#803 ノバも最近はヤンキーに母親としての貫禄が加わってなかなかおっかないからな
#803
「じゃあ、ハルトさんも?」
「ああ、チョコを筆頭にして、ユナを補佐、レンはおまけの見習いでどうだろうか?」
ルミナはにっこり微笑んでから答える。
「ええ、私も賛成ですよ、チョコは火器管制として経験を積めば、RAIに昇格するかもしれないですしね」
ハルトはチョコが若侍に変化した時に、こいつはもしやノバとお似合いでは?と思ったことがある。だが、ノバは人間であるミーナミと結婚してしまった。
RAIのノバからすればSAIのチョコは子どもにしか見えないのであろう。チョコもずいぶんと成長したが、火器管制を任せることでさらなる変化を遂げることを期待したい。
「じゃあ、ノバにはチョコに火器管制のイロハをたたき込んでもらおうか」
「私もお手伝いしますね」
旗艦ルミナスの火器管制担当であるリリアとカノンはレスキュー時にはフェニックス2号のパイロットも兼任しているのだ。そこも含めてチョコユナレイには頑張ってもらわなくてはなるまい。
「あのハルトさん?」
「今度はなんだ?」
「チョコやユナを火器管制にするのであれば、ノバちゃんの許可が必要じゃないですか?」
そうだ、忘れていたが、チョコは惑星間連絡フェリーオルカ号の航法AIだったのだ。
それがオウアクに乗っ取られて悪の道に引きずり込まれる寸前にノバに救出されて、チョコとして第2のAI人生を送っているのがチョコなのだ。
そしてユナはいまさら言うまでもなく、ノバとミーナミもSAI愛娘だ。この二人を今までの見習いと言うか、遊ばせていたのを戦力として一人前として扱うことをノバが許してくれるかどうか、ルミナも自信がない。
「だよなあ、そこはルミナ、一緒にノバと面談してくれないかな、お願い!」
「へ?私ですか?」
ルミナはハルトから頼られたのでちょっとうれしい。
「そうだよ、ノバも最近はヤンキーに母親としての貫禄が加わってなかなかおっかないからな」
「うーん、わかりました、一緒に面談して見ましょう」
ハルトとルミナはノバをさっそく隊長室に呼び出す。
「ハルト隊長、ノバです、用件はなんですかねえ」




