おしえて!ヘンリーせんせい!3
「とは言っても、花の香りの効果にそんなに細かい違いなんてないっすけどね!」
「ないんかい!」
あっけらかんと言い放つヘンリーさんに思わず突っ込んでしまった。
いやでも、そう言いたくもなるでしょ?
「あはは! ノア君ノリいいっすね!」
「いやあ~しょれほどでも~」
じゃなくて!
「薬と似たようなもんっすよ。薬ってのは痛みの元を治す・痛みを抑えるもんっすよね。何百、何千と薬はあるけど、結局はその二つに行きつくっすよね」
「まあ、それはそうだけど」
ヘンリーさんの言い分にアルベルトさんは苦笑している。
「花もそうっすよ。リラックスできる・リフレッシュできる。花の香りの効果はこの二つっす。リラックスできれば安眠できる。安眠できれば疲労も回復する。リフレッシュできれば気分が上がってポジティブになるし、集中力も上がる。いや、戻るって言うべきっすかね。つまり色んな効果があるって言われてるのは、リラックス・リフレッシュできるからこその副次的な効果ってことっす」
ああ、なるほど。そう言われると納得できるわ。
「もうひとつ言えば、花の種類によって効果が変わるんじゃなくて、個人の好みで変わるってとこっすね」
「ほえ~。なりゅほど」
って、ヘンリーさん!貴方この前は香り重視か効果重視かって話したじゃないのさ!何この手のひら返し!
「アハハ!細かいことは気にしない方向でおなしゃす!」
ええ~……。思わずスン顔になる僕をなだめるようにテオバルトさんが言った。
「こういう奴なんだよ」
……さいですか。
「どうせ効果が同じなら、香り重視の方向でいく方がバザーには向いてると思うんすよね」
「アタシもヘンリーの言う通りだと思うわ。たくさんある中から好きな香りの物を選ぶ方が楽しいと思うわ。特に乙女はね」
「俺も種類豊富な方が楽しいし嬉しいと思う」
「ぼくも!」
スイーツもそうだよね!たくさんある中から選ぶのが楽しいんだよね!ん?なんか違うって?細かいことは気にしない方向でおなしゃす。
「それなら甘い香り枠として、花の香り、果物の香りの二種類。さっぱり系の香り枠なら柑橘系の香り、ハーブ系の香り、樹木系の香りの三種類にして、あとは珍しい枠でスパイス系はどうっすかね」
「「「スパイス系?」」」
「アロマ界隈で最近注目され始めたんで目新しさあっていいと思うんすよね。初心者っていうか、取っ掛かりとしておすすめなのが胡椒と生姜、それとシナモンっすかね」
「シナモン!?」
シナモン!?シナモン!?シナモンンンンン!?
やっとこさシナモンの登場…!
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