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楽な道

 楽な道なんてないのだよ。物事、特に自分のレベルアップにおいては。近道なんて存在しない。

コツを掴むことでスイスイと先に進むことができる。しかし、基本ができているかどうかに分かれてしまうのだ。

何事に置いても、時間をかけること。いや、どうしたって時間はかかるのだ。それを0にはできない。

コストがかかる。0にはできない。しかし、抑えることはできる。熟知していれば。そして熟知にもコストがかかるもの。どうしたって、コストから逃れることはできないのである。

 最初はぎこちなくとも、互いに時間を掛けていけば、相手に甘えることができるだろう。

すぐにそのような仲になるわけないだろう。それと同じことである。長いか短いかの違いでしかないのだが。

 犬のように甘えてくるのもいれば、ネコのようにそっけないのもいる。しかしどちらも、相手を信頼しているからこそ、できるものだろう。 

 夢の中でなら、互いに甘えられるかもしれないが。それは誰も知る由も無いことだ。

 失態をすることは誰にでもある。しかし、それをどうリカバリーしていくか。それが重要なのではないだろうか。

 長い歳月がかかるとしても、信用を重ねていく。そのことに時間を費やしていけばいい。言うのは簡単だが実行するのは難しいものでもある。しかし、リターンは大きいだろう。信頼できる人物として、良い評判が得られるのだから。それを得ることは楽な道ではないのだから。

 価値観というのは人それぞれ異なるもの。自分の価値観のみが正しいのだと思い込んではならない。それを崩されてしまえばどうなるのか。しなりを欠いた強固さは折れるだけの未来が待っているだけ。再構築には時間がかかるものである。

 誰かと友情を育むのも時間はかかるもの。相手の話を聞き、自分も適度に話していく。一方的では無いのだから。

 幸せになるためにも時間がかかるものである。特に実感していくには。最初は短い時間を要する。

しかし、目標は立てられるだろう。一歩を躊躇うか。一歩を踏むかの違いになるのだが。

 魅力的な人物というのは、自分を磨き続けた先にあるもの。それにも時間がかかる。原石を削り、磨いていくように。自分の長所。それを見つけ、磨き続けた先にあるのだ。元がどんな人物かに関わりなく。その歩みが地味なものであったとしても。

 継続は力なり。続けていくことで、力が付いていく。実力も。少しずつ。何事においても同じく。やがては最初よりも驚くほど見違えてくるのだろう。

 楽な道なんていうのは、存在しないもの。何かしらの苦労がある。付きまとうようにして。だが、それを越えた先にあるものに目を向けていけばいい。

 甘えることも、失態をリカバリーすることも、友情を育てることも、魅力的な人物になることも、幸せになるのも、何事においても、時間やコストはかかるものである。

 その中でも、信用を重ねていく。信用が無ければどうなるのか。友人は薄い者ばかりになるだろう。どこか胡散臭くも感じられるかもしれない。リカバリーするための方法を知ることが難しくなる。信頼できない者に甘えたいと思う人はいるだろうか。身を任せてもいいと思えるだろうか。

 犬のように動物というのは本能で生きている。人間は理性で生きている。理性を働かせることによって判断していくことができるものである。狭い道だとしても、歩んでいくならば、相応のリターンが待っているものであるのだからーー。



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