表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/38

第13話 協力者


「いやー、アンナさん、ちっとも変わってないね。」


ルシアン様が言った。


「はじめまして、のフリをしちゃったけど、実は昔に会っているんだ。」


ーー驚いた。


いったい、いつ会っていたのだろう。一生懸命、記憶をたどる。でも、残念ながら思い出せなかった。


「申し訳ございません、ルシアン様。いつ、お会いしたのでしょう?」


「あ、アンナさんは覚えていなくて当然だよ。

ほら、昔、近所の子ども達をお城に呼んで遊ばせてくれたでしょ。あの中に、僕がいたんだ。」


「えっ、そうだったんですね!」


ルシアン様を忘れていたわけではないことにまず、安堵した。


そして、幼いリリア様が、脳裏に浮かんで、懐かしい気持ちになった。


「そうそう。あの時は楽しかったなあ。」

「僕だけでなく、アルベールもいたんだよ。……そう、あの頃から、アルベールは、リリア様にゾッコンだったな。」


「じゃあ、リリア様も、お二人をご存知なのでしょうか?」


「知らないと思うよ。ご挨拶した時も、はじめましてな感じだったし。」

「あの時、僕は男の子と走り回っていた。

アルベールは、リリア様を、木の陰からこっそり見ていたんだ。」


情けないよなー、とルシアン様は言う。


「で、今まで、近づけるチャンスを狙っていたんだよ、あいつ。

いいヤツだし、すごく一途だから、報われてほしいな。」


「……そうでしたか。私も、アルベール様は良いと思います。リリア様と仲良くできそうです。」


「じゃあ、二人の為に、僕達協力しない?」


ルシアン様が言った。


「もちろんです、ルシアン様。ぜったい二人に幸せになってもらいましょう!!」


私達は、ガッシリと握手をかわした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ