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おせわがかり

ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ


青い空にかわいく響くのはひよこの鳴き声、ではなく。


「み~ちゅけた~」


何をって?テディさん(行き倒れ)ですよ。

衝撃のファーストコンタクト以来、かなりの頻度で発見するようになった。

視線が低いから、地面に落ちて、いやいや、転がって、じゃなくて、倒れてるのにすぐ気づくのだ。

見つける度に防犯ブザーを鳴らしたもんだからそれにキレたジンさんとアルベルトさん(魔王様)に渡されたのが新しい魔道具、ピヨピヨブザーである。

テディさん(行き倒れ)を見つけたら起動させる、そうすると手の空いてる人が回収に来るのだ。

これでもう何回目かは覚えてない。10回を越えてから数えるのを止めたから。

隣に座って、ウサギさんリュックからドライフルーツたっぷりのパウンドケーキを取り出し鼻先にかざすと目を覚ます。


「テディしゃんおきたー?」


「美味しい匂い…」


ムクリと起き上がったテディさんに半分に割ったパウンドケーキを渡して一緒に食べる。うん、今日も美味しい。さすがイワンさん。

テディさんにあげるのを見越して、いつもちょっぴり多目に持ち歩いてるスイーツだけど、全部はあげない。

何故ならお腹いっぱいになったら今度は普通に寝るというなんとも邪魔くさ、いやいや、面倒くさ、じゃなくて、素直なお人だからだ。

ん?どれでも一緒だって?ソンナコトナイヨ。

水筒の牛乳を飲みながらのんびりとお迎えを待つ。

ちなみに今回は研究所の中庭で発見した。

中庭には遊歩道や花壇、ベンチもあるし、花の咲く木や低木も植わってる。

その綺麗に整えられた低木の裏側で行き倒れてるのを見つけた。

う~ん。それにしても毎度懲りない人だなぁ。

あれだけ食べてるのにすぐにエネルギー切れになるってことは、摂取カロリーと消費カロリーが釣り合ってないのかな。

だったら、携帯食を改良してカロリーの高い物を作ればいいのでは?

改良がうまくいけば、少なくともそこらで行き倒れる奇行は改善できるかも。

うん、これは研究の余地ありじゃないかしらん。

いや、決して美味しいものが食べたいからって訳ではナイデスヨ。

お世話になってる人達の役にたてるかもしれないんだから、みんなのために頑張りますとも!

よし。イワンさんとアルベルトさんに相談してみよう。

…ところでお迎え遅いな。おやつ無くなっちゃうよ。



餌付け係とも言います

小学生の頃は学校で鶏を育ててましたが、今はどうなんでしょうね

魚やウサギなんかもポピュラーでしょうか

皆様は飼育係の経験はありますか?

本日もお越しくださる皆様に感謝します


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