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#799 その提案、アグリーです

#799


 アリスは自信満々に答える。

「じゃあ、さっそく見せてもらおうか」


 ハルトとアリスが向かうのは、スペースレール㈱本社ビルのすぐ近くに設けられたスペースレール車両基地だ。


「どうぞ、どうぞ、アリス自信の作品をお見せしましょう」

 アリスはそういいながらも、てきぱきと作業を進める。


「はいよ、これがハルト隊長の注文の品だよ」

 アリスはそういうと、右手を高く掲げてぱちんと指を鳴らす。


 同時に、車両基地のシャッターががしょんがしょんと上がる。そして中からするすると現れるのは、ぴかぴかの機関車だ。


「おおっ、これが車両基地とステーションベータ間の重力圏内の航行に必要な補助機関車だな」

「そうですよ、素晴らしい出来でしょう?」


 アリスはえっへんと胸を張る。確かに、この機関車の出来栄えは素晴らしい。だが、ハルトには一つ気になることがあったのだ。


「なあ、アリス、これ1両だけか?」

「今のところはね、これの2両目製造より先にコスモ2号の編成でしょう?」


 そりゃそうだ、さすがアリス、もっと先のことを考えてくれているな。


 そうなのだ。このコスモ2号があれば運行本数を増やせるし移動時間を短縮することができるのだ。


 ただ、コスモ2号はさすがにフェニックス4号を流用したコスモ1号と同じつくりにするわけにはいかないだろう。


「アリスにお願いなんだけど、コスモ1号はこのままプロトタイプとして残して、2号は新たに設計してもらえないかな?」

 ハルトに言われてアリスはうーんとしばらく考え込んでいる。


「ハルト隊長、その提案、アグリーです」

「はあ?」


「だ・か・ら、承知したって言ってるんですよ」

「おい、アリス中佐、どこでアグリーです、なんて言葉を覚えてきたんだよ」


「まあまあ、そこは気にするところじゃないんです」



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