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「ショウヤ、ユイ、結界が、、、結界の歪みから何か来るぞ!!」



リオンの声で緊張が走る。ショウヤとユイが上空に視線を向け武器を構えた。



結界の歪みに2つの影が見える。



「ショウヤ、中級クラス以上が2体来る、、。」



「ああ、リオン、ユイ、相手の戦力を削ぎたいが、一応逃げる事も視野に入れてる、、なるべく僕の近くに居てくれよ。転移魔法を使うから。」



「わかったわ。」



結界の表面に波紋が広がった。2つの影が姿を現した。全身鎧を纏っている。それに白い翼がはためいている。



「「「えっ」」」



「もう、、嫌だぁ。ソウタ!!ずぶ濡れだよぉ。」



「ああ、あっちは相変わらず天候が不安定だな、、、、んっ、、ふん、やっと来たぞイロハ。」



此方に気が付いた、ソウタとイロハは顔だけ魔装を解除した。ツインテールの幼さの残る可愛い顔をした少女に、眼鏡を光らせたサラサラの黒髪に整った顔をした少年がそう言った。その少年は光らせた眼鏡とニヒルな笑顔をショウヤに見せていた。



「その顔、、お前!!」



「やぁ、ショウヤだろ。遅かったな。ちょっと老けたか?」



ショウヤは驚愕をあらわにする。ショウヤだけじゃない、ユイもだ。



「えっ、うそ、、ソウタとイロハなの?」



先に正気に戻ったユイが顔の魔装を解除すると、ショウヤも慌てて解除した。



「マジでソウタなのか!!、、僕はてっきり、、、あはは、、ははは、そうかよかったぜ。酷いな僕はまだ18だ。」



「わーい、ユイだ。ユイも居るよ、ソウタ。」



「驚いた、ここで待ってればショウヤは時空魔法を持っているから来ると思ってたけど、まさか、ユイにも会えるとは。」



「ちょっと待て、ここで会えるとは?」



はぁ、とため息をついてソウタが呆れた顔をした。



「待って二人ともその前に下に降りましょう。今天魔族が来たら厄介だよ。」



ユイの提案に皆が頷き地面へと降り立った。



「それで何だ、ソウタ早く教えろ」



「あ、ああそれなら、ショウヤは何故ここに来ようと思ったんだ?」



「それは、今は僕だけしか持っていないはずの、ソウタが創った創作道具を天魔族が使っていたからだ、、、、それで、おかしいと思って確認に、、。」



「ふふふ、そうだろ、俺がわざ(・・)と結界塔の前に俺の創作道具をばらまいていたからな。、、ほら、周りを見たら海になっている。東に大陸が存在するのは俺達も確認にしたから分かっていた。ただ、頻繁にこの結界の歪みから天魔族が往来していたからな、情報が少なすぎて迂闊に動けなかった。そこで天魔族を利用してやろうと思ったんだ。」



「でも、結界塔の前に置いて不審に思われなかったのか?」



「それはないな、ショウヤ、収納スキル所持者が死ぬとどうなる」



「そりゃあ、収納している物が出て、、、、ああ、なるほどな。」



「やっと理解したか、俺が持っていたは創作道具には天災クラス、災害をもたらすのもあった、いくら馬鹿なショウヤでも気が付くと思ったんだよ。」



「お前なぁ、馬鹿とは何だ、だがよ、どれだけの被害があったと思ってんだ。」



「知るか!!俺達をこんな目に遭わせた世界なんて、なあ、イロハ。」



「うーん。私はソウタとだったら何処でもいいよぉ。」



イロハは嬉しそうにソウタにまとわりついた。ユイもチラリと僕を見て腕を絡めてきた。



「、、、、そうか。」



「はぁ、ノロケはいいから、、で、だ。どうしてソウタ達は結晶から出れたんだ?僕はそれを何とかしようとしている所だった」



「ああ、それは、、。」



ふと、今まで滑舌に話していた、ソウタと視線があった。



「ショウヤ、そこに居るのは光一なのか?」



「何故それを、、分かったの?」



「いや、単なる消去法だよ、クラスメイトはまだ結晶のなかだし、その纏っているのは異世界人の固有魔法の魔装だろ。そして、誰が残っているかと言えば、初日に出ていった光一位さ。それに、ユイを見ればね、、、。」



「えっ光一くんなのぉ。ユイぃ」



イロハは嬉しそうに小さく手を振りユイに?僕に?ソウタはすぅっと目を細め少しばかりの殺気を放っている。



ーーソウタは委員会だったよな、言いたい事があるらしい。



「そ、ソウタちょっとまて、、。こいつは光一だが、今は光一じゃない。」



「はぁ、お前何言ってるか分からんぞ!!」



ソウタがギロリと音がしそうな程にショウヤを睨み付けている。ショウヤはタジタジになりながらも僕にクイクイっと顎をしゃくって合図をする。



「ほら、お前、リオンも見てないで顔の魔装解除して、説明してくれよ。」



ーー仕方ない。



僕は顔の魔装を解除した。リオンの精悍な顔を立ちと綺麗な銀髪が揺れた。



「あれれ銀髪?光一は髪染めたのぉ?」



思わず力の抜けそうな間抜けな声でイロハが尋ねてきた。



「違うよイロハ。僕はこの世界で転生している。」



「「転生?」」



ショウヤとユイに話したように転生前後の事を話した。ソウタの殺気は既に引いていた、逆にイロハとソウタから同情されてしまった。



「そんな事があったのか。帝国の奴!!んっ、ちょっと待て、こう、いや、今はリオンか転生したって今歳は幾つだ?」



「ああ、僕は15だ。」



「リオン、私は歳なんて気にしないからね。」



「アホか、ユイそんな事を気にしたんじゃないよ、俺は。」



「あ、ああ、なるほど、ソウタ分かったよ。今は皆がクイール帝国に召喚されてからすでに500年は経って居るんだ。」



「おいおい、500年って嘘だろ?」



ソウタが頷くショウヤに視線を向けた。



「マジでかよ、確かにこの地形の変わり様はおかしいと思っていたんだ。考えないようにしていたんだが、、。」



「だから、ショウヤを始めて見たときにはびっくりしたよ。それから、ユイ、ソウタ、イロハと何だか不思議だね。」



「何かの因果を感じるねぇ。」



「おいおい、怖いこと言うなよ、イロハ。」



「それで、、次はソウタ達の番だ。」



「ああ、分かった、、俺とイロハは1年前に気が付いた時には結界塔の前に弾き出されていた。、、多分俺が魔力枯渇になってこれが発動したんだと思う。」



そう言うとはソウタは右手の腕輪を見せた。それはイロハの左手にも同じものがある。それを、嬉しそうに僕達、ショウヤとユイにへへへっ照れ笑いながら見せている。いや、見せつけている。



「何かが、俺の魔法結晶だけその現象が起こったんだと思う。結界の維持には随時一定の魔力が抜かれていたと思うが、俺の場合、魔力が少しずつ漏れていたんだと思う。必要以上に魔力が抜かれてんだと思う。その為に本来起こることのない魔力枯渇に俺はなっだ。魔力枯渇が続くと死の危険があるのは知ってるな。そこでこの俺とイロハが開発していた共存転移の腕輪が発動したんだと思う。」



「共存転移の腕輪って何だよ。そんなもんいつの間に創った?」



「それはねぇ、えへへ、私とソウタが付き合ってるの知ってた?」



「あ、ああ、クラス皆が知っていた。」



「えっ、そうなのぉ、、やだー恥ずかしいぃ。」



イロハが顔を真っ赤にして両手で頬を押さえて、時折恥ずかしいそうに隣のソウタをバシバシ叩いている。



「すまんが、ソウタが話してくれると助かる。」



「ああ、、、それで共存転移の腕輪だが、これは着けているもの二つで1つなんだ、どちらかの生命の危機には転移魔法陣が発動する仕掛けになっている。先に命の危なくなった方が発動して安全な所に転移、それを受けてもう片方が反応して転移した先に駆けつける仕組みさ。」



「へぇ。なんかノロケに聞こえる。」



「ふん、いいんだよ。それで、俺は意識がないから座標を指定出来ない、そこで多分だが、イロハの所に転移した。だが、結界に弾かれて結界塔の前に弾かれた。その後にイロハは魔力枯渇になって命の危機にある俺の所に転移したんだと思う。まあ、外に出てしまえば、イロハの回復魔法陣が俺の服に付与のされてるから直ぐに意識は戻ったんだけどね。」



「なるほどね、凄いなぁ、でも、どうしてソウタのだけが、、、もしかして皆は魔力枯渇になって死んじゃうのか?それかもうすでに?」



「それは分からないが、まだ皆は無事だ、皆収納スキル持っていたからな。」



「分かったわ。」

「分かったよぉ。」


ユイとイロハが挙手して嬉しそうにぶんぶん手を振っている。



「イロハ何か分かったの?」



「うん、これは、私とソウタに愛を育みなさいと神様がー。」

「ごめん、ユイ何かな?」



「あっ、ぅん、あのね、ソウタの魔法結晶は少し欠けていたのよ、ショウヤが壊そうとしたけど、ダメだったって奴、、多分それが原因じゃない。魔法結晶が欠けたから上手く魔力が吸収されずにソウタの体に少しずつ負荷がかかっていたんだよ。」



「何、ショウヤそんな事をしたのか?」



「ああ、逃げる時にはソウタがいればと思ってな、、。」



「下手したらソウタ死んでたわね。」



「うげ、マジかよ、僕は危なくソウタを殺す所だったのか?なあ、他にも二人で創った創作道具はあったのか?」



「ああ、あったぞ、、結果オーライって事で、貸し1つな。」



「なるほど、それでアイツが転移できたのか?」



「転移?」



「ああ、俺が倒しそうだった天魔族だ。下級だったが転移魔法陣で逃げられた。」



「なるほど、すまないな。」



「いや、いい。所でソウタ達1年もの間、何処に住んでたんだ?上空からじゃ何もこの島になかったが、リオンみたいに土魔法で?あれ、二人とも土魔法使えたっけ?」



「土魔法ってそんな事が出来るのか?、俺は純粋にクイール帝国の素材を片っ端から収納していたから、それで、簡易住宅を創った。」



「はぁぁい、それを私の魔法陣で隠してまぁす。」



えっへんと、イロハが残念な胸を張る。



「そうだったのか、、。ショウヤどうする?」



「何がだ?こ、リオン?、ショウヤ?」



「ああ、僕達はソウタの創作道具を確認して来たんだと話したよな」



「ああ、俺がわざとそうしたからね。」



「ここで確認してしたら、ザンクロス王国を偵察するつもりだったんだ。頻繁に天魔族や魔族が出入りしている。そこにソウタとイロハがいるんじゃないかと思ってな。」



「とりあえず調査はしたい。」



「そうだよな、リオンは天地族だもんな。」



「いや、そうじゃないんだ、、前にショウヤには〈進化の魔素珠〉を見せたときに魔族と黒髪の少年がいたと話したよな。」



「ああ、そうだったな。僕はてっきりその少年がソウタだと思ったが。」



「うん、僕もそう思ってた。その少年は見たことあるような、どうも引っ掛かる。記憶が曖昧で思い出せないだよ。だから行って確認してみたい。」



「そうか、じゃあさぁ、調査しに行って、危なかったら僕の転移魔法で逃げればいいんじゃね」



「ふーん、記憶が曖昧って事は前世で見たことがあるかもって事だろ、、、クラスメイト以外でねぇ、、。俺達も行くぞイロハ。」



「私はソウタと一緒なら何処でも行くよぉ。」



「私だってリオンとなら何処だっていくもん。ダメって言われてもくっついて離れないんだから。」



「ちょっとユイ!!背中に乗らないで重いってば。」



ユイの思いはどんどん重くなっていた。その言葉通りに背中から抱きついている姿に、ユイ以外の皆からリオンは可愛そうな目で見られていた。





ーーーーーーーギルドプレートーーーーーーー

  ギルドランク E 王立学園1年生

 名前 リオン・ガーディン 

 年齢 15歳 男性 


    戦闘能力 672

   身体魔強化時【1344】

 身体魔強化+無属性身体強化時《2016》

    暗黒魔装+1000《3016》


  《スキル・魔法》

  ・暗黒魔法:極   ・魔神:上

  ・同属魔法発動  ・合成魔法    

  ・並行魔法    ・武神:中   

  ・二刀流     ・忍     

  ・超人      ・身体魔強化 

  ・毒耐性:極   ・大地の加護

  ・料理      ・収納 

  ・鑑定:下

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