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第12話 ナイスアシスト
昼食の支度の時間になり、料理長はしぶしぶ厨房へ戻っていった。
「そうだ、アルベール。東の国から、まためずらしい花が届いたって言ってなかったか?」
ルシアン様が言った。
「そうでした。……リリア様、よろしければ、今から見にいきませんか?」
アルベール様が提案される。
「まあっ!それは、是非見せていただきたいです。……アンナ、いいわよね?」
「はい、よろしいですよ。リリア様。」
私はすぐに同意した。
「僕は、ガストン料理長と、もう少しお話したいな。えーっと、アンナさん、でいいかな?厨房まで案内してくれないかな?」
ルシアン様が、私に目配せしながら言う。
「もちろんです、ルシアン様。
リリア様、よろしいですか?」
「ええ。では、アルベール様、お庭にまいりましょう。」
リリア様が立ち上がる。
お花を、早く見たくてウズウズしているようだ。
ーーこれは、願ってもないチャンスだわ。
二人きりで、お花のお話をすれば、きっと仲が深まるはず……!
ルシアン様、ありがとうございます!!
私は、ナイスアシストをしてくれた、ルシアン様に心の中で感謝した。




