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 僕は寮を出て暫く敷地内を見て回り、30分ほど歩いた。全てを見て回るには今日だけではとても回りきれない。と思う。

 途中空腹を感じお昼を食べて無いことに気づき収納から保存食出して歩きながら食べていたが、ふと、ある視線に気が付いた。

 どこの施設を見ても綺麗に整備されている。ゴミも落ちていない。僕は慌てて近くのベンチに腰かけて食べる事にした。


視線の先を注意深く見ると、深く帽子をかぶり作業服を来ている人に行き着いた。


管理人?ふと、そう思って目が合いそうになったが、一瞬で居なくなり別の生徒が落としたゴミを拾っていた。管理人恐るべし



 ダンス会場も大きかった、全校生徒が入るだろうし、来賓の方も来たりするだろうから当たり前か、すき間から覗くとシャンデリアっぽい光りを放つ魔道家具が天井にある。

 凄い数だ、いったい幾らするんだろうと、どうでもいいことを考えてしまった。下は豪華な絨毯っぽいな。フローリングだと女性のヒールで傷がつくからなのかな?自宅の屋敷ではフローリングだったよな、、、まあ、気にする事でもないのだが。



 おっと、これじゃ、なんか覗き見しているみたいで、、うぐ、、さっきの管理人らしい人に白い目で見られてるじゃないか。僕はそそくさとその場を離れた。管理人恐るべし



 次は模擬戦の会場でも見てみようか!!たしか会場は4ヶ所あると聞いたな。


 珍しいものばかりで見ていて楽しい。会場までの途中に部室みたいな所に通りかかった。



 剣術部、体術部、槍術部、棍棒術部、弓術部、探求部、火、水、風、土、木、雷、光、闇、神聖の部室はあるが無属性はない。

 どうも自己紹介でも感じたが無属性は他の属性に比べると軽く見られてる節がある。そう言えば僕も無属性魔法は使った事がないな。

 僕の場合、「思った効果の魔法を使いたい」とある程度イメージすると不思議と魔法名が頭に浮かぶのだが、、、無属性はイメージが沸かない。うーん魔法って奥が深い。

 


 文科系はどこだろか?と考えたが何処かの建物の中だろう、と考えるのを辞めた。


ん!?



ふと視界の角に学園に似つかわしくないものが一瞬入ったような、、、。



リアカー?



荷物を沢山載せたリアカーを誰かが引いている



女の子だ



なんで、こんな所でリアカーを?



 制服着ているしスカーフの色が赤だから僕と同じ1年生だろ、青が2年生、緑が3年生だ。



ああ、そうか!!



僕は収納しているからそんな手間はないが、普通だったらこうやっては運ぶんだ?、、、あれ?



僕は頭を振ってもう一度頭の中を整理した



 普通の天地族だったら馬車に積んでくるはずだ。皆プライドが高い。使用人ならまだしも自分で引いて運んだりしてくるような生徒なんていない、、はず、だよね?僕の考えが間違ってる



ガコン!!



あっ!!



小さな窪みにハマった?



、、うわあぁぁ、傾いて荷物が、、落ちそうだよ



、、あああ、ちょっと気がつかないの?



、まだ引っ張ってる今ムリに引っ張ると、、ああ、もう



よっと、、、。



僕は素早く動くと、落ちそうになっていた荷物元の位置に戻してあげた。多分気づかれていない



「あの大丈夫ですか?」



「ちょっと窪みにハマっただけです、、大丈夫です」



「そうですか、、僕はリオン。リオン・ガーディンといいます。王立学園の1年です。リアカー大変そうだね?」



「あっ、私はシャロン・フローストと申します、同じ1年です、、、大丈夫ですので、お構い無く」



そう言いはなったシャロンから、ふわっ、とした魔力を感じた。

これは無属性っぽいが魔力だ。すると、ヒョイっとシャロンがリアカーを持ち上げ窪みにハマった車輪を元の位置に戻した。



なんだ、今のは!!



「す、凄いね、今のは何なの?」



誉められるとは思ってなかったのか、びっくりして目を見開いた後、どこか照れた様子でシャロンが教えてくれた



「は、はい、今のは身体強化魔法、全身の身体能力を1.5倍にするの、でも私はまだ無属性弱だから1.2倍までしか使えない。それに使っている間、魔力が凄くいるから、だから気軽に使えないの」



 初めこそ警戒されたが、話し掛けると結構喋ってくれた。

有り難いが、冒険者ギルドでは信頼していない人に自分のスキルや能力の事は話さないように、とマインさんに教えてもらっていたんだよな。冒険者の心得って奴、大丈夫かなこの子?まあ、聞いた僕も悪い。でもこの際だから無属性魔法の事聞いてみよう



「身体強化魔法なんだ。凄いね!!そんな魔法があるんだ。他にも無属性の魔法ってあるの?」



 身体強化か、僕の身体魔強化はスキルなのかな?今では使っていてもそんなに負担には思わないし、それに身体以外にもスキルや魔法能力も上げてくれるし、身体魔強化の方が優れている?でも、これ重複して使ったらどうなるんだ?



「そうですね、あと代表的なのが無属性の魔弾魔法かな、でも、結局は無属性魔法だから」



シャロンが悲しそうな顔で俯いた



「無属性だから何かあるの?」



「な、何でもないんです、、ただ他の属性魔法より扱いが悪いと言いますか、身体強化が出きるから、雑用の職にさせられる事が多いのですよ、魔弾魔法も魔力の高い人には効きません」



そうなのか。


 でもシャロンも何か訳があるのだろう。だってシャロンの制服はよれてシワが出来ていた、薄紫の髪もボサボサだった、リアカーを引く手を見るとあちこちに擦り傷があった、フロースト家って、たしか地爵だったよな、それくらいしか記憶にない。



「あっそうだ、身体強化魔法があるなら、武術系の職につけばいいんじゃない、普通に女騎士とかいるし、ウチにもメイド騎士がいるよ。」



「ははは、私も騎士を目指そうと思ったのですが、体を動かすのがどうも苦手なのです」



シャロンが渇いた笑いを浮かべて、どこか遠くを見ている、触れてほしくなかったみたいだ



「あっ、、そうなんだ、、なんかごめん、あー、ほら、まだ1年生だし、先の事はゆっくり考えればいいんじゃないの?」



ごめんよ、問題を先送りにさせていただきます



「、、、そうですね、そうします」



何故か寂しそうにシャロンが目を剃らして答えた、むむむ、気の毒だ、、せめて



「シャロンさん折角だから、寮まで押すの手伝うよ、自分は片付け終わって暇だったんだよ」



ほとんど片付けしていないけどね



「いえ、大丈夫です、私何もお礼出来ませんから」



正直な人だな、このまま黙って見てるのもなんか嫌だしな。何とかしてあげれないかな?、、そうだ



「ん~と、そろそろ僕も男子寮に帰ろうと思ったんだ、そしたら、そのリアカーが歩道を占領していて帰り道の邪魔なんだよね、、、だ、か、ら、仕方ないよね、押さないと帰れないんだ」



「、、すみません、、でもありがとうございます」



シャロンは深く頭を下げた、僕は慌てて頭を上げるように言うと、シャロンをクルリと回転させ、背中を軽く押しながらリアカーの前まで連れていった



「気にしない、ささ、行こう、行こう!!」



「は、はい」



シャロンは顔を真っ赤にして、俯いて返事してくれた、、あっ怒らせたかも、僕はそそくさとリアカーの後ろに回った



ガラガラ




 ◇




ガラガラ



「ふー、着いた」



 寮が直ぐ近くに見えているのに歩道があっちこっち、ぐにゃぐにゃ、緩やかな曲線をえがいているから、2人で押しても20分かかった、1人で押していたらまだかかっていただろう、最後の方はずっと緩い坂道になっていたし



「ありがとうございます、リオンさん」



「ああ、同級生だしリオンでいいよ」



「いつまでに居れるか分かりませんが私もシャロンと呼んで下さい」



「えっ、いつまで居れる?ってなに」



「いいの、リオンありがとう」



シャロンは顔を真っ赤にして女子寮に入っていった。後は女子寮の管理人さん達が一緒に部屋まで運んでくれるらしく大丈夫って言っていたが、、何だったんだろう?



ん、な、なんだ、急に僕の警告スキルが反応した



「あら、リオン、どうしてシャロン・フローストさんとご一緒だったのかしら」



そこには綺麗な笑顔のシーラがいた、でも何か怖い、凄く怖い



「ああ、シャロンがリアカー引いていて大変そうだなと、、、」



「シャロン、、ですか、今日初めてお会いしたのでは?」



「ほら、ここは学園だし、その方が親しみやすいかなと、、」



「へぇ、リオンはシャロンさんと親しくなりたかったのですね、」



「ほら、僕友達少ないし、、ね、、」



「それなら、、私はどうなのですか、約束した夕飯をご一緒したくてずっと女子寮の入り口で待っていましたのに。」



しまった、夕飯の約束していたんだ、因みに今は5時くらい、、、あれ、今からが夕飯の時間だよ。

シーラの夕飯は何時からなんだ、でも、聞くと墓穴を掘りそうで怖い



怒ったり、泣きそうになったり、黒いオーラを発したりシーラは兎に角表情豊かだった。



 精神をすり減らし何とか丸く治まった?ので二人で夕飯にしようと食堂に向かった。向かう途中はシーラが僕の手を引き嬉しそうにしていた。



僕の精神を減らしたかいがあったよ。よかった。



機嫌も直り、これで夕飯はゆっくり出来そうだな、と思った時もあった



「よう、リオン、一緒に食べようぜ」



「はははは、この僕と一緒に食事が出来るんだ、光栄に思え」



 何故か、カイルとグレイが4人席をキープしていた。

何故夕飯の時間が分かったんだ、暖かいオーラを放っていたシーラが一変、黒いオーラを放ち始めた。

 シーラは終始笑顔だったが、たまに僕を睨む、、。カイルとグレイにオーラは見えないらしく、シーラとの会話に鼻の下を伸ばしていた。何故か悔しくてこっそり僕の嫌いな食べ物を2人に入れてあげた。



ふん、これでチャラにしてあげよう、リオンはやり場の無い怒りを嫌いな食べ物に込めるのだった



 こうして無事?初日を終え、僕の学園生活がスタートした。




ーーーーーーーギルドプレートーーーーーーー

  ギルドランク F 王立学園1年生

 名前 リオン・ガーディン 

 年齢 15歳 男性 


   戦闘能力 172【344】

    〈魔装時+700〉


  《スキル・魔法》

  隠蔽・暗黒魔法:極 

  隠蔽・魔神:大

  隠蔽・同属魔法発動  

  隠蔽・合成魔法    

  隠蔽・並行魔法

  隠蔽・武神:中   

  隠蔽・二刀流 

  隠蔽・忍     

  隠蔽・超人

  隠蔽・身体魔強化 

  隠蔽・毒耐性:上

    ・神聖魔法(魔神)

    ・料理

    ・収納 

    ・鑑定:下

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