センサーはつどう!
誤字報告ありがとうございます!
シナモンだとう!?
「あれ? ノア君シナモン知ってるんすか?」
「ぼくのちってるのと、おにゃじかわかんないけど、もしそうなら、スイーツがつくれましゅ!」
そう答えるやいなや
「新しいスイーツはどこだ!?」
「うおお! ビビったっす!」
はいイワンさんいらっしゃ~い! 閻魔様のお仕置きを経験してるヘンリーさんはイワンさんの登場に飛び上がって驚いている。ちょっと浮いてたな。ぷくく。いやそれよりも、イワンさんが来たということはつまり、スイーツセンサーが発動したということ! ならコレはもう確定だね! センサーのことを知ってるアルベルトさんもにわかに浮足立ってる。
「ノアちゃん、新しいスイーツが出来るってこと?」
「どんなスイーツなんだ!?」
「シナモンはスパイしゅでしゅ。おいちいかおりのスイーツができましゅ!」
「スパイス? って、そういやお前らここで何してるんだ」
「ノアがサシェを作るっていうから、参考になるようにヘンリーの話を聞いていたんだ。これでもこいつは花壇部門のチーフだからな」
「ヘンリーがチーフだってか。にわかには信じられんな」
「ちょっ、本当っすよ! 信じてくださいっす!」
テオバルトさんの説明を聞いたイワンさんはスン顔でヘンリーさんを見やる。うん、僕も同じこと思ったよ。
「話の腰を折って申し訳ないけど、先にシナモンのスイーツについて聞かせてほしいわ」
「はいはい! 俺も聞きたいっす!」
ギラリと目を光らせるアルベルトさんに同調してヘンリーさんもずいっと身を乗り出す。
「それもそうだな! ってお前らそれでいいのか?」
「「「勿論!」」」
『教えて! ヘンリー先生!』 からまさかの展開だわ。嬉しい誤算だけどね!
まずは現物を確認させてもらおうかな。話はそれからだ。
「ヘンリーしゃん、シナモンいまありゅ?」
「勿論あるっす!」
ヘンリーさんがリュックから取り出したのは小さな木箱。受け取って開けると、見慣れたスティック状のものが入っている。すん、と匂いを嗅ぐとあの独特な香りがした。僕はこれを使った美味しいスイーツが出来るのを知ってるけど、初見のアルベルトさんとイワンさんは複雑そうな顔をしている。そんな二人をみてテオバルトさんは苦笑している。
「なんて言うか、表現の難しい香りね」
「確かに美味そうな匂いではないな」
「まあ、樹の皮だからな」
「でもノア君ならこれで美味いモンが作れるんっすよね?」
ヘンリーさんの言葉に皆の視線が一気に僕に集まる。ふふん、勿論できます! 皆の期待に応えましょう! シナモンを堪能できるスイーツ、それは!
「シナモンロールでしゅ!」
前回はお休みをいただき申し訳ございませんでした
今日も読んでくださる皆様に感謝いたします
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