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ソウタの簡易住宅を収納すると、早速ザンクロス王国に向かった。ザンクロス王国にはショウヤが行ったことあったので
、ショウヤに追従する形で移動している。迷うことなく王国に行けそうで安心だ。
「所でソウタ、お前の創作道具はどれくらい天魔族に渡したんだ?」
「あぁ、それ私も気になる。」
「僕も、今まで天魔族や魔族が使っていた道具の事を考えると凄く怖いんだけど。」
「そうだなぁ、結構な数の創作道具が天魔族に渡ったな。俺とイロハが共同で開発した、、あれは。」
「あぁ、あれねぇ、あれは私達の自信作だったよぉ。思いきって奮発したんだよねぇ」
「あれって、奮発って何だよ、答えろよ」
「、、、ぅ。」
ソウタとイロハが僕達と視線を合わせてくれない。嫌な予感がしてならない。ソウタは癖である眼鏡をクイっと直した。そして一つ咳払いをすると、、、、勝手に話題を変えた。
「所で、結界を解除するのに後4つ魔珠が必要なんだな。」
ーー逃げた!!
「ソウタ、、そんなに、まずいもんがあるのかよ、、怖ぇぇよ。」
「えへへへ、自信作だよぉ、、、。」
ーー何なんだよ。僕も怖すぎるわ。
「はぁ、まあいい、後でちゃんと教えろよ。して魔珠だったよな。そうだ後4つだな。今、無魔珠、火魔珠、聖魔珠、木魔珠を集めた。光魔珠と闇魔珠は何処にあるかは分かっているんだ。なあ、リオン。」
「そうだね。上級天地族が管理している。後で何とかなるよ。」
「へぇ、リオンとショウヤは二人でそんな事してたんだ。いいなぁ。」
ユイがショウヤを羨ましそうに見ている。
「じぁあ、雷魔珠、土魔珠、水魔珠、風魔珠だけだからぁ、もうすぐじゃないのぉ。ショウヤ頑張ったんだぁ。」
「まあな、リオンのお陰何だけど、な。みんなを助ける事に必死だったからさ、こうしてみんなと魔珠を探せるとは思わなかったよ。ただ、その内、幾つかは既に天魔族の手に有るかも知れないんだ。」
「そうなのか?」
「ソウタにもらったこの魔力感知器なんだが。後の4つの反応が小さ過ぎて場所が特定出来ないんだ。」
「成る程な。念のためショウヤの魔力感知器を後で貸してくれ、調べてみる。」
「すまん、助かる。」
「でも、そろそろ天魔族をどうにかする術を考えないといけないわね。私達一度負けてるし。」
「それ、なんだよな。今は僕が4つ持っているから、天魔族に結界を解除され皆が殺されるって事は防げてるけど、。問題は結界を解除した後だよ。結局先の大戦でも攻められて防戦だったしな。天魔族の正確な戦力って分かってないよな?」
「ああ、そうだな、あの時も押されに押され、死人が出なかったのが不思議なくらいだ。中級までは何とか出来るが、上級天魔族はまずいな。戦闘特化のゴウシ位だったか。補助魔法や、付与魔法で戦闘能力を底上げしてね。」
「ああ、そうだったな、今のメンバーではリオン位かな。」
「へぇ、光一じゃなかった、リオンくんって凄いんだぁ。」
「へへへ、私のリオンだもん。」
ユイが得意気に照れて見せる。
「ユイに言った訳じゃー。」
「何か言ったかしらショウヤ、く、ん!!」
「いや、何も、、。」
「そぉ。ふふふ」
「ほらほら、みんな見てみてぇ、陸地だよぉ、陸地がみえたよぉ。」
「こらイロハ、あんまりはしゃぐな。」
「だってぇ、久しぶりの東大陸だよぉ。」
「おいおい、いいか、あそこはもうザンクロス王国領になる。最近動向がキナ臭いから十分に気を引き締めて行きたい。」
「そうね。」
かなりの速度で移動しているが、既に陽が傾き西の空が夕焼けでキレイに見えている。
「もうすぐザンクロス王国のクロス城に着くぞ。僕は気配遮断があるから大丈夫だが、皆はこのまま侵入してもすぐに見つかると思うが、、どうする?」
「そうだね、、僕も気配遮断は使えるから、皆は近くで待機で僕とショウヤが城を調べるか?」
ーー本当は忍スキルだけどね。
「ダメよ、私もリオンについて行く。」
ユイに左腕を絡めとられた。ユイは涙目でイヤイヤと首を振って離れてくれない。
「ユイ、頼むぜ、ちょっと魔珠やら少年やら調べて来る。まずからったら転移して逃げるから。」
「リオンは1度死んでるんだから、今度は私が守るのよ。」
「ユイ、ありがとう。僕は大丈夫だから、ね!!」
それでも首をふるふる振って離してくれない。見かねたソウタが口を開いた。
「ふん、しょうがない。これを使って皆で侵入するか。俺も創作道具を回収出来ればラッキーだしな。」
そう言ったソウタの手には下手くそなカメレオンらしい絵が描かれたスプレーを手にしていた。皆の視線がスプレーに集まった。
「これは、この絵のカメレオンの如く周りな溶け込む、つまりスプレーを1吹きで一時間姿と気配を遮断するんだ。」
ーーあの絵ってカメレオンなんだ。手っきり蛙かと、、。
「えへへ、これ私が描いたよ可愛いでしょうぅ。」
「、、、そんなのがあるのか?姿と気配も、、か。」
軽くスルーされたイロハはぷくっと頬を膨らませたが、ソウタがイロハの頭を撫でながら留意すべき点をあげた。
「ああ、ただ、何かにぶつかったり、衝撃を受けたりすると、解けるから再度スプレーを掛け直しだ。」
「ああ、分かった。ちなみにそのスプレーを天魔族は持っているのか?」
「ああ、多分持っているはずだ。ばらまいた創作道具に入ってた。」
「ふーん、そうか。」
そう返事した、ショウヤが何か考え込んでいるが。
ーーんっ!?違和感が、、。
「みんな。気を付けて何かいる。」
「ちょっとリオンどうしたの?」
僕は正面を咄嗟に上空から地面全域に広範囲風魔法を行使した。
「広範囲風魔法!!」
無数の不可視の槍が雨の如く降り注ぐ。体や翼を貫かれた魔族が落ちながら姿を現した。数体は魔石になるのがみえた。
「ま、魔族か、チッ、まただ、また姿を消してやがる。魔法なのか?」
「あれソウタの創ったスプレー使ってるよねぇ。」
無数の魔族と天魔族が姿を現した。天魔族を囲むように魔族が隊列を組んでいる。僕の魔法を避けた魔族は60数体だろうか?余り数を減らせてない。隊列を組んだままこちらに近づいて来る。
ーー天魔族が3体上級だったら分が悪い。1体はラインガンだ!!
僕は鑑定スキルで天魔族を鑑定した。
ーーーーーーーー鑑定ーーーーーーーーーーーーーーー
下級天魔族
名前 ガロン 年齢 ??歳 男性
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー鑑定ーーーーーーーーーーーーーーー
中級天魔族
名前 タイラス 年齢 ??歳 男性
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ーーーーーーーー鑑定ーーーーーーーーーーーーーーー
上級天魔族
名前 ラインガン 年齢 ??歳 男性
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「みんな天魔族は、上級、と中級、下級の3体だ。上級のラインガンは僕に任せてくれ。」
ーーラインガンは危険だ、それなら僕が。。
僕は暗黒の剣と暗黒の盾を魔装して構えた。
「でも、、、。」
「大丈夫、ユイは魔族を頼む、数が多いがユイの重力魔法なら大丈夫だよね。」
「分かった。早く倒してそっちに行くわ。」
ユイは自身より大きいツーハンデッドソードを魔装して構える。
「ユイありがとう。」
「俺とイロハは中級を相手するぞ。イロハは俺の後で支援頼む。」
「分かったよぉ。」
ソウタは魔力を打ち出す拳銃部分と鋭く反のない刃の付いているガンブレードを構えた。イロハは竜が渦を巻いて昇っているような杖の竜陣の杖を構え、早速竜の尻尾にあたる部分で魔法陣を空に描き始めた。
「リオンいいのか?俺はあのガロンとか言った奴。この前の逃がした下級だ。今度は僕も早めにそっちに行くからな。」
ショウヤはハルバードを魔装し構えた。タイミングをみてジャンプするみたいだ。
『魔珠の反応があったから来てみれば、、銀髪か!!ククク、俺はついてる妖刀とこの前の借りを返す事が出来るからな。』
『俺をこの前と一緒だと思うなよ。ヒッヒッヒッ。』
『では、ラインガン様よろしいですか?』
『ああ、やれ』
『ハッ!!』
ラインガンは薄気味悪くニヤリと笑うとやれ、と顎をしゃくり合図を送った。中級天魔族タイラスは黒く禍々しいボーリングの玉サイズの物体を地面に叩きつけた。
「あわわぁ、ちょっとソウタあれって、、。」
イロハの問いにこくりと頷いたソウタの顔は蒼白だった。額には冷や汗を流している様に見える。
「リオン、ショウヤ、ユイ、先に謝っとく。すまん。」
「はいっ私も。ごめん。」
「「「は?」」」
ボーリングサイズの玉は地面に弾け、地面に大きな魔法陣を描いた。それは天魔族と魔族全てが余裕で入るほどの大きいものだった。禍々しいどす黒い濃霧が立ち上って全体を覆い隠していく。濃霧で見えない先には天魔族と魔族から悲鳴の様な唸り声の様な、魔物の雄叫びともとれる咆哮が、視界の悪い魔法陣の中から響き渡った。
ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:陣の勇者
名前 真島 彩華 年齢 17歳 女性
魔装武器:竜陣の杖
戦闘能力 250
法陣魔装+700《950》
《スキル・魔法》
・陣魔法:極 ・光魔法:中 ・杖術:極
・収納 ・魔力察知 ・魔力操作 ・魔力回復:中
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ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:金の勇者
名前 日田 聡太 年齢 17歳 男性
魔装武器:ガンブレード
戦闘能力 400
錬金魔装+650《1050》
《スキル・魔法》
・錬金魔法:極 ・光魔法:中 ・土魔法:中
・剣術:上 ・収納 ・気配察知
・魔銃術:上 ・魔力回復:下
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ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:重の勇者
名前 鮎川 唯 年齢 17歳 女性
魔装武器:ツーハンデッドソード
戦闘能力 350
重力魔装+800《1150》
《スキル・魔法》
・重力魔法:極 ・光魔法:上 ・思い
・剣術:極 ・収納 ・気配察知 ・危険察知
・魔力回復:中
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ーーーーーーーー学生証ーーーーーーーーーーーー
異世界:時の勇者
名前 時任翔也 年齢 18歳 男性
魔装武器:ハルバード
戦闘能力 420
時空魔装+600《1020》
《スキル・魔法》
・時空魔法:極 ・光魔法:上 ・火魔法:中
・槍術:極 ・収納 ・気配察知 ・気配遮断
・合成魔法 ・魔力回復:下 ・※限界突破:下
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ーーーーーーーギルドプレートーーーーーーーー
ギルドランク E 王立学園1年生
名前 リオン・ガーディン 年齢 15歳 男性
魔装武器:暗黒の剣・暗黒の盾
戦闘能力 672
身体魔強化時【1344】
身体魔強化+無属性身体強化時《2016》
暗黒魔装+1000《3016》
《スキル・魔法》
・暗黒魔法:極 ・魔神:上
・同属魔法発動 ・合成魔法
・並行魔法 ・武神:中
・二刀流 ・忍
・超人 ・身体魔強化
・毒耐性:極 ・大地の加護
・料理 ・収納
・鑑定:下
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