のことでよろしくて?」


「そうです、あの、スペースレスキュー隊とスペースレールで働きたいと考える学生さんはいそうですかね?」

 ハルトは恐る恐るルミ学長に尋ねる。


「あの、ハルト隊長、あなたはあなた達の活動についてどのように自己評価されているのでしょうか?」


 ハルトは自己評価というワードを出されて、学生が口頭試問をされているかのように戸惑う。なんせレスキュー隊にしてもこれまで活動に追われて反省なんぞしたことがないのだ。


「そ、そうですね、正直控えめに言っても、いわゆるブラックな職場と言えるのではないでしょうか?」


「どのような点がブラックなのか聞いても?」

「そうですね、いつ出動になるか分からないので、休みも定期的に設定できないし、勤務時間の設定なんてとてもできないです」


「そうですか、それはなかなか大変な職場ですね」

「あっ、でもフェニックスベースには立派な宿舎があってもちろん無料、食費も無料、です、それに給料はエリシア王国軍に準じているので社会保険完備、もちろん年金も支給されますよ」


「そうですか、今の話を学生に直接話して頂けませんか?」

「そのような機会を頂けるなんて光栄です、本当にいいのですか?」


「ええ、実はあらかじめ希望者を募りました、学生たちは講堂に集まっているはずです」


「本当ですか、お手数おかけして申し訳ないです」

 ハルトはルミ学長にお礼を言う。


「いえいえ、有名なハルト・アマギ隊長のためですので、これくらいどうってことありませんよ、では行ってみましょうか」


 ルミ学長はそういうとすっと立ち上がって、学長室を出る。そしてタワーの外に出ると待機していたロボカーに乗る。ハルト達もルミ学長に続く。


「それにしても宇宙大学の専有面積はステーションに対して広大ですね」

「ええおかげさまで、宇宙人材を育成するのは需要が多い割に莫大な費用がかかり、多くの人の手を有するので、様々な面で優遇されていますよ」



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