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11/32

すまん、まじですまん、内容ひどすぎて、可愛いイラストもかっこいいのも、どこにも入れる隙が、一分もない。




「さて、向こうも準備が整ったそうじゃ。

 悪かったの超長話で引っ張りまわして、

 ページ数稼ぎたかった――げふ――おっと、失礼、詳しく伝えたかったんじゃ。


「……」


「通常は話の中に紛れさすんじゃが。

 長老としてもう自分が悪の総帥でしたキャラみたいに、

 ばれちゃったからね。

 これが物語だったら長老とリリキャルの悪だくみは小出しでだしていくところをいきなりだしちゃったからね。

 もう色々アウト!

 あの時何故教えなかった!

 お前のレベルにはまだ早すぎた!

 の、ノリが嫌いなんじゃよ。

 良かった物語じゃなくてこれがおぬしにとっての異世界の現実で!真実で!

 事実で!」


「誰になんの弁解?」

 蒼紅が呆れて問うと。


「忘れろ。

 ほら、道間違えんなこっちじゃこっち。

 ちゃっちゃとおわらせっから、

 こっちさこいや救世のポークビーンズ」



                  挿絵(By みてみん)




「おけ、糞婆、鍛錬に隠して目の前の奴全員脳ミソぶっぱしたら、婆のドタマにも流れ弾、おっと失礼、流れレーザーぶち込んでやる!」


 蒼紅少しイラはいって、

 それにこんにちはすんのはリリキャルさん。


「ほ、届くの?

 いずれ気の狂った地雷系動画サイト配信者みたいな、

 ギザ歯で黒いマスクしてそうな、

 15歳未満の女子がよってきて、

 いい関係になって。

 思惑ありあり女で、

 裏路地に誘われ、流れで強制交尾。

 その時、この世界での肉体童貞、

 初体験でDT消失、

 うっはー!

 まさにモテ期の絶頂。

 生涯一回の日。

 なのにヤリマンギザ歯女にやられる救世の勇者ビーンズマン」



「おい、何が言いたいリリ助。

 俺のは聖剣デュランダルや聖剣エクスカリバー。

 AMANO MURAKUMO

 KUSANAGI BUREEDO

 YOUTOU MASAMUNE

 TYOU YABAIYO MURAMASA――米国がそんな、武器かっぱらうような金持ちの使いの小男なんぞ、米国にはいない。詐欺師にかっぱらわれたんじゃねーの! と、マジ戦後のどさくさで日本一の刀すらかっぱらわれる弱小土民のデブシャーマン・TO・KU・GA・WA・の馬鹿が所持してたから盗まれた上級国民馬鹿ばっかの最強刀。

 でも今頃ワインのんでる金儲けて、儲けた分だけ糞と精子を垂れ流す白人どもか黒人……は、ハリウッドの中だけか、中東野郎のアラブ系が妖しい、金持ちの間で裏取引されてんじゃね。

 もう錆びてて折れてるんんじゃね?ww

 あいつらに刀の手入れできると思わんし、誰かが雇ったら動画サイトに【こいつんちにありますよwwww】って、暴露ようとんまーが出没してそww

 他には~SITIHOUKEN

 魔挿ゲイ掘る具!

 グングニル

 ただのおっさんのヤリ・ロンギヌス。

 これら全て前世でいけてる武器伝説! って言われたもの、

 俺の股間だって、いつかそう呼ばれるんだぜ?

 ……おそらく……一年後くらいに!

 しゃぶっておけよ、みんなから羨ましがられるぜ?

 おおっと、この最先端技術世界終焉の英知で性病完治してからな雌奴隷」

 

「アホ、未来がないつってんだろが!

 今時性欲なんざ時代錯誤なんだよ!

 時代は殺戮だぼけ!

 性欲なんざ消費されるだけのアイディアとおなじ。

 小説家になりたくない青田刈りの玩具にされて仕事退職してこの世界に飛び込んだのに、二回アニメと劇場とコミカライズしたら、はいさようなら。

 もっかいなりたくないで有名になってね。

 使ってやる……(グロウンコナイジェリ―の略奪強姦殺人集団の言葉より抜粋」



「……」



「そもそもよ、いつ星ごと爆発すっかもなご時世に一年後?

 何寝ぼけてんだお前は。

 星が存在してないじゃん。

 時間の流れとユニバース舐めんなよ?

 もう終わるかもしれんのに

 終るのに。

 その星の絶対君主としてあたいはエルムを使って覇権国家名乗って死にたいの。

 わかるかDTエターナルマン。

 おめぇのしゃぶれ?

 か~~~~~~~、ぺっ、この中指を二本お前のケツのフラワーガーデンに突っ込んで、ゆっくり避けるまで左右にひっぱってやる。

 それくらいはしてやるから、あたいの為に全世界を敵に回して、大将首を切り落としてこい!

 つまり今はその証明戦だ!

 いけ!」


「な、なんだとぉ~?」


 さすがの蒼紅さんも、本当に使い道ないんだろうか。

 と、ズボンの中のかわいいぶらんこり!ラブらきゅ~とな、『インゲン』を眺めていると。

 そったら、このメスガキが――



「なぁ、時々眺めてほっこりしてるけどさ、

 それ使用される事あるの?

 小便する以外に?」


「おい、お前言葉のコンプライアンス考えろよ!

 今ぴゅあ系男子の、いっちゃん大切な『心』を悪霊に操られた少女みたいに、自分の人形を踏みにじって破壊するかの如く超踏みにじったぞ!

 土足で!

 踵で!

 顔を飛び降りる為のドアをみたまま、何の感慨もなく!」


「いや、だって、全然興味ないけど。

 蒼紅ってさ、

 星の最後の、

 一応最強の世界最後の勇者でしょ?

 どっちにしろ滅びるなら、

 みんな最後は贅沢して、

 女はFァックしてから死に絶えようぜ?

 が、この腐った世界を覆うスローガン。

 なのに、

 救世の勇者が現れた。

 もしかしたら、みんな助かる未来エンドが、

 9999那由多9千兆回の中に1回くらいあるかも!

 な、確率だろ?

 でも、こういうのって歴史を紐解けば、

 最後の勇者によって少しの生命が残って幸せの世界がやってくる。

 二度と争いは、

 この島を呪われた島と呼ぶ者はもういない……

 的な?

 もう戦争は起こらなかった……

 で、終わるのがお約束でしょ?」


「……」


「だったら、勇者は最後死ぬのがセオリーでしょ?」


「え!?」


「え!?じゃねえよ!

 そんくらい覚悟しとけよボケナス。

 ここもはやディストピア!

 だったら、ソレ、そのポークビーンズ。

 女子のボルぼるチ〇=膣〇子供部屋まで届くの?

 ねぇ、本当に色々それで届くと思ってるの?

 もう勇者の血筋は残さないでいいって世界じゃん? 終るなら。

 黒土人かチャド人隣の糞共民にも勝てない租チンで、

入り口近くを道路封鎖するしかできねぇ汚ベニス燐っていっとけ!

 終焉ってそういうことっしょ?

 世界も終わってる。

 星も終わってる。

 デコイ、じゃ、インパクトねーか。

 生命体も終わってる。

 勇者も終わってる。

 特にぶらぶらが一番終わってる。

 チッサ! 

 ならもう、

 まともに使用できない、

 粗チンポコさんでごめんなさい。

 通称・ミニたんオンしたぉ勇者爆誕、っで、いいんじゃない?」


「……」


 さっきから蒼紅さんは黙っていた。



 問われる言葉は幼女の戯言。

 メスガキの戯言、

 ゆえに我が憤る必要はない。

 放っておこう。

 だから自動開閉機能で耳をパタンとしめた。

 しめてるのに、

 ええ、この子ら思念で話をします。

 ――動物かよ……

 あ、自分も思念で話してる。

 動物だ。

 しかもリリキャルは猫耳型頭の上。

 動物デコイか。


 蒼紅さんも溜息です。

 彼は寡黙でクールに徹した。


 綺麗なお姉さんダンサーコスの巫女らと通り過ぎれば、


『きゃー、長老様といるってことは、あの人が勇者さまー』


 黄色い声だった。


 黙っていれば、このまま糞餓鬼無視してお姉さまとイチャコラできる関係もなしにはあらず。それが分かって、唯一の心のよりどころにしてもう黙った。


 で――


「拳のグローブしっかり嵌めとけよ。あとブーツもな」

「おう」


 突然リリキャル真面目な助言。

 つまり、試しでスパーリングが――。

 あれ、この感覚なんか懐かしいな。

 気づいてら白い布でテーピングを拳に自分で巻いていて。

 あれ、これ、ドっから出てきた?

 記憶が――

 


『――おええええええええええええええええええええええええええええええええ!』



「ギャアア、ばっちゃ、こいつまた吐いた!

 ヘドロとかいうやつ、ぐぇ、狭い通路で、

 くっせぇ、うっぷぇ!」


 リリキャル、人のモンジャリバース見て絶叫。


「ダメじゃリリキャル、それを見るな、吸うな、感じるな!」

 婆も絶叫。

 だが、


「うおえええええええええええええええええええええええ!」


 吐いたのは俺じゃねぇ!


 守衛さんたちと周囲のメカニック野郎みたいな連中がいるんだけど、というのはすぐそこで通路が終わって赤い燃えるような広場が見えてる最中、まだ旅の途中、で、悪臭が広がりみんなに伝播。

 つまり、リバースが、コールリバースになって、リバース不倫ファンタジーで。



 おえええええええええええええええええええええええええええええええええええ。



 で、婆、遂にお前もか。



「おええええええええええええええええええええ!」



 それ見てリリキャル。

「嫌だ、もう嫌だ、助けてダーリン!

 私まだ死にたくない、死にたくない、しかもこんな奴のゲロの臭いで殺されたくな――」


 と、何の演技か。

 リリキャルが殺される系ホラー映画のサブヒロインみたいな台詞吐いて、


「――おっえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」


 ――おおっと、ついにリリキャル選手我慢の限界だあああああああああああああああああああ!

 た~~~~~~~~~~っぷりと黄色いクリームシチューものを、吐きだしたああああああああああああ!



 ああ、おまえもかリリキャル!



「はは、わりっ、リリ助。俺のせいだこれw めんご」

「ぶっころす! そうだよお前のせいだ!……うっ、」


 ――俺もノリで、ホラー映画の殺される男サイドの台詞言って――


「応よ! じゃ、諦めて、さん、はい!」


『お、っええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ』



 二人でダブルで一緒に吐いた。



 ――リリ助のは、きっとカレーだな。

 きっつい胃液臭だ。


 たぶん鼻の奥に胃液と鼻水と唾液(1キス=細菌1億以上交互に交換説有)フルシェイクされて――ツン、と、耐えがたい胃液の痛みと相乗効果のカレーで、喉チンコは――めっためたで――ぼっこぼこ――の、はず。


 俺はというと、

 成れたもんで、


「おええええええええええええええええええ!」


 泥と一緒に淡々と吐いた。

 何故かすんなり心が対応している。


 すっきりだ。


 のどに刺さった魚の骨が一週間ぶりにとれた。

 そんな心境で、すっきりだ。


 ゲロも、さっきのリリ助の台詞も。

 だから『おう』等と言えたのだ。



 そしてみんなで、具著味噌チャーハンいろどり多めで床にぶちまけてから。


「よし、これくらいでええじゃろ、無影さん、りりさん、後で掃除してもらお、さ、ゆくぞよ」


 ばあちゃん意外と強い。

 ゲロってるみんなを率いて歩き始めた。

 弱った衛兵。

 ゲロって涙と鼻水涎塗れ。

 そこはいい。

 巫女もおっさん兵もメスガキも、そういう顔は嫌いじゃない。

 

 でも口と鼻から漏れてるのはカレー味の何かと胃液だ。

 ――全員の食事配給内容が判る!


 ――くっせ……


 そうは思ったが、こっちもヘドロ臭いので。


 たぶん、まだ見ぬヒロインがいたとして、

 ここで出くわし、

 婆が『この者が勇者様の嫁じゃ、運命の嫁じゃ!』

 と、紹介されて、

 運命のチューをするフラグイベント立っても、

 きっと無視されて。



 ――くっさ!――



 とか言われて通過されてしまうだろう。

 ツンデレ系なら必ずだ。


 この状況で打破できるのは地雷系ヤンデレ女子だろうか。


 まぁ、それは特殊例としても、だ。

 脳みそ正常の子なら無視されて恋愛フラグも折れてしまうだろう。


 フラグクラッシャー状態だ!


 ――頭がぼーっとする。

 何か考えてたのに――


 なので彼は気を取り直し、

 軽く腕を回しながら歩けば、階下からあわただしく白い服装の兵士が通過していく。

 その様子、まさに宇宙人と対面してきます、みたいなNASAの意味なし防護服、映画で余裕で宇宙人に寄生されます系な衣装――

 たぶん清掃員だろう、がどんどん駆けあがっていく。


 ――ごめんなさい、全部僕のせいです。

 みんな空腹になってます――


 そんな事を考えつつ、通路の先端はやがて階段へ。

 上下の螺旋階段だが、蒼紅らが向かうのは地下らしい。

 婆長老に率いられ、長い長い螺旋階段で地下へ行く。


 一体いつまで下りたんだろうとおもいはじめ、

 皆無言で歩き続け、


『こいつら俺を地獄にまでつれていくんじゃなかろうか』


 さっきのゲロと貰いゲロ集団テロの仕返しか?

 嫌がらせか、と思い始めた頃だ。

 ようやくだ、遥か地下で小さな明かりが見えた。


 遂に辿り着いた、そこは――地下世界だった。


 円形のエントランス。

 入口は一つ。

 でも扉の左右には衛兵。

 婆の合図で扉が開かれ、


 でも通路に入るとすぐ横へ曲がる。


 左右には超強力な電磁バリア的な柵格子が同様に設置。

 さらに何かの鉱石の柵格子。

 つまり二段構えでの牢屋にしかみえやしない通路が用意されている。


 それが先の先まで通路の左右に牢獄が展開して――

 ――なにかいるわ、これ。

 蒼紅も察知してるのだが。

 暗すぎて見えない。

 バフ能力かユニークスキルの副産物で闇でも見えるようにしといてくれよ!

 と、女神に悪態つくが、


 ――あ、そうか女神が全部奪いやがったんだ。

 改めて考えてみると、糞みてえな女神だ!


 と、悪態と恨みを抱き始めちゃうぴゅあボーイの思考が闇堕ちする寸前――



「あ、ちょっと長老!

 ここに戦闘無関係者は困りますよ!」



 と、若いお兄さんの声がした。


 みれば、火花を散らす工房?

 的なものが通路の途中にあって、

 周囲真っ赤。

 溶岩まで流れている。


 ――え、ドンだけ降りたの俺たち!


 そこで先の発言者らしきお兄さんが現れた。


 だから、


「おええええええええええええええええええええええええええええ!」』


「うわあああああああああああああ、

 何じゃこの人おおおおおおおおおおおおおお!

 ぎいいやあああああああああああああ、

 吐いてる、吐いてる、吐いてる、吐いてる、

 コロナか、ペストかエボラってる出血熱にかかってないか、なんだ、こいつ、ちょっと長老、ここに病気持ち連れ込まないでください!

 ここ全滅したら、敵の新型殺戮兵器――DO・KU・GA・SU――に対抗できる悪臭防御構築ルーム的な場所が一つ消える事になるんですから!」


「うむ、救世主様だからよし!」

「は、え、このゲロの人が???」

「てか、ゲロの一つも耐えられんのに毒ガス防護作成しとるんかい?」


「え、ええ、最初はうんちの臭いから耐えられるように設定してまして。

 どこぞの国が戦争で使われ被害甚大で、あの国は悪魔の所業だ!とかいって、別の戦争でどの口が言ったで、枯葉剤投下。ナノにバチボコに相手国に叩かれまくって、ぼろ負けした大国の如しですよ!」



 メカニックらしきお兄さん。

 年のころ20代前後か。


「おえ、すまん、くそ、これでまた完全に記憶が消えた。

 きっとさっきも凄いヒントを得るはずだったのに、いきなりゲロで救世主様の一年後豹変も、忘れてしまった。こんにちは救世主です」


「救世主はゲロをぶっぱしてから、話すんかい!」


 共に挨拶ができた。

 記憶も何かまた消えたが。

 まぁ、いい。

 どうせ大した話じゃないだろう。


 そう思って、目の前で戦慄してる、

 貰いゲロを封じた男を見る。



 額にゴーグルかけた、この異世界で初めて見る黒髪の男性。

 中肉中背、いや、ちょっと良い鍛え方をしている。

 作業着ズボンと前掛けから、かなり高温度の世界で堪えられる作業用のツナギとかの部類だろう。

 ブーツも縛られてるが、でかい!

 巨大なミトンみたいな手袋もだ。


 ただ、一つ蒼紅も見抜く。


 

 ――こいつ、ただもんじゃないな。



 筋トレではなく戦いで培った筋肉。

 たぶん体術系が出来るタイプ。

 この時代で?

 しかもかなりのハイレベル。

 この時代で?


 つまり、そこらの輩と違う、異質を感じさせる男だと直感。


 蒼紅はそう認識した。

 のだが、

 彼の成りはメカニック。



 ――なぜ?



 そう思ってしまう。

 喉に変な赤いベルト――チョーカー発声機の小型版を設置。

 遠くから見てネクタイしてる人間は全員――家畜の証、奴隷の鎖ですよ社員さん?

 と、伝えられる前世だが。


 ここでこういうのを見ると長老に飼われた犬。

 つまり犬の赤い首輪。


 黒髪は前髪から腰まで伸ばして、

 シャンプーで洗ってない系、

 シックスパック余裕だろう肩幅や恰幅、

 大胸筋で弾丸はじき返そうな、

 でも細身にも見えるメカニックマッチョなお兄さんだ、

 それが話しかけてきた。


 特筆すべきはテレパスで会話を周囲に飛ばしてきたことだろう。

 腰には工具道具一式。

 ドライバーやらトンカチやら。

 背中には蒸気か何かのバックパック。

 酸素呼吸用かもしれない。

 どうにも古臭い装備の入った作業道具を腰に装着した、

 灰色ツナギのお兄さん。


「お前さんかいネオ。相変わらず髪の毛がながいのぉ、いつかベルトコンベアに挟まれ、髪ごと顔面潰されるぞい」


「はっはっは、長老、いっつ、ユニークwww」


「ほ、笑うどころではないぞ。

 こやつじゃ。

 みろ、お前も期待してたマジもんの人種。

 そして伝承のモノ。

 お前さんも長年待ち続けたほんまもんの救世主様登場じゃぞ」

「え?」


「紹介しておくの、

 おい、作業中の皆、きくがよい!

 儂、長老アイカ・エルム・マルビティアプラの名において宣誓する。

 この者こそ、遥か何億もの旧時代の年月より予言されていた、

 終焉世界、星の寿命終わるとき、天より与えられし、

 聖子――勇者・蒼紅の無影様じゃ!」



 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!



 と、大喝采。


 ――悪くない。

 悪くないよ。

 これが勇者の扱いだ。

 どっかのメスガキやら城門の基地害キャプテンらを見続けて、

 ちょっと異世界に幻滅してたが。



 ――これだよ、現場叩き上げは違う。

 皆、俺を受け入れてくれている。



 蒼紅は目を閉ざして笑顔で両手を挙げて、喝采を受ける。

 背後で雌豚が、「けっ、」と唾を吐くが、知らん!


「無影!」

「無影!」

「無影様!」


 ――おいおい、女子もいるのかここ。


【センキュ!】


 と、軽く挨拶マジ喝采こんにちは!


 そして大喝采のなか婆の言葉。



「もう儂らエルムの勝利確定エンド!ですじゃ!」



「え、遂にきたんですか。

 伝承は本当だったのか」


 そこで俺が完成の中、かっこよくふりかえっちゃう。


「ふふ、驚いたかいメカニックボーイ! ガールズ!

 俺が救世主で終焉世界の革命児・宇宙の星々の決まり事、最後は超新星爆発――を回避して、超新星爆発の狼と呼ばれるビックバンアタックで、敵を屠る! 星の誕生にまで星の生命力ライフストリップを初期状態に戻せる、もう無敵のつよつよ勇者蒼紅の無影だ! よろしこ!」


 ――何か人生で大喝采浴びたの始めてなきがしたから。

 あ、この世界で。

 ちょっと皆の前でぶいぶい言わせたい!


 それに気を悪くしないメカニックもさすがだ。


「ああ、よろしこ。

 凄いな、本当に俺たちの生きる時代に神の使い降臨か。

 確か伝説では――

『その野郎、

 青ケツに異国の衣纏いて、

 金色に近いゲロの中に降り立つべし――

 くそ、伝承は本当だった!

 女々しい野郎共は、僕の代わりにしっかり見ておいておくれ。

 女神とかの神託で聞かされた、

 この世を救う神子? かみこ? しんじくん?

 いやあ、遂にこの時がまた来たか、

 前は途中で逢えなくて、

 そのまま全滅コロリだったからさ」



「は?」



「過去と現在、そして未来を集中に収めて現世とせよ。

 モス婆とイア爺の口伝は今ここに急速に集い始めた。

 悲しむはまだここではない。

 君は君であって君ではないという事だね!

 わかるよ!」


「ごめん、ありがとう。でもやっぱごめん、何言ってるかナノ単位レベルの極小世界に陥っても理解ができない」


「あっはっは、いずれ過去の君が現世に追いつき未来の君が今になって過去になる!って事さ!

 簡単だろ?」


「いや、ぜんぜん……」


「あ、はっは、イッツユニーク!

 あ、この場で僕と君が出会うのは、

 69454507211919回目だったよね。

 いやぁ、何度も出会いと別れを繰り返すと、

 さすがの僕も色々わからなくなるからさ――あははははは」


 そこで、

 理解完了。



 ――はい、基地害。

 マジもんの基地外!



 おっとしっけい、気が触れてるお兄さんだった。

 この世界にまともな奴はいない。

 俺の名前を大喝采してる時点で全員頭おかしい。

 もう習ったはずなのに……

 それをまた失念してた俺が悪い!


 だからかな、

 どんなクズメスガキでも心を保つためなら、

 俺も容赦ないらしい……


「……おい、リリ助」

「なんだ、デコ助。

 最近さ、サー・イエス・マザー・サー!が無くなってるぞ」


「うん、知るかボケ、立場は俺が上になった。イエス・ファザー!イエス!。今度からは無影さんとか蒼紅さんの後に、お前がそういえ。

 言わないと、お前の部隊が豚ゴリラに襲われてご〇姦される最中、助けて勇者様!言うても、町ですれ違っても、おはようこんにちはこんばんはたすけにきたよさようなら! 絶対にしてやんねーかんな!

 実力差と俺の存在価値を覚えておけ!」


「……」


「それよりこのお兄さんだ――」


「あ?」


「あ? だと?

 態度悪いね女子なのに君。

 ぜってぇ、お前だけ助けねぇ。お前の彼氏とラブラブしてて、連中襲ってきて、お前だけ目の前でG●姦されて、取っ捕まった彼氏の目の前で超過激なNTRS●Xされて、彼氏が絶叫しながらぼっき、で絶勃して泣きながら、僕ペニス燐今涎中。だったとしても、助けねぇで、俺はお前の頭上を何も知らないフリーダムやろうになって、キラキラしながら戦闘か戦いして、お前は最後白濁入港のペンキの中で、妹の携帯を胸に泣――いや、殺されて転がる彼氏の顔面でもだいて、泣け」


「え、あ、はい、今までの御配慮感謝します。

 あたいは、ワタシは、いつまでも蒼紅様の奴隷です。

 勘弁してください」

 

「おK、ざまぁ、できたので、よしとする。

 続けろ。

 ただし溜め口でだ。

 出自の違いを味わい、位の高低を味わってなお、溜め口にしないといけないギャップを楽しませながら続けたい。続けろ」


 まさに神かかった変容を見せる元ナナシ。

 彼はこのメスガキにすら恩寵を与えたのだ。


「イエスゴッドファザーイエス……鬼野郎め、心の底から腐ってやがる。

 早すぎたんだ、降臨が。

 でも、えと、こほん。

 おちつけあたい。

 ――そっとしておいてやれ、

 えっと、ついでにゴッドファザーも、彼についてはそっとしておいてやれ。

 こいつも門番の軍曹と同じような経験があるらしい。

 何か過去にひでーことがあって、

 脳がぶっとんでて夢世界を見ている系だ。

 初対面でも平然と友達風になれなれしく、

 腕は確かなんだが、

 戦争武具系の話以外はダメだ。

 会話にならない。

 過去に出会った似てる人と重ね合わせてるらしく、

【久しぶり~7億回の出会いだ】

 っとか、なるらしい。

 医学薬学のプロフェッショナルみんなの診断結果で一致。

 だからみんな言葉を合わせる、お前も過酷な人生を歩んだ先輩の為に、な?

 わかるだろ? 言わせるなよ恥ずかしい」

「ある程度合わせろね。了解」

「おK。でも知識凄いんだ、皆から先生と呼ばれるほど」



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