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魔族の後に続き、ユイを強襲しようとしたタイラスにはソウタがガンブレードで魔弾を放ち動きを止める。そしてその間に割って入った。
「お前の相手は俺なんだ。」
『俺は殺レレバ誰デモイインダゼ』
ーー!?
リオンには伸びてきたラインガンの手に足首を掴まれ地面へと叩きつけられた。
「ぐぅっ!!」
『銀髪!!マズハ、オ前カラダ。コノ前ノ借リハ返サセテモラウゾ。グハハハッ!!』
「リオン!!」
ーー痛ててっ!!油断したな
「ユイ!!僕は大丈夫だ。それより前、魔族来てるから!!」
「リオン待ってて!!直ぐに殺るから!!重力魔法」
グラビティボールと唱えたユイの左手にテニスボールサイズの重力の塊が発現した。
「はあああぁぁあ!!」
ユイは重力の塊を左手にそのまま飛び立ち重力の壁に張り付いた1体の魔族の顔面に叩き付け、首から上を弾き飛ばし、続けて右手に持つツーハンデッドソードを残りの2体の魔族に回転して横に凪ぎ払った。
バスッ!!と軽い音がした時には2体の魔族はドロリと溶ける様に地面へと落ちて行った、残りの1体はキズが浅く、伸びた爪でユイを襲いかかって来た。
『グゥァァァ!!』
「ふん」
ユイは難なく弾き、逆に斬り伏せると、下から無数の魔法が飛んで来るのが視界に入る。
「もう、鬱陶しいわね!!重力魔法!!」
魔法を唱えると同時に群がって魔法を詠唱している魔族上空の空間に歪みが生じた、生じた歪みが地面へと落ちて行く。
飛来する魔法を巻き込み10倍の重力が魔族に襲いかかった。ブチブチと何かが潰れていく音がする。
だが、そんな中、グラビティプレスから免れた魔族の鋭い爪がユイに襲いかかっていた。
「はっ!!」
ーキィィン!!
魔族の鋭い爪は甲高い音と共にユイに展開されている魔方陣魔法によって弾かれていた。
ユイは口元を緩め「ふふふ、ありがとうイロハ」と微笑むとツーハンデッドソードで襲いかかって来た魔族を斬払い、ユイは下方の残りの魔族に突貫した。
◇
『グハハハ、ドウダ銀髪、マダマダ、コレカラダ俺ヲ、楽シマセロヨ。』
改めて見る上級天魔族ライガインは以前の整った顔立ちは見るも無惨に魔素で爛れている。甲冑の隙間から見える肌の感じは、どす黒く魔族みたいに爪が異常に長くなっている。
ーーはあ、憐れだなラインガン、、、せめて少しでも早く。
「断る!!」
僕は身体魔強化と無魔法を展開した。暗黒の剣を左手でなぞるように魔力を込めると、リオンの体がブレる。
『バッ!!』
ラインガンが気づいた時にリオンが目の前にいた。
ラインガンは言葉を発する間もなく体が左右にズレていく。一瞬で真っ二つになっていたのだ。ラインガンはしきりに再生しようと唸っていた。
「さよならだラインガン火火魔法!!」
白い炎がズレていく体を必死に戻そうとしているラインガンの体に纏わりつく。
白き炎に気づいた時には既に遅くラインガンは『ウォォ』と掠れる断末魔の叫びをあげ蒸発していった。
「ふうぅ、さて皆はどうだ?」
「あれれ、リオン?上級天魔族は?体は大丈夫なの?」
既に魔族を片付けたユイが戻ってきた。リオンに纏わりつきベタベタと体を触って確認してくる。
「あはは、何ともないよ。どうやらユイも無事だったみたいで安心したよ。」
「ふふ、あれぐらい何ともないわ。でも、残念だわ。リオンと共同作業のチャンスだったのに。」
「うん、それはまた今度ね。それより、あとは、ショウヤとソウタとイロハだね。」
「ソウタとイロハはほら、もう直ぐ終わりそうよ。」
「ああ、ほんとだね。下手に手出しすると邪魔になりそうだね。」
「うん。ここでソウタとイロハを観戦しながら、周りでも警戒しとこうよ。ね。リオン。」
「そうだね。」
ショウヤは忘れられている。この時のショウヤはハルバードに張り付いた魔素と奮闘中である。
「へぇ、ソウタって接近戦も上手いんだね。」
「うん、イロハとは連携も上手くてね。ほら」
「遅いぞ。鈍足め。」
ソウタの剣術が冴え渡る。綺麗な連撃がタイラスの腕、同体、首の急所へと決まる。
『グヌヌッ』
タイラスは焦りつつ大斧を振り回しているが、全てソウタの剣撃で軌道逸らされ掠りもしない。
「はいはぃ、こっちもいるよぉ魔方陣魔法だよぉ!!」
空中に魔力で魔方陣を描くと莫大な魔力の龍がタイラスを後方から襲いかかる。
タイラスは振り返り大斧を盾代わりに逸らそうとするが、魔力の龍の大きな口で噛み砕かれる。
『ウギャッ!!』
バキバキッ!!と凄い音を発しながら大斧が粉々になり、タイラスの両手を腕ごと喰わえ飛散した。
「ふん、何処を向いてるんだ、敵から目を逸らすとはな。」
今度は魔力を込めたガンブレードを銃の様に構えたソウタがいた。
ソウタは既に狙いを定め終え後方からタイラスが振り返ると同じに引き金を引いた。
「魔銃術!!」
音もなく光がタイラスの額を貫通した。
意識を失いつつあるタイラスは、自我は薄れ再生を繰り返した所為で魔素に侵されドロリと原型が崩れて行く。
ソウタとイロハが互いにアイコンタクトをすると、既にイロハは魔方陣を発動していた。
「ソウタぁ、行くよぉ魔方陣魔法」
「ああ、イロハいいぞ魔銃術」
タイラスの前後から高温の炎が襲いかかる。
『ブオオォォォオ!!』
タイラスが本能で振り払おうともがくが火蜥蜴の牙の噛みつくような炎が消えない、そこにソウタの大弾の炎が全身にぶつかった。
最後までもがいていたタイラスも炎の勢いに圧され再生出来ず最後は蒸発していた。
「終わったみたいだね。」
「うん。」
イロハが目一杯こちらに両手を振り満面の笑みで、ソウタと一緒にゆっくり降りて来るのがみえる。
◇
〈???〉
質素だが造りは細かく手の込んだ一室。そこには魔道水晶を覗きこむ二人の姿がある。
「よもや、今世で異世界人に会おうとは!!」
「はい、天魔族を相手にこうもあっさりと、、しかし残念でしたね、あの道具も狂化程度の欠陥でしたか。」
「今回は致し方あるまい、拾い物に無理矢理、魔素を詰め込んだだけだ。。だが次は我の魔眼で再現するでな。くく。」
「大丈夫でしょうか?」
「問題ない。」
「ラインガン奴は宜しかったんですか◇%☆●様。」
「よい、あやつはこそこそ何やらやっておったからな。邪魔で殺ろうと思っておった。丁度よかったわい。」
「確かに目に余るほどでしたな。」
「うむ、そろそろ父上も天魔族も鬱陶しいと思っている所だ。少しばかり削っても差し支えない。」
「そうでございますな。しかしあの黒魔装騎は厄介ですな。」
「うむ、その為にも、やはり我にはまだ力が足りん。か。それでも、魔族は私兵としてまた召喚せねばなるまいがな、、。」
「はいっ、まだ魔石の余裕はあります。何時でも召喚可能かと。」
「うむ、流石%☆●だな。」
「勿体ない御言葉、ありがたく存じます。」
「うむ、今は残りも我が取り込み。、、、永きに渡るこの雪辱払してくれようぞ。」
ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:陣の勇者
名前 真島 彩華 年齢 17歳 女性
魔装武器:竜陣の杖
戦闘能力 250
法陣魔装+700《950》
《スキル・魔法》
・陣魔法:極 ・光魔法:中 ・杖術:極
・収納 ・魔力察知 ・魔力操作 ・魔力回復:中
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ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:金の勇者
名前 日田 聡太 年齢 17歳 男性
魔装武器:ガンブレード
戦闘能力 400
錬金魔装+650《1050》
《スキル・魔法》
・錬金魔法:極 ・光魔法:中 ・土魔法:中
・剣術:上 ・収納 ・気配察知
・魔銃術:上 ・魔力回復:下
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ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:重の勇者
名前 鮎川 唯 年齢 17歳 女性
魔装武器:ツーハンデッドソード
戦闘能力 350
重力魔装+800《1150》
《スキル・魔法》
・重力魔法:極 ・光魔法:上 ・思い
・剣術:極 ・収納 ・気配察知 ・危険察知
・魔力回復:中
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ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:時の勇者
名前 時任翔也 年齢 18歳 男性
魔装武器:魔槍ハルバード
戦闘能力 420
時空魔装+900《1320》
《スキル・魔法》
・時空魔法:極 ・光魔法:上 ・火魔法:中
・槍術:極 ・収納 ・気配察知 ・気配遮断
・合成魔法 ・魔力回復:下 ・※限界突破:下
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ーーーーーーーギルドプレートーーーーーーーー
ギルドランク E 王立学園1年生
名前 リオン・ガーディン 年齢 15歳 男性
魔装武器:暗黒の剣・暗黒の盾
戦闘能力 672
身体魔強化時【1344】
身体魔強化+無属性身体強化時《2016》
暗黒魔装+1000《3016》
《スキル・魔法》
・暗黒魔法:極 ・魔神:上
・同属魔法発動 ・合成魔法
・並行魔法 ・武神:中
・二刀流 ・忍
・超人 ・身体魔強化
・毒耐性:極 ・大地の加護
・料理 ・収納
・鑑定:下
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